コアセットとクラシックフォーマットの導入

コアセットとスタンダードフォーマットの導入

ドラゴン年のカードセット(「爆誕!悪党同盟」、「突撃!探検同盟」、「激闘!ドラゴン大決戦」、「新参デーモンハンター」)がローテーションし、ワイルド入りするのに併せて、「基本」と「クラシック」セットもワイルド入りする予定が発表されました。代わりに、コアセット、レガシーセットという新しいカードセットが登場し、クラシックという新たなフォーマットが導入されます。

2月20日から開催されるBlizzConlineでは、コアセット、クラシックフォーマットの詳細の発表や、コアセットのカードの一部の公開などが予定されています。

目次


コアセットの導入
レガシーセットの導入
クラシックフォーマットの導入
よくある質問と回答


コアセットの導入

「コアセット」は、スタンダードフォーマットにおける、これまでの「基本」および「クラシック」セットに代わるもので、235種類のカードが含まれます。

今年行われるセットローテーションの後、スタンダードに含まれるカードセットは以下の通りです。

  • 灰に舞う降魔の狩人
  • 魔法学院スクロマンス
  • ダークムーン・フェアへの招待状
  • ダークムーン・レース
  • 2021年最初の拡張セット
  • コアセット

コアセットはすべてのプレイヤーに無料で提供され、スタンダードの「基本」および「クラシック」セットと置き換わります。コアセットでは、あらゆるタイプのプレイヤーに最新の入門カードのコレクションを提供すること、そして新規プレイヤーがより始めやすくすることが意図されています。

コアセットは、以前のセットからの再録カード、人気のカードのリニューアル版、完全新規のカードで構成されます。内訳は以下の通りです。

  • クラシックからの再録カード88種類(クラスカード54種類、中立カード34種類)
  • 基本からの再録カード54種類(クラスカード41種類、中立カード13種類)
  • ワイルドからの再録カード55種類(クラスカード36種類、中立カード19種類)
  • 「灰に舞う降魔の狩人」からの再録カード4種類(デーモンハンタークラスカード4種類)
  • 「新参デーモンハンター」からの再録カード4種類
  • 栄誉の殿堂からの再録カード1種類(影なる姿
  • 新規カード29種類(クラスカード20種類、中立カード9種類)

コアセットのカードは、基本セットと同様、各クラスのレベルアップに応じて開放されます。コアセットの全てのクラスカードは、各クラスのレベル1~10の間で報酬として得られ、中立カードは全クラスのレベル合計に基づいて開放されます(合計60レベルで全て開放)。コアセットのゴールデンカードは、各クラスで勝利に関連する実績を達成することで開放されます。

コアセットのカードは、ローテーション後ログインすると、プレイヤーの各クラスのレベルに応じて自動的に付与されます。

コアセットのカードは、毎年更新される予定です。各ハースストーン年度の終わりに、新カードと既存カードで構成された新しいコアセットが前年のコアセットを刷新します。その際、ローテーションするコアセットのカードは、自動的にプレイヤーのコレクションで新カードと入れ替わります。

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レガシーセットの導入

「基本」および「クラシック」のカードは「レガシー」という名前のカードセットになってワイルド入りします。

コアセットがローテーションに加わる時、「栄誉の殿堂」が終了します。基本およびクラシックセットがレガシーという名前でワイルド入りする際、栄誉の殿堂の殆どのカードがそこに含まれます。

いくつかの例外として、ゲン・グレイメイン月を食らうものバク・その他の「妖の森ウィッチウッド」から栄誉の殿堂入りしたカードは「妖の森ウイッチウッド」に戻り、影なる姿はコアセットのカードとして復帰します。

クラシックセットがワイルドのレガシーセットに加わることに伴い、クラシックの全カードとそのゴールデンは、作成・還元が可能になります。基本カードおよびゴールデンはローテーション実施時、ワイルドを解放済みの全プレイヤーに無料で付与されます。また、「新参デーモンハンター」のノーマルバージョンも同様です。(ゴールデンは作成・還元が可能)

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クラシックフォーマットの導入

2014年にハースストーンがリリースされた当時の240種類のフォーマット

セットのローテーションと次の拡張セットに併せて、クラシックフォーマットが導入されます。クラシックフォーマットでは、2014年のハースストーンリリース当時と全く同じ240種類のカードを使ってデッキ構築・対戦が可能です。

次の拡張のパッチ後にログインすると、プレイヤーの基本、クラシック、そして関連する栄誉の殿堂入りカードの全てがミラーリングされ、「クラシックフォーマット」でのデッキ構築に利用できるようになります。それらのカードは2014年6月のパッチ1.0.0.5832当時の状態になり、それ以後のバランス調整の内容は全て巻き戻されます。

クラシックフォーマットの導入

今後は、ワイルドフォーマットを開放することで、同時にクラシックフォーマットへのアクセスも可能になります。スタンダード、ワイルドと同様の報酬システム、ランクシステム、シーズンがあり、また独立したマッチメイキングプールを持ちます。友達に挑戦することもできますし、関連する実績にもカウントされます。

クラシックフォーマットのカードはコレクションブックの独自のセクションに表示されます。デッキ選択ページでは、クラシックフォーマットのデッキは、スタンダード、ワイルドのデッキと見分けが付くように、独自のボーダー付きで表示されます。

また、クラシックフォーマットのリリースと同時に、デッキスロットの総数が18個から27個に増加します。

クラシックパックは今後、プレイヤーのクラシックフォーマット用のカード、ワイルドのレガシーセットのカードコレクションのためにパックになります。もしコレクションにナイフ・ジャグラーがある場合、クラシック版(攻撃力3)とワイルド版(攻撃力2=現在)の2種類のナイフ・ジャグラーを保有することになります。

ハースストーンのリリース以後に新たにクラシックセットに追加されたカードはクラシックフォーマットでは使用できず、またクラシックパックからは出現しませんが、ワイルドのレガシーセットの一部として作成することは可能です。該当するカードは以下の通り。

  • アイシクル
  • 知性の書
  • 虚無の呼び声
  • 失敬
  • シージブレイカー
  • 野生の贈り物
  • 有徳
  • ブライトウィング
  • 大審問官ホワイトメイン
  • 荒野の口取り
  • SI:7潜入工作員
  • 魔力喰らい
  • クルティラスの従軍司祭
  • スカーレット・サブジュゲーター
  • 密言・崩
  • ナタリー・セリーン

そして、クラシックパックのカードはスタンダードでは使えなくなるため、各種報酬のクラシックパックは別の最近のカードパックに置き換えられます。

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よくある質問と回答ソースより引用)

  • コアセットはスタンダードでだけしか使えないの?
    • そんなことはない。コアセットはワイルドでも使用可能だ。
  • コアセットは有料?
    • そんなことはない。コアセットは無料だ。 あるクラスでレベル10に達すれば、コアセットのそのクラスのカードは全て永久に開放される。そして全クラスの合計レベルが60になれば、コアセットの中立カード全てが永久に開放されるんだ!コアセットのカードがローテーションされる時には、あんたのコレクションの該当カードは自動的に新しいカードと入れ替わるからな。
  • これに関して、魔素の払い戻しはある?
    • 今回はない。基本とクラシックがワイルドにローテーションするのは、過去に他のカードセットをワイルド入りさせたやり方と変わらない。だが、新しいコアセットを無料で提供するぞ。そして今回はスタンダードでもワイルドでも、カードはナーフしないからな。
  • 既に全クラスをレベル10以上にしてるけど、セットのローテーションと同時にコアセットを全部もらえる?
    • その通り。あんたはセットのローテーションと同時に、コアセットのカード全部を開放できる。コアセットのカードは、クラスレベルに基づいて(かなり簡単に)開放できるんだ。あんたがオリジナル版のカードを所有してるかしてないかにかかわらず。ただし、コアセットのカードを開放しても、そのカードのオリジナル版の所有権も手に入るわけじゃないからな。コアセットのカードを使えるのは、今年度いっぱいだ。来年には、コアセットを構成するカードの種類は一新されるからな。
  • 闘技場でも、コアセットは基本&クラシックに置き換わるの?
    • その通り、次の拡張版のリリースと同時に行われる次の闘技場ローテーションで、コアセットが基本&クラシックに置き換わるぞ。
  • 「妖の森ウィッチウッド」カードパックから、「ゲン・グレイメイン」、「月を食らうものバク」、その他殿堂入りしたウィッチウッドのカードが入手できるようになる?
    • その通り。フォーマットの変更が実施された後は、「妖の森ウィッチウッド」パックから、以前殿堂入りしていたウィッチウッドのミニオン達が出るようになるぞ。
  • 影なる姿」はどう扱われるの?
    • 影なる姿」はコアセットの一部としてスタンダードに戻ってくるが、レガシーセットの一部としてワイルドでも使用可能になり、クラシックフォーマットでも使用可能になるぞ。
  • 新しいスタンダードで、クラシックパックはどういう扱いになる?
    • クラシックパックにはこれまで同様クラシックカードが入っているが、それらはクラシックフォーマットと、ワイルドで使用できる(レガシーセットの一部であるため)。コアセットに含まれないクラシックカードは、スタンダードでは使用できなくなるぞ。クラシックパックを報酬としていた各種のクエストや実績などについては、報酬をスタンダードでも使えるものに置き換える予定だ。
  • ある1枚のカードについて、そのクラシックフォーマットバージョンは還元しつつ、ワイルド(レガシーセット)バージョンは残す、またはその逆は可能?
    • それは無理だ。それらのカードは、各バージョンを個別に入手したり、還元することはできない。カードの数値やテキスト、あるいは効果が違っていても、2つのバージョンは事実上1枚のカードが、見せ方を変えているに過ぎないからだ。
  • クラシックフォーマットやレガシーのカードは還元できる?
    • できる。クラシックフォーマット/レガシーのカードは還元可能だ。だが上の回答にもあるように、1枚のカードのクラシックフォーマットとレガシーの各バージョンは、別々のカードとは扱われない。もし「リロイ・ジェンキンス」を還元した場合、リロイはクラシックフォーマットのコレクションからも、レガシーからもおさらばすることになるからな。
  • デーモンハンターはクラシックフォーマットにも存在できるの?
    • できない。2014年の「ハースストーン」にはデーモンハンターはいなかったので、クラシックフォーマットにも登場することはない。
  • クラシックフォーマットのカードは、何もかも2014年当時のそのままなの?
    • それらのカードに適用されたバランス調整は全て巻き戻されるが、見た目の変更はそのままだ。例えば「フェルストーカー」が巻き戻されて「サキュバス」になることはない。それと、殿堂入りしていた基本カードは全て、クラシックフォーマットではレア度=コモンになるからな。
  • クラシックフォーマットは将来的に変化(拡張版が追加されるなど)する予定はある?
    • この点については今のところ言えることは何もないが、クラシックフォーマットに対するプレイヤーのみんなからのフィードバックは大歓迎だ!
  • なぜデッキスロットを27個に?数が半端じゃない?
    • お馴染みのデッキ選択UIはそのままに、9スロットのページを1枚追加した結果、こうなったんだ。
  • 「偉大なるゼフリス」が提示するカードのプールは変更される?
    • されない。「偉大なるゼフリス」は「突撃!探検同盟」と共にワイルドにローテーションして、今後レガシーセットに含まれる基本およびクラシックカードから、現在と同じプールに含まれるカードを提示するぞ。
  • ウィズバンはどうなるの?
    • ウィズバンは「博士のメカメカ大作戦」セットの一部のまま、今後も大型アップデートが実装される度にアップデートされ続けるぞ。
  • 「コアセット」と「クラシックフォーマット」がリリースされるのはいつ?
    • 現時点では日時を発表できないが、クラシックフォーマットは次の拡張版用のパッチが実装され次第リリースされ、コアセットは次の拡張版用のコンテンツが解禁され、セットローテーションを実施し次第リリースされる予定だ。
  • PlayHearthstone.comには、コアセットとクラシックフォーマットの全カードをそれぞれ見られるページが追加される?
    • もちろんだ!コアセットの全カードはBlizzConline終了から数日後に公開され、カードライブラリで先行してデッキ構築を試せるようになる。カードライブラリは、次の拡張版用パッチが適用されてクラシックフォーマットがリリースされた時に、その全カードを含むようにアップデートされる予定だ。

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ソース:コアセットとスタンダードフォーマットの導入