ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech 316
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.316が公開されました。今回バッドランドの決斗で追加されたヘドロのタルや蜃気楼のバグなどを紹介しています。
検証パッチは28.0.0.189017です。
以下、内容を翻訳して掲載します。
(修正済みバグ)ローンレンジャー・レノの雄叫び後、自陣にミニオンがいると、対戦相手は自分の盤面にミニオンを複数体召喚できない
※このバグはすでに修正されています
結果
対戦相手がローンレンジャー・レノの雄叫びを発動させた。
その次のターン、自分が決斗!を使用すると、自陣にも敵陣にもアウトローは1体しか召喚されなかった。
リロイ・ジェンキンスを召喚しても、敵陣にチビドラゴンは1体しか召喚されなかった。
また、敵陣にミニオンがいる状態で決斗!を使用すると、アウトローは敵陣に1体も召喚されなかった。
また、自分がローンレンジャー・レノの雄叫びを発動したターンに、決斗!を使用した場合、アウトローは両方の盤面に3体ずつ召喚された。
なお、その直後に、ドブネズミで敵のオズマットを強制的に召喚しても追加部位は召喚されなかった。
見解・コメント
ローンレンジャー・レノは”max slots pre player override”という属性を敵に付与します。理論的には両プレイヤーの召喚を制御するものですが、実際にはその属性が付与されたプレイヤーにだけ機能します。そのため、ローンレンジャー・レノを使用した側のプレイヤーは、敵の盤面にミニオンを召喚することができます。しかし、対戦相手からすると、両方のプレイヤーの盤面のスロットが1つしかありません。(そのため決斗!で1体しか召喚されない)
(修正済みバグ)バーテンロボは自分の手札の全ての早撃ちを起動する
※このバグはすでに修正されています。
結果
既に2枚のアゼライト鉱山の奴隷が手札にある状態で、バーテンロボを召喚した。
すると、両方のアゼライト鉱山の奴隷の早撃ちが発動した。
また、秘密の通路を使うことで、バーテンロボはカードが手札に加わった順番も変更していることがわかった。
見解・コメント
実際には、バーテンロボがカードを引いた後、そのカードは1枚ずつ隣に移っていきます。そのため、各カードが手札に加わり直し、しかも元々とは異なる順番で加わったことになります。
(修正済みバグ)腐臭のポップガーから獲得したヘドロのタルは自分で使用しない場合、生命奪取を持たない
※このバグは既に修正されています
結果
腐臭のポップガーから得たヘドロのタルをマナを払って使用すると、生命奪取を持っていた。
しかし、破棄したりデッキから破壊した場合は、生命奪取を持っていなかった
(バグ)虚無の契約で破壊されたヘドロのタルは発動しない
結果
自分のデッキをヘドロのタルだけにしてから虚無の契約を使用しても、ヘドロのタルは発動しなかった。
また、獄吏王でデッキを破壊した場合も、ヘドロのタルは発動しなかった。
見解・コメント
デッキ内のカードを破壊する方法は2種類あります。1つはスチームクリーナーや待ち伏せのガイストのようにデッキから墓場に送るパターン。このパターンはカードが破壊されるアニメーションが表示されます。もう1つのパターンはジャングルハンター・ヒーメットや獄吏王のようにカードをゲームから取り除くパターンです。このパターンはカード破壊のアニメーションがなく、ヘドロのタルが発動しません。
(バグ)現在、石油リグの伏兵は常に2ダメージしか与えない
結果
石油リグの伏兵を引いたターンに召喚したが、その雄叫びでは2ダメージしか与えなかった。
(バグ)真昼の決闘者は引いたカードのコストが引き分けでも破壊する
結果
自分の真昼の決闘者の断末魔を発動させた。
引いたカードはお互い1コストだったが、敵のカードだけ破壊された。
敵の真昼の決闘者の断末魔を発動させた。
引いたカードはお互い1コストだったが、自分のカードだけ破壊された。
(バグ)蜃気楼が鍛造や交換されると複製される
結果
嵐の巨人に変身した蜃気楼を鍛造すると、嵐の巨人は鍛造され、さらに手札に蜃気楼が追加された。
交換の場合も同様で、交換するたびに蜃気楼が増えた。
見解・コメント
蜃気楼はカードが鍛造されたり交換されたりすると、それが使用されたと判断します。そのため新しい蜃気楼が手札に追加されます。