ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#158
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.158が公開されています。今回は、日蝕による呪文の処理の予想や、粉砕されしクトゥーンとデッキ内コストの関係、フェルスティールの剣精にバフをした場合などが紹介されています。内容を翻訳して紹介します。
1. (バグ)カザカスのポーションは日蝕によって4回使用される
※エレクトラ・ストームサージでも同様に4回使用される。
処理の予想:日蝕によって、カザカスのポーション本体に加え、ポーションが持つそれぞれの効果に対しても「2回使用される」という効果が適用されている
2. (バグ)日蝕を2つ連続で唱えると、次の呪文は2回使用されない
※エレクトラ・ストームサージ→日蝕→呪文であれば2回使用される
処理の予想:日蝕を使用すると「日蝕パワー」を得る。「日蝕パワー」を得ている状態で呪文を使用すると、次の呪文が2回使用される。2つ目の日蝕を使用すると、その時点では「日蝕パワー」を既に持っているため「日蝕パワー」を得ることはないが、2つ目の日蝕を2回使用するために「日蝕パワー」が使用されるため、最終的に「日蝕パワー」を失い、次の呪文は1回しか使用されない。エレクトラ・ストームサージは「エレクトラパワー」を持つため、エレクトラ・ストームサージからの日蝕は正常に機能する。
3. (バグ)マリガンでゲン・グレイメインをデッキに戻した場合、粉砕されしクトゥーンがデッキにいるとゲン・グレイメインの対戦開始時効果が発動しない
処理の予想:ゲン・グレイメインの効果は以下の3パターンの場合、正常に発動する。(1)マリガン前とマリガン前に手札にある(2)マリガン前とマリガン後に山札にある(3)マリガン前にデッキにあったが、マリガン後に手札にある。もしデッキが粉砕されしクトゥーン以外全て奇数カードで、マリガンで月を食らうものバクをデッキに戻した場合も正常に起動しない。
4. (バグ)敵からコピーしたドラストヴァールの怪物は敵のために呪文を唱える
処理の予想:ゲームのログによると、ドラストヴァールの怪物は呪文のコピーを作成して唱えるわけではなく、沼地の女王ハガサの雄叫びで選択した呪文2つを墓地から唱えている。そして、その2つの呪文は、ドラストヴァールの怪物を作成したプレイヤーのものとして紐付いている。
5. (バグ)容赦なき追撃は自分の盤面がいっぱいの場合、使用できない
処理の予想:容赦なき追撃は不思議なプレイ条件が紐付けられている。開発者は影の双子の処理と間違えたのではないか。(次項につづく)
6. (バグ)影の双子は盤面がいっぱいでも発動する
処理の予想:開発者は容赦なき追撃の処理と間違えたのではないか。
7. (検証)フェルスティールの剣精にヴァラニルのバフを付与したらどうなるか
結果 :フェルスティールの剣精が変妖態になってもステータスアップ、断末魔両方の効果を保持したままだった。