ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech 340
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.340が公開されました。今回は返品ポリシーの挙動や蜃気楼とミニ工作の関連バグなどを紹介しています。
検証パッチは 29.2.2.198711 。以下、動画の内容と解説の翻訳です。
(バグ)他のカードの効果で攻撃力・体力が変更されたミニオンを超電磁すると、対象のミニオンの攻撃力・体力がバグる
結果
シャドーキャスターの雄叫びで1/1のブロンズ・ゲートキーパーを獲得した。
それを8/8のメカに超電磁すると、本来9/9になるはずが、3/6になった。
10/10のメックトゥーンに3/1のグロウトロンを超電磁すると、4/4になった。
さらにそこに5/6になったウォーギアを超電磁すると、11/11になった。
攻撃力・体力は現在の超電磁ミニオンのステータスと、元々のステータスの合計になることがわかった。
コメント・見解
このバグは最近のパッチから発生しており、ステータスが変更されたミニオンを超電磁したときに起こります。超電磁対象のミニオンが、ステータスの変更効果を最初に受けていると考えられます。
(修正済みバグ)靴下人形スリザースピアは装備中の武器からは攻撃力を獲得しない
※このバグは既に修正されています
結果
靴下人形スリザースピアとウィッカークローがいる状態で武器を装備すると、ウィッカークローの効果だけが起動した。
なお、デーモンハンターのヒーローパワーを使用すると、両方の効果が発動した。
(バグ)沈黙された断末魔ミニオンは返品ポリシーで発見されない
結果
レイザーフェンのビーストマスターとレイザーボアを召喚した。
その後に返品ポリシーを使用すると、2種類のカードが発見の選択肢になった。
更にその後に両方のミニオンを沈黙してから返品ポリシーを使用すると、なにも発見できなかった。
また、ウィスプにエレクの乗騎に使用してから返品ポリシーを使用すると、ウィスプを発見した。
(バグ)蜃気楼が変身したミニ工作ミニオンが手札から盤面に引き出されると、別の蜃気楼を獲得する
結果
ぬいぐるみのトラちゃんに変身した蜃気楼がバレバレの囮の効果で、手札から強制的に召喚されると手札に蜃気楼が追加された。
なお、ミニ工作を持たないカードの場合は蜃気楼は手札に追加されなかった。
(バグ)スコージの資材は「自分がこれを引いた時」効果を持つカードを選択できない
結果
スコージの資材で時迷いの始祖ドレイクを引くと、効果は発動したが、スコージの資材で破棄するカードに選ぶことはできなかった。
同様に、スコージの資材でアラナシ・ブルードマザーを引いた場合も破棄するカードとして選ぶことはできなかった。
(修正済みバグ)首なし騎士が首を獲得すると、獲得していた体力分の追加体力を得る
※このバグは既に修正されています
結果
プライマスで敵の640/640を破壊し、ヒーローに640体力を付与した。
その後、640ダメージ受けてから首なし騎士に変身した。
そこから、首なし騎士の首を引くと、再びヒーローが体力を640獲得した。
アゼライトのヘビでヒーローの体力が14奪われた。
その後、首なし騎士に変身し、首なし騎士の首を引くと、再びヒーローが体力を14失った。
コメント・見解
パッチ29.4後、首なし騎士は首を引いても凍結を解除しなくなりました。このバグはこれによるものだったと考えられます。