バランス調整の実施 – 2019年2月

バランス調整の実施 – 2019年2月

2月6日(日本時間)にカードのバランス調整が行われることが公表されました。

今回は、基本セット、クラシックセットに調整が入ります。調整が入るのは流行などに関わらず使い続けられたカード達です。変更の意図は、汎用的な必須カードを減らし、必要なデッキには採用される可能性のある選択肢の一つへと変えるためです。対象となるのは冷血炎の舌のトーテム平等狩人の狙いです。

また、エメラルドの呪文石も調整されています。

公式の見解

冷血、炎の舌のトーテム、平等、狩人の狙い

 

基本とクラシックセットは、各クラスのフレーバーとメカニクスを体現していることが理想です。以前にもお話しした通り、これらのセットに含まれるカードが効果的すぎて他の戦略がかすんで見えるのであれば、それは問題です。基本・クラシックカードは総じて弱くあるべきだ、という意味では決してありません。むしろ基本・クラシックセットには、状況によって、あるいはデッキのアーキタイプ次第で非常に役立つようなカードが含まれていることが重要である、と私たちは考えています。

今回変更する各カードはどれも、どんな戦略が流行っていようと、どんなカードが存在していようと変わらずに、ずっと使われ続けていたカード達です。こういったカードが存在していると、プレイヤーのデッキ構築の柔軟性が損なわれ、究極的には、「ハースストーン」のプレイ時に見られるデッキの広範性が損われるのです。

今回の変更が意図しているのは、そうした汎用的な「必須」カードの魅力を減らし、それでもこれらのカードの能力を必要とするデッキには採用される可能性のある、選択肢の一つへと変えることです。

 
エメラルドの呪文石

今回のバランス調整の中で、基本・クラシックではない唯一のカードです。コストを1上げることで、序盤での攻撃的テンポカードとしての有用性を削減します。「エメラルドの呪文石」には、中盤および終盤での効果的な攻撃的カードとしての活躍を期待しています。現在、ハンターの戦績および人気は非常に高くなっています。この変更は――「狩人の狙い」の調整と併せて――ハンターの氾濫に対処しつつ、一定の強さは保つものとなるはずです。
 

魔素の補てん

バランス調整の実施により、今回対象となった3枚のカードは魔素の補てんがあります。バランス調整適用後から一定期間、還元した際の魔素が作成魔素と同じになります。

今回補てんの対象となるカード

  • 冷血(コモン、クラシック)
  • 平等(レア、クラシック)
  • エメラルドの呪文石(レア、コボルトと秘宝の迷宮)

補てん期間

2019年2月6日(水) ~ 2019年2月19日(火)

レア度 還元魔素
ノーマル ゴールデン
コモン 40 400
レア 100 800
エピック 400 1600
レジェンド 1600 3200

今後の展望

一般的にTier2以上と呼ばれる強さ、環境への影響力を持つデッキだけをピックアップしています。

最新の環境を知るには、膨大なデータを元にメタを解析しているHSReplay.netが便利です。

バランス調整の影響を受けるデッキ

 

公式サイト:バランス調整の実施 – 2019年2月