ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech 348
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.348が公開されました。今回はカードを引く効果と自動詠唱の関連バグや早撃ちのカードの挙動を紹介しています。
検証パッチは 29.6.0.201108 。以下、動画の内容と解説の翻訳です。
(バグ)そそっかしい機械師は自動詠唱カードを2枚連続引くと破壊されない
結果
ターン開始時に、自動詠唱呪文→通常のカードと引くと、そそっかしい機械師は破壊された。
しかし、ターン開始時に、自動詠唱呪文→自動詠唱呪文→通常のカードと引くと、そそっかしい機械師は破壊されなかった。
(バグ)「このカードを引いたら」効果を持つミニオンを引くと、魔改造師でも変身しない
結果
魔改造師がいる状態で自動詠唱呪文を引いても、レジェンドミニオンに変身しなかった。
また、魔改造師がいる状態でアラナシ・ブルードマザーを引いても、レジェンドミニオンに変身しなかった。
コメント・見解
霜の暴君が登場した時に自動召喚というタグが追加されましたが、アラナシ・ブルードマザー、時迷いの始祖ドレイク、フレイム・リバイアサンなどにも誤ってこのタグを適用してしまいました。魔改造師は自動詠唱呪文を変身させません。そして、同様にこれらのミニオンも変身しません。#340で紹介したスコージの資材のバグと同様の理由です。
(バグ)アナクロノスが未来に送ったミニオンが戻ってきた時に怪物の姿のバフを失うと、死亡することがある
結果
0/3のトーテムに怪物の姿を使用し、3/6にしてから3ダメージを与え、ターン終了すると0/3に戻る。
しかし、0/3のトーテムに怪物の姿を使用し、3/6にしてから3ダメージを与え、アナクロノスで未来に送ると、帰ってきたときにトーテムは破壊された。
(バグ)混沌の触手のコントロールが雄叫び中に対戦相手に移ると、対戦相手の触手のカウントが進む
結果
混沌の触手の雄叫びで3コストの呪文が使用され、その最中に混沌の触手が相手の盤面に移った。
その直後に別の混沌の触手を召喚したが、次に使用された呪文も3コストだった。
そして、対戦相手の混沌の触手のカウントが進んでいた。
(検証)カードが早撃ちカードに変身すると、それは早撃ち効果を持つか
結果
破滅の影を獲得したターンに、熱波を使用した。
すると、破滅の影は熱波に変身し、早撃ち効果も起動した。
しかし、前のターンに破滅の影を獲得している場合は、熱波に変身しても早撃ち効果は起動しなかった。
コメント・見解
カードが早撃ちカードに変身する時、そのカードが手札に加わったのがこのターンかどうかをチェックし、早撃ちを起動するか決定します。
(バグ)沈黙されたレプリケーターリネーターはミニ工作だけ獲得する
結果
手札で沈黙された懐かしのピエロを召喚すると、ミニ工作は発動した。
手札で沈黙されたマーロック・グローフィンを召喚すると、ギガ工作は発動した。
手札で沈黙されたレプリケーターリネーターを召喚すると、ミニ工作だけが発動した。
また、手札で沈黙された大物ハンターは交換することができず、雄叫びも発動しなかった。
コメント・見解
まず、他のキーワード効果と同様に、手札で沈黙された場合はミニ工作もギガ工作も起動しないべきだと考えられます。
そして、ミニ工作、ギガ工作、双呪文、蜃気楼などは同じカードでは効果が発動しないことが知られています。そのため、レプリケーターリネーターは両方が発動するよう専用にデザインされています。ハードコーディングされているがために、ギガ工作だけが沈黙され、今回のようなことが起こっています。