「ハースストーン」の開発だより – 2018年9月19日

「ハースストーン」の開発だより – 2018年9月19日

概略

「ハースストーン」初の開発だよりが公開され、以下の内容が公表されました。

最新のメタ

メカメカ大作戦リリース後の環境は安定しており、多様なデッキタイプが存在するため良好な状態。

監視対象のカード(弱体化)

「含み笑う発明家」の採用率は非常に高いが、元々強いと想定して開発した。今のところ調整する予定はない。

ワイルドのバランス

多くの可能性があるワイルドに制限を設けることには否定的。ただし、「ナーガの海の魔女」のようなカードが出た場合は検討の余地がある。

クラシックカード4枚の追加

10月より以下のカードを追加する。クラフトも可能で、クラシックカードパックからも出るようになる。

MAGE__EX1_179_jaJP_Icicle.pngMAGE__EX1_180_jaJP_TomeofIntellect.pngWARLOCK__EX1_181_jaJP_CalloftheVoid.pngROGUE__EX1_182_jaJP_Pilfer.png

新規プレイヤー向けにランクを追加

ランク25より下に、ランク50~26を追加。現在のランク20未満と同様に、負けても星は無くならず、ランクに応じて報酬が貰える。このランクをスキップすることも可能。(報酬は貰えない)

New Player Ranks!ゲーム内大会機能

方向性を見失ったため、いったん白紙に。今後の計画は未定。

炉端の集い

毎月変わる炉端の喧嘩とは別に、酒場の主人(炉端主催者)がいくつか決まった中から酒場の喧嘩を選べるようになる

eスポーツ

10月11日~14日に、ロサンゼルスで2018HCT秋季選手権を開催。チケットはこちらから購入可能。

歓迎バンドル

必ず入手できるレジェンドカードが「クラスレジェンド」から「ドラゴン」に変更。既に歓迎バンドルを購入しているユーザーも、再度購入可能になる。

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ハロウェンドと新ヒーロー

10月17日から昨年も行ったハロウェンドイベントが開催。また、それに合わせて新ヒーロー「サー・マジウザ」を実装。

SpoOoOoOoOooooOooOooky!

 

 

(以下、公式より転載)

「ハースストーン」初の開発だよりへようこそ。ここでは今後の数ヶ月に「ハースストーン」にやって来るもの――つまりゲームのアップデートやイベント、eスポーツなどについて、さくっと説明していくぞ!

さあ、話すことがたくさんあるんだ。さっそく読み進めてみてくれ。

ゲームのアップデート

 

最新のメタ

「博士のメカメカ大作戦」のリリースから時間が経ち、メタゲームは安定してきているぞ。昨今では「奇数ウォリアー」、「奇数パラディン」、「トークンドルイド」、「テンポメイジ」、「挑発ドルイド」、「ズーウォーロック」、「クエストローグ」、「秘策ハンター」、「偶数パラディン」、「断末魔ハンター」、「偶数ウォーロック」といったデッキが活躍してるんだ。

これらのデッキが一歩抜きんでているものの、全てのクラスに強いデッキがある状態だ。例えば、「進化シャーマン」と「コンボプリースト」は健闘してるぞ。

総合的には、ランク戦の全レベル帯におけるデッキの多様性は良好で、満足が行くものだ。

監視対象のカード

「含み笑う発明家」は非常に人気が高く、とても多くのデッキに採用されている。開発チームは意図的に「含み笑う発明家」を強くしたんだ――強力な中立の挑発ミニオンの存在は、試合をより面白くしてくれる傾向があるからだ。過去の同様のカードには、「ヘドロゲッパー」や「タール・クリーパー」があった。この役割を担うためのカードはある程度強くなければその目的を果たせないんだが、何事にも程度というものはある。

今のところ「含み笑う発明家」のバランス調整を行う予定はないが、このカードの働きについては注意深く見守っている最中だ。あんたの意見も是非聞かせて欲しい。

ワイルドのバランス

ワイルドのプレイ環境に関しては、チーム内でも議論が続いてる状態だ。今のところ、ワイルドはある種、「パワーレベルが高く、手広いカードライブラリを備えたスタンダード」といった感じだ。ワイルドはその名の通り、対戦の序盤であっても、異様なほど強力なコンボが発動しうる程ワイルドな環境であるべきだろうか?ワイルドで単一の戦略が絶対優位に立つことは困難だ。強力な戦略が無数にあり、誰もが膨大な種類のツールを利用できるからな。だが、そうした強い戦略はあったほうがいいんだろうか?そのようなゲームプレイが可能なモードを求めるプレイヤーが一定数いることは、開発チームもちゃんとわかってる。

「ハースストーン」に複数のモードがあるのは、そういうワイルドな環境を求めるプレイヤーにも楽しんでもらうためだということを念頭に置くと、ワイルドに制限を掛け過ぎればデメリットにもなる。とはいえ、「ナーガの海の魔女」デッキのように人気になり過ぎ、相手にすると単に面白くないデッキも存在し得るわけだ。

あんたがワイルドに何を求めてるか、是非とも意見を聞かせてくれ。今のワイルドをどう思う?「ハースストーン」の将来において、ワイルドはどういう役割を持つべきだろう?

新登場のクラシックカード

あんたの「ハースストーン」歴がある程度長いんだったら、ハースストーン年度が新しくなる度、一部のカードがスタンダードフォーマットから除外されてきたのは知ってるよな。その中には、本来はずっとスタンダードフォーマットで使い続けられるはずの、クラシックセットのカードも含まれてたんだ。

それら、スタンダードから除外されたクラシックカードの中には、特定クラス専用のカードもあった。だが、クラシックセットに含まれる各クラスのカードは、だいたい同じ枚数であることが望ましいと開発チームは考えてる。そこで、枚数の差を埋めるために、4種類の完全新規カードが追加されることになったんだ。

クラシックセットに追加される新しいクラスカードを紹介するぞ。来月から、これらのカードを作成したり、クラシックパックから入手できるようになるからな。

MAGE__EX1_179_jaJP_Icicle.pngMAGE__EX1_180_jaJP_TomeofIntellect.pngWARLOCK__EX1_181_jaJP_CalloftheVoid.pngROGUE__EX1_182_jaJP_Pilfer.png

これらのカードは、「ハースストーン」を始めたばかりの新規プレイヤーを想定してデザインされてるぞ。こういうカードは直接的でわかりやすい効果じゃないとダメだが、同時にエキサイティングな瞬間も作り出せなきゃならない。プレイヤーが所持してないカードを見たり使ったりできるチャンスを提供できるものでもあるべきだ。なおかつ、未来のカードデザインを制限したり、問題を起こすほど強力ではない、というバランス感も重要なんだ(何しろ、これらのカードは2年経ったらスタンダードを卒業するってわけじゃないからな)。

今後に目を向けると、さらなるカードが「栄誉の殿堂」入りすることになりそうだ。またクラシックには、栄誉の殿堂入りした中立レジェンドカードの空けた穴がまだ残ってる。将来的に、新しいカードをクラシックセットに追加することを検討中なんだ。

新規プレイヤー向けの導入部の改善

たとえランク25ですら、酒場での試合は熾烈なもの足り得る。あんたが「ハースストーン」の初心者だったならなおさらだ。そこで、始めたばかりのプレイヤーがゲームに慣れるための場として、もう少し穏やかな環境が用意されているところなんだ。「ハースストーン」の酒場に来た新顔は、まずはこうした場で温かく出迎えられるようになるぞ。

New Player Ranks!

新規プレイヤーはランク50から開始する。ランク50から26は新規プレイヤーだけが利用でき、またランク25~20と同様、負けても星を失うことはない。プレイヤーが一度ランク25になると、もうこれ未満のランクに落ちることはない。これによって、新たに「ハースストーン」を始めたプレイヤーが酒場に慣れるための時間を十分に持てるようになると期待できる。また、初級者用ランクを上げていくにつれ、無料のギフトがいくつか入手できるようになる予定だ。熟練プレイヤーのあんたがアカウントを新しく作った場合、入門プレイヤー用のランクをスキップして、競技の前線に直行することも可能だ(ただしその場合、初級者用ランクを上げる道中で手に入る無料ギフトはもらえないからな!)。さわりはだいたいこんなところだ。さらなる詳細は今後発表するぞ!

ゲーム内大会機能に関する続報

今年の初め、「炉端の集い」やプライベートなイベントでの大会の開催を簡単にするための新機能を追加する、と発表しただろう。チームはこの機能の開発を進めていて、本来は今年中に実装される予定だった。しかし…申し訳ないんだが、「ゲーム内大会」機能については現在保留となってるんだ。この機会に理由を説明させてくれ。

開発チームには、「ハースストーン」の様々な機能を改善するための多くの計画があり、「ゲーム内大会」はソーシャル機能の重要な部分の一つだ。「ゲーム内大会」は多種多様なプレイヤー層に役立つはずの機能なんだが、開発中のこの機能は、非常に限定されたプレイヤー層向けの設計になっていた。「ハースストーン」を新しいステキな遊び方で充実させるものではなく、単に「付け足した」感じになってしまい、「ハースストーン」全体としっかり統合されていないものだったんだ。

妥協なく満足できて、全てのプレイヤーが楽しめるゲーム内大会機能の追加に取り掛かるためには、「ハースストーン」の全体的なソーシャル機能のどこをどのように改善するかを検討する必要があるという結論に至った。時に開発者は、満足に機能しない設計を避けるために難しい決断を下す必要がある。このまま完成させたとしても、みんなの期待に応えられるものにはならず、「ハースストーン」に求められる品質標準にも達しないだろう、という予想が立ってしまったんだ。

結果、今後「ゲーム内大会」の実装を再検討したい気持ちはあるものの、現時点において、この機能が実装される予定は白紙に戻ったということだ。

炉端の集い

「炉端の集い」に参加したことも、開催したこともない、だって?それは、友達と一緒に「ハースストーン」を楽しめる機会をみすみす見逃してるってことだ!炉端の集いに参加すれば――あんたの家で開くプライベートなイベントも含めて――ゲームがますます楽しくなるぞ。近場の炉端の集いに参加して、確かめてみなよ。

酒場の主人はもうすぐ、イベントに個性を加えるための新しいスパイスを使えるようになる。炉端の集いの名物と言えば、炉端の集いでだけ体験可能な各種の酒場の喧嘩、通称「炉端の喧嘩」だな。酒場の主人は、参加者に体験させられる喧嘩を、メニューから選べるようになるぞ。「炉端の喧嘩」は、毎月ローテーションで変わるもののほか、酒場の主人は喧嘩ライブラリから1つ選び、炉端の集い中に、常連客が遊べるようにできるものがあるんだ。

eスポーツ

2018年HCT秋季選手権は10月中旬に開催だ!ライブ配信で視聴するか、ロサンゼルスのBlizzardアリーナで生観戦しよう。

見るだけでもスリリングなイベントだが、現地に行けばお楽しみがさらに盛りだくさんだぞ!「ハースストーン」の開発スタッフと話したり、会場で大会に参加したり、「ハースストーン」やBlizzardアリーナなどのグッズを買ったり、参加するだけでカード裏面デザイン「勝利のスリル」を獲得できるんだ!

チケット購入はこちらから。席には限りがあるからな、売り切れになる前に急いで手に入れるんだ!

歓迎バンドル、復活!

ああ、その通り。別に歓迎バンドルは消えてない。だが、目を見張るような変化が加わったぞ!クラシックカードパック10個をお手頃価格で提供する、というのは変わらない(新しいクラシッククラスカードを手に入れたいなら、まさにお手頃だな)。だが、オマケにつくのが「ランダムなクラスレジェンドカード1枚」から、クラシックセットの6体のレジェンドドラゴン、すなわち「アレクストラーザ」、「デスウィング」、「マリゴス」、「ノズドルム」、「オニクシア」、「イセラ」のうち1体に変わったんだ!

DragonCardspread_jaJP.png

しかも、さらにいいニュースがある!ドラゴンよりもいいニュース、それはだな…あんたが以前に歓迎バンドルを購入済みだとしても、この新しいパックは購入できる、ってことだ!

Which one will YOU get?

来たるゲームイベント

 

ハロウェンド

SpoOoOoOoOooooOooOooky!

10月17日(太平洋夏時間)から、首なし騎士が再びキョーフの「ハロウェンド」イベントに戻ってくるぞ!昨年同様、酒場はホラー風に模様替えされ、デュアルクラス闘技場の再登場、酒場の喧嘩で首なし騎士との対決、など内容は盛りだくさんだ。このシーズンの精神にのっとり、配るお菓子にも少々色を付けてあるぞ。詳しい話は、首なし騎士の帰還の時が迫ってきてから追々しよう。

Dual-class arena returns!

そしてこのハロウェンドには、お買い得商品のオマケとして、みんなの新しい仲間、新たなるパラディンヒーローも登場するぞ!

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さて、「ハースストーン」の開発だよりは以上の通りだ!ここまで読んでくれてありがとうよ。これを読んであんたがどう思ったか、ソーシャルメディアや以下のコメントから、是非とも教えてくれ。