エドウィン・ヴァンクリーフが殿堂入りしない理由
フェニックス年も多くの栄誉の殿堂入りカードが公表されましたが、それと合わせてエドウィン・ヴァンクリーフ(以下、エドウィン)の殿堂入りが無かったことについて、多くのプレイヤーから声が上がっています。
影隠れなどのカードと組み合わせると、2ターン目や3ターン目に8/8のステータスで出すことも容易で、ガジェッツァンのクラスカード”偽造コイン”がスタンダード環境に存在した頃には、1ターン目に10/10のエドウィンが出現することも間々ありました。
それでもエドウィンは手札を大量に消費するというデメリットを持っていましたが、現環境では這い寄る悪夢ガラクロンドや強盗王トグワグルのワンダーワンド等からの大量の0コストカード、潤沢に供給される悪の手先などで、デメリットが薄くなっていました。
そのような状況で殿堂入りを期待していたプレイヤーも多かったのですが、フェニックス年の殿堂入りにエドウィンの名前はありませんでした。
その理由を、開発者のChadd Nervigが下記のように述べています。
Chadd Nervig
Twitchのチャット、Redditのコメント、Twitter、様々な場所で、これについての議論を目にしたので、ここで返答します。
エドウィン・ヴァンクリーフがなぜ栄誉の殿堂入りしなかったのか。
エドウィンは、今年の殿堂入りカードの有力候補カードでした。(海の巨人も同じく有力候補でした)彼は長きに渡って非常に強力な存在であり続けています。では、なぜ彼を栄誉の殿堂入りさせないか。いくつかの理由があります。
– 彼は非常に強力ですが、中立のカードではなく、ローグ固有のカードです。
– 彼は、ローグのクラスアイデンティティを代表するカードです。
– 彼は、多くの低コストのカードを使うよう仕向けますが、特定のアーキタイプを過度に強要してはいません。
– 彼の”現在”のパワーレベルの多くは、ドラゴン年のカードに依存しています。彼がこれまでずっと強力だったことは間違いありませんが、特にドラゴン年は彼にとって強い相乗効果がありました。
エドウィンは間違いなく、毎年再評価を続けるカードなので、将来殿堂入りすることになっても驚かないでしょう。しかし、少なくともフェニックス年のスタンダードにおいては、彼と居続ける方が良いと思っています。