【教えてAlutemu!】第3章:バトグラの「序盤」

「教えてAlutemu!」は、ハースストーン・バトルグラウンドの初級者・中級者向けのガイドです。シーズン毎のコンテンツに左右されない、バトルグラウンドのゲーム性や考え方についてAlutemuさんに伺います。
※例として挙がるミニオンは、現環境には存在しないことがあります
※g = ゴールド、t = ターン、グレ = グレード、リロ = リロール(酒場の入れ替え)


Alutemu
バトルグラウンド:シーズン9、10、11にてランキング1位フィニッシュ、ロビーレジェンド出場などの実績を持つバトグラ猛者。
普段はTwitchでバトルグラウンドの配信をしている。
この記事の先生。好きなものはコーヒー牛乳とブタ。

ゴリお君
バトルグラウンドを楽しむゴリラ。毎シーズンレート7000~8000でフィニッシュ。
もう少し高レートになりたいが、中々勝てない。
この記事の生徒。キング・ムクラが出たら何も考えずにピックする。

バトグラの「序盤」?

前の章の話で、「序盤」とか「中盤」って言ってたけど、バトグラの序盤とか中盤って何かな?

僕はバトグラを「序盤」「中盤」「終盤」「最終盤」の4つフェイズに分けて考えてるんだ。
そうすることで、ヒーローパワーやクエスト、異常なんかの特性を理解しやすくなったり、ぶれない購入基準を持つことにつながるんだ。

わかるような、わからないような…。
序盤って8ゴールド目くらいまでのことでいいのかな?

そうだね。
それぞれ言い換えると「序盤:最初の7体を集める」「中盤:構成を決める」「終盤:組んだ構成を回す」「最終盤:テックカードを刺す」って感じかな。
ピック基準がガラッと変わるタイミングで分けているから、それを表にしてみたよ!

まず「序盤」の目標を教えるよ!それは最大効率でライフを守ってグレ4に上げること!
そのために「序盤」はとにかく戦闘力を効率的に上げるのが重要なんだ!
これは前章の購入の話でも触れたけど、ほとんどの最終構成には、グレード3以下のミニオンがキーパーツとして採用されていることはないんだ。だから序盤は種族や構成は気にせず、純粋な戦闘力(スタッツ)を評価してミニオンをピックしよう。
そしてそれを実現するために、「スタッツ」に加えて「コイン効率」にも注目して、ミニオンとスペルを評価しよう。同じグレードで相対的にスタッツの高いミニオンは当然強い。加えて序盤のシェフのおすすめや辛抱強い斥候はコイン効率が良くて、追加でスペルやミニオンを購入できるから強いんだ。
じゃあ具体的に目指したいスタッツはどのくらいなのかの話だけど、これは一概に数字で答えるのは適してないと思うから、戦闘結果に着目するのをお勧めするよ。
3g~9gあたりの戦闘で避けたいパターンは以下の通りだよ。
- 下を回ったのに大きく負ける
コストをかけてリターン(ライフ)を得られず=「有効な戦闘力」と「構成の進行」どちらも得られない弱い行動。
原因:ピックしたミニオンが弱い。相手ヒーローの強いターンの把握ミス。 - 下を回ったことで過剰テンポ(大幅な勝ち)
買わずにグレ上げていても引き分け以上取れていた=「有効な戦闘力」と「構成の進行」どちらも得られない弱い行動。
※構成が進んだならOK(グレ3ディープブルーやリソース系ミニオン、スペル自信過剰のピックなど)
原因:対面のグレ上げチェック不足。自陣の強さの評価ミス。 - グレ上げたことで本来守れた打点を受けた(戦闘力が僅差の割に打点が大きい負け)
グレ上げができてるので最悪のケースではないが、その後の展開次第では直接の敗因になりうる。
とにかく自分のライフの変動で結果を判別することだよ!戦闘力を追加するなら、それがライフの変動に影響しているかどうかをチェックする。毎回の戦闘に狙いを持って臨み、結果とのギャップを埋めていこう!
ちなみに 2 の大幅な勝ちがなぜ悪いのかを補足しておくね。その戦闘によって卓全体に生じる結果をまとめるとこうなるんだ。
- 勝った人:将来性を失う
- 負けた人:ライフを失う
- 他の6人:うれしい
バトグラが2人対戦なら問題ないんだけど、8人対戦だとこうなっちゃうんだ。
ここで序盤の隠れ強カードとして、はかない破壊力を紹介するよ。このカードは序盤の戦闘力を効率的に上げるという点において無類の性能を誇るよ。1コストでライフ10点守ってくれることも珍しくない!3コストの5点装甲スペルと比較してもコスパがすごいね。

突然ですが初心者にありがちな序盤のミス紹介のコーナー!!
▼初心者にありがちなミス:その1「最序盤に購入できるミニオンの数が減るのにリロールする」
4t目6gで2購入できるところを3リロ+良質な1購入 にしても、本来の目的である「戦闘力」が上がるほどグレ2ミニオンの間で質の違いはないよ。
その上、前の章で話した通り、構成に軸になるカードも存在しない。だから戦闘力と構成の進行どちらの面においても悪いプレイということになるね。
基本は今いるグレードの中で少し強めのミニオンが買えれば十分。逆に言うと5g目にグレ2にいるのに、グレ1しか並んでなければグレ上げしちゃうのが得策だね。グレ4あたりからは逆に質が重要になってくるよ。9gの使い道として「1つの酒場から3購入」より「3リロして質の高い2購入」の方が良かったりね。
▼初心者にありがちなミス:その2「バフスペルをもったいぶる」
べたべたの盾の1/1バフやバナナは最速打ちが基本!
よくあるのが、1tのレイザーフェンの地霊術師の血の宝石を温存する動き。3g4gの戦闘(ライフ5)を捨てる代わりに、5g以降により良いミニオンに打つことで、血の宝石自体の価値を高めるという狙いで、こう言うと一見将来性の面では優れた行動に思える。
では、ここで言う「将来性」とは何か、それは5g以降数ターンの戦闘力をより高めることだね。でもその時間帯の戦闘力は結局ライフに還元するためのものだという話だったよね。
つまりこの動きはライフを得るためにライフを犠牲にしているということになるんだ。
この場合、同種のリソース同士のやり取りなわけだから、単純にライフが多く残る方がいい選択肢ということになるので、血の宝石をいつ使えばライフが一番保てるのかを考えてみよう。
まず、3gに最速で打つと、3g4gの2戦で2+3=5点+α(その後の戦闘)ライフを守れるね。
となると5gに温存するなら、最低限5点以上ライフに還元される必要がある。でもこれはわからんのよ。対面次第で変わるし。少なくとも、5点も守れない可能性が存在することは確かだね。てなわけで3gに打つのが丸そうって感じ。
ちょっとあいまいな答えになったから、別の視点でも比較してみよう。
今度は「血の宝石をいつ打つか」ではなく、「5gの動き」としてどうか、と考えるよ。
宝石を温存した場合の5g時点の状況を整理すると、5点失った状態で+2/2分の血の宝石を持っているってことになるね。それはつまり、5gにライフ5を払って酒場からバナナを買うのと同じだと考えられるね。
この動き…する?早まった発掘がライフ3で1コインもらえることを考えると、ライフ5でバナナは割高だよね。
こんな風に、「実質こうだよね」という仮定を使って比較するのはすごくいい方法だよ。
さらに他の考え方も紹介しておくと、1/1バフの価値はゲームが進むほど下がっていくという話があるよ。最終的にどんどんスタッツは膨れていくから、気が付けば1/1バフなんて誤差になっていくわけだね。
こんな風に一つの択に対して、複数の視点で考えたり根拠を用意したりすることは、より正確な判断に繋がるよ。
【バフ先の選び方】 ①聖なる盾等の戦闘力が一番高まるところ ②売らなそうなミニオン で①から優先して決めよう。そもそも序盤のミニオンはどのみち全部売るからね。 戦闘力を高めるコツはアタックバフはヘルスが高いミニオンに、ヘルスバフはアタックが高いミニオンにスタッツのバランスを取るように入れること。基本は1箇所に集中させるのがおすすめ。ただし、序盤のアタックバフは入れ過ぎると過剰になっちゃうので程よく散らすと良いよ。

戦闘に勝ったとしても反省するべき場合があるんだね!勉強になるなあ。
バナナは熟し具合によって糖度が変わるんだけど、バトグラのバナナはすぐに食べたほうが良いんだね!
でも、いつから最終構成を意識していけばいいのかな?
ちなみに僕はゲーム開始時から狙っている構成があるときもあるよ!

「序盤」の終わりとして、わかりやすい目安が自分の盤面が埋まる(ミニオンが7体になる)タイミングかな。
新しく8体目のミニオンをピックしても何かを売らなきゃ出せないから、その分得られる戦闘力が落ちるわけだ。
だから、盤面が埋まると購入基準を変化させる必要が出てくるよ。
「構成を進行させるカード」や「より大幅に戦闘力を強化するカード」を取らないといけないんだ。そうして最終構成を意識する「中盤」に移行していくんだ。
そして構成を組むのには高グレード(4~6)のカードが必要だから同時にグレードを上げておく必要があるわけだね。
誤解のないように言っておくと、盤面を埋めないと中盤に移行できないということじゃないからね。例えば4 on 4(6gグレ4)した時なんかは序盤をすっ飛ばしていきなり構成のパーツを買うところからゲームを始められるんだ。
次の章では、最終構成の決め方について話していくよ。

第1章:バトグラってどんなゲーム?ゴールドの使い方!
第2章:バトグラで「勝つ」とは?バトグラは運ゲー?
第3章:バトグラの「序盤」 ←この記事
第4章:中盤、狙うべき最終構成の決め方
第5章:バトグラの情報はどうやって得る?
第6章:最終構成のテンプレート
第7章:敵盤面の情報を使った戦い方
第8章:結局、どうやったら勝てるようになる?
第9章:【おまけ】これで君もバトグラ博士!細かい仕様を確認しよう



