各クラスの特性とクラシックカードの補填

新たな殿堂入りカード、ハースストーンに存在する9つのクラスの特性を改めて伝える記事、そして殿堂入りでカードの枚数が減っていたクラシックカードの補填が公開されました。

クラシックカードは次の大型アップデートにて追加されます。

新たな殿堂入り

クラスの特性を考え、下記2枚「退散」「思念撃破」が殿堂入りとなることが決定しました。

退散は盤面除去がローグのコンセプトに合わないこと、思念撃破はプリーストが打点を直接与えることがプリーストのコンセプトに合わないとの理由です。

 

そしてその2枚に代わるカードは以下の2枚です。

クラスの特性

この度、改めて9つのクラスの特性について語られました。

公式より
はじめに
ハースストーンがスタートしてから5年経ち、プレイヤーがプレイするクラスのユニークさの感じ方について多くを学びました。次のアップデートに向けて、この機会に私達の考える現在のクラス毎のアイデンティティを紹介し、将来についても共有したいと思います。
 
クラスアイデンティティの独立
クラスのアイデンティティを独立するとき、3つの軸があります。
クラスのファンタジー、クラスが得意なことの定義、そしてクラスが得意なことの確立です。ファンタジーについては、ウォリアーは戦場に突入する戦士、メイジは壊滅的な魔法を放つことなどを意味します。そのクラスに合うカードを選び、ファンタジーを強めます。より強いアイデンティを確立するには目的があります。クラスの強力な点、そして劣る点を明確にすることです。そうした時、より戦略性の高いプレイを可能にします。

クラスの紹介

以下の項目に沿って紹介します。
強み:そのクラスが優れている点です
制限:そのクラスにおいて見ることもできる側面で、カードの枚数は限られます
弱み:そのクラスが劣っている点です

ドルイド

自然と調和したドルイドは、野生の獣と森の生き物の群れと共に闘います。彼らの力は攻撃にも守りにもなることがあります。ただし、敵ミニオンを直接破壊する方法が限られます。

強み:マナ加速、大型のミニオン、ミニオンを横に並べる、獣シナジー
弱み:大型ミニオンの除去、盤面クリア

ハンター

ハンターは獣の軍団と共に闘います。防御力に欠けていますが、その攻撃性を突き通します。

強み:獣シナジー、敵ヒーロー本体へのダメージ、秘策、断末魔
制限:ドロー、カードの生成、盤面クリア、挑発
弱み:回復

メイジ

魔力の使い方をマスターし、幅広い範囲の呪文を使うことができます。防御は限られていますが、賢い魔法使いはどんな状況にも対処できる呪文を持っています。

強み:大小揃った呪文、ダメージ呪文、秘策、盤面クリア
制限:ミニオンを横に並べる
弱み:回復、挑発、ミニオンバフ

パラディン

パラディンはバフ、回復、聖なる盾を使いミニオンを支える偉大なチャンピオンです。呪文ではなくデバフと集中攻撃で戦場を支配します。

強み:ミニオンを横に並べる、ミニオンのバフとデバフ、回復、聖なる盾、秘策
制限:コストダウン
弱み:直接ダメージを与える呪文、大型ミニオンの破壊

プリースト

プリーストは神聖な光と影の魔法で闘います。攻撃的ではありませんが、カードの組み合わせやコピーを駆使して強力な軍団を作り出します。

強み:回復、限定的な状況で強力な呪文、コピー、ミニオン単体バフ、断末魔
制限:ドロー
弱み:敵ヒーロー本体へダメージを与える呪文、複数ミニオンのバフ

ローグ

ローグは影に隠れ、素早く相手を倒します。防御や回復が苦手なため、相手を無力化するべく素早く行動することを強いられます。

強み:コンボ、ミニオン単体除去、ドロー、武器、断末魔
弱み:挑発、回復、盤面クリア、複数ミニオンのバフ

シャーマン

シャーマンは信頼できるトーテムとエレメンタルの力で闘います。メイジほど素早くリソースを確保することはできませんが、マナクリスタルに負荷をかけることでパワーをブーストすることができます。

強み:ミニオンの横並び、ダメージ呪文、トーテム、エレメンタル、マーロック
弱点:ドロー、カードの生成

ウォーロック

力のためには、時には犠牲が必要です。悪魔と関係をもつなら尚更です。ウォーロックはそのために全てのリソースを管理します。

強み:強力な犠牲を伴う効果、ドロー、ミニオンの横並び、崩壊効果、悪魔
弱み:敵ヒーロー本体へのダメージ呪文、大きな回復

ウォリアー

ウォリアーは戦場を渇望しています。彼らは戦場での闘いをコントロールするため挑発と急襲を駆使します。

強み:装甲、武器、挑発、ミニオン除去
制限:ドロー、カードの生成
弱み:敵ヒーロー本体へのダメージ呪文、複数ミニオンのバフ、ミニオンの横並び

中立

中立カードを使うことで、そのクラスの目標を達成したり、弱点を補ったりすることができます。
例えば、パラディンにマーロックを与えることで攻撃的にしたり、ハンターに癒やしを与えゲームを長引かせたりすることができます。
しかし、これらのパワーレベルは低いため、その弱点を完全に補うことはできません。

クラシックカードの補填

次の大型アップデート(恐らく新拡張のアップデート)で追加される、8枚のカード。今まで殿堂入りしたクラスカードや中立のカード、そしてレジェンドカードが増えます。

開発者による補足

退散思念撃破は殿堂入りとなり、ワイルドで使用できる 

Peter Whalen
-WIll Vanish and Mind Blast go to hall of fame or be removed from the game with the new cards?
Hall of Fame – you can still play them in wild.
訳:
– 退散と思念撃破は栄誉の殿堂入りなのでしょうか、それともゲーム内で新しいカードに置き換えられるのですか?
殿堂入りです。ですので、ワイルドではそのまま使用できます。
ソース:Peter Whalen(Twitter)
 
退散思念撃破は殿堂入りした後、作成できるようになる
Peter Whalen
-Will the basic cards being moved to the Hall of Fame be craftable (for Wild) after they’re moved out?
Yep
訳:
– 栄誉の殿堂入りとなった基本カードは、ワイルドに行った後魔素で作成できるのでしょうか。
はい。
ソース:Peter Whalen(Twitter)
 
ハンターのドローについては基本カードやクラシックセットを含む基本的なコンセプトであり、ご主人様の呼び出しなどのドローカードは拡張セットで適宜追加される
Peter Whalen
-If Hunter’s weakness is card draw, why not take this time to nerf Master’s Call? 3 Mana, draw 3 beasts is incredibly good and if this is their ‘weakness’ it should be nerfed.
We’d rather take a look at basic and classic and let rotation naturally handle the rest of it. In general, Hunter can generate (or draw) when necessary, especially in a specific context like beasts, but it’s not something we plan to print very often.
訳:
– ハンターがカードのドローに弱いというのであれば、ご主人様の呼び出しを何故弱体化しないのですか。3マナで獣を3ドローは信じられないほど強力で、ハンターの弱点であるのなら弱体化されるべきです。
私たちは主に基本カードとクラシックカードについて述べており、その他はローテーションに任せるという方針をとっています。ハンターには必要に応じて獣関連のドローカード(もしくは生み出すカード)を与えられますが、頻繁にそれらを作成するつもりはありません。
ソース:Peter Whalen(Twitter)
 
殿堂入りしたウィッチウッドのカードにいての代替カードの予定は今まのところ無し
Peter Whalen
-I feel like months ago I read that Blizzard might replace the Witchwood HoF’d cards too. I guess if you haven’t done it by now there might not be much point?
No plan to
訳:
– 少し前に殿堂入りしたウィッチウッドのカードの代替カードについて聞いた気がしますが、その情報は無いのでしょうか。
今のところ予定はありません。
ソース:Peter Whalen(Twitter)

 

ゴールデンの退散思念撃破を持っていた場合、殿堂入りと同時に病魔の運び手光輝のゴールデンがコレクションに加わる
Peter Whalen
-If we’ve leveled up to earn golden Vanish and golden Mind Blast will we automatically get golden Plaguebringer and golden Radiance?
Yes
訳:
– ゴールデンの退散と思念撃破を持っていた場合、病魔の運び手と光輝のゴールデンは手に入りますか?
はい。
ソース:Peter Whalen(Twitter)
 
プリーストの沈黙は生き続け、シナジーは拡張セット毎にあったり無かったりする
Peter Whalen
-curious if you could speak to whether silence will continue to play any kind of prominent role in Priest going forward?
Likely on and off. It’s the kind of thing we play up for an expansion and then pieces will rotate. I think it’s a cool archetype (and I don’t mind Silence as pseudo-removal as well), but not something we’re going to push every set.
訳:
– プリーストの「沈黙」についての意見を聞かせてもらえますか。
使われたり使われなかったりすることになると思います。拡張セット毎に使用され、ローテーションで変化するべきものでしょう。私は素敵な特性だと思っていますが、全ての拡張セットで相乗効果を生み出すことはないでしょう。
ソース:Peter Whalen(Twitter)

 

通常「大型アップデート」と公式が発表した際には、バランス調整のパッチは含まれない

Peter Whalen
-Next ‘major update’ means next expansion or next balance patch?
Neither. We generally do 3-4 major patches per expansion. For Rise of Shadows those are expansion launch, PvE launch, mech event, and then this patch. Balance patches are usually their own small thing.
訳:
– (公式発表に書かれた)次の「大型アップデート」というのは、次の拡張セットやバランスパッチを意味しますか。
どちらでもありません。私たちはいつも拡張セット毎に3つから4つの大型パッチを適用します。悪党同盟の場合、悪党同盟のリリース、一人用モード(ダララン大強奪)、メカメカ大躍進、そしてこのパッチです。バランスアップデートは通常、小さいアップデートに属します。
ソース:Peter Whalen(Twitter)