ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#239
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.239が公開されました。今回はミニセット潮の玉座で追加されたカードのバグや、バトルグラウンドのバグなどを紹介しています。
検証パッチは23.4.0.139963です。(最新パッチではないため既に修正されたバグも紹介されています)
以下、内容を翻訳して掲載します。
(バグ)カミツキリュウはヒーローカードと武器にも+1/+1を付与する
※このバグは既に修正されています
結果
カミツキリュウの雄叫び後、デッキ内のヒーローカードにも攻撃力+1が付与されていた。
その攻撃力は相手のターンにも有効で、敵ミニオンが攻撃してきた際にダメージを与えた。
更に別のヒーローカードに変身すると、+1は維持されて攻撃力が更に増加した。
また、カミツキリュウの雄叫び後、デッキ内の武器カードも攻撃力+1が付与されていた。(耐久度は強化しなかった)
(バグ)シャッターシャンブラーは断末魔を持つ武器にも発動する
結果
シャッターシャンブラーの雄叫び発動後、手札の断末魔持ちの武器のコストが(1)減った。
その武器を装備すると、即座に破壊された。
(バグ)生物発光は呪文ダメージ+2を付与する
※このバグは既に修正されています
結果
生物発光をミニオン1体に付与すると呪文ダメージが+2された。
生物発光をミニオン5体に付与すると呪文ダメージが+10された。
(検証)潮流の狩手ネプチュロンとヒステリーはどう作用するか
結果
ヒステリーによって潮流の狩手ネプチュロンが攻撃すると、手がある場合は手が代わりに攻撃した。
しかし、潮流の狩手ネプチュロンが手を攻撃しようとすると、本体が攻撃した。
また、ヒステリーの途中で手が破壊された場合、潮流の狩手ネプチュロンは攻撃しようとして停止する動作を繰り返した。
見解
潮流の狩手ネプチュロンは攻撃時に手が存在しているかどうかをだけを確認し、その状態は確認しません。潮流の狩手ネプチュロンは手が既に死亡していたとしても、手に攻撃させようとします。そのためこのような動作をヒステリーの攻撃上限回数まで繰り返します。
(バグ)ビグルスワース君によって発見されたゴールデンミニオンはトリプル報酬を与えないことがある
結果
ビグルスワース君の効果でゴールデン貝殻拾いを獲得し、召喚したがトリプル報酬が得られなかった。
同様にゴールデン虎猫を獲得した場合、正しくトリプル報酬が得られた。
見解
このバグがどのように起こるのかよくわかりません。恐らくフェイリン大使とビグルスワース君のバグを修正したことによる副作用ではないでしょうか。
(バグ)一時的な聖なる盾を獲得していたタレクゴサは対戦中に聖なる盾を獲得してもそれを維持しない
結果
グロースケイルの効果でタレクゴサに一時的な聖なる盾を付与した。
その直後の対戦中、赤のナディーナで聖なる盾を付与したが、対戦終了後にはタレクゴサの聖なる盾は失われていた。
(バグ)戦闘中にアズシャラ女王が変身すると、対戦結果が異なる
結果
対戦中にアズシャラ女王の味方の戦団の攻撃力が30を超え、ヒーローパワーが変化した。
その対戦では、優しいランプの精から召喚された停滞のエレメンタル(3)+頽廃ナーガ戦士(5)+酒場グレード(6)でアズシャラ女王が勝利し14ダメージを与えたように表示された。
しかし、対戦が終わると実際には5ダメージしか与えていなかった。
対戦相手の視点では、優しいランプの精からは何も召喚されておらず、頽廃ナーガ戦士の5ダメージ分だけ表示されていた。
見解
#236の動画で紹介した通り、対戦中にアズシャラ女王が変身すると、その対戦での酒場グレードは0と扱われます。対戦相手視点で優しいランプの精から何も召喚されなかったのは、グレード0のエレメンタルは存在しないからです。そうだとしても、なぜこの様にプレイヤー毎に異なる結果が表示されるのか理解できません。