ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#170

ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.170が公開されています。今回は千鍵守護者アイボリーがミニセットのカードを発見できないバグや、監死者の断末魔無効効果が機能する条件の検証などが紹介されています。

以下、内容を翻訳して掲載します。


1. (バグ)鏡の住民でコピーされた封印されし星界馬は魔法活性が発動しない

鏡の住民 | Mirror Entity封印されし星界馬 | Imprisoned Celestial

結果

魔法活性は発動しなかった。

見解

「封印されし」ミニオンの呪文活性は発動しない状態になっており、休眠状態になる効果で魔法活性を追加し、目覚めた時に魔法活性が有効化されます。ログを見ると、鏡の住民が発動した後、休眠状態を付与しています。私達は、コピーされたミニオンは正しいターンに目覚めますが、そのときに発動されるはずの魔法活性が存在していないと考えます。


2. (バグ)素晴らしきザイクトゥーンの強化効果を2倍にする

素晴らしきザイ | Zai the Incredibleクトゥーン C'Thun

結果

+10/+10状態だったはずのクトゥーンが+20/+20された状態でコピーされた。

見解

クトゥーンが手札にコピーされた時、(既にその効果が付与されていたとしても更に)信者による強化効果が追加されます。このバグは覚醒者エリーズでも起こります。


3. (バグ)千鍵守護者アイボリーは「ダークムーン・レース」のデュアルクラス呪文を発見できない

千鍵守護者アイボリー | Keywarden Ivory

結果

何度試しても「ダークムーン・レース」の呪文は発見できなかった。

見解

何度試してもミニセットのカードを発見することはできませんでした。また、統計データでもミニセットカードを発見していることは確認できません。


4. (検証)バロン・リーヴェンデアが断末魔持ちのミニオンと同時に破壊されるとどうなる?

バロン・リーヴェンデア | Baron Rivendareイキってる四年生 Smug Senior捻じれし冥界 | Twisting Nether毒の種 | Poison Seeds

結果

捻れし冥界で破壊された時は断末魔は1回、毒の種で破壊された時は断末魔は2回発動した。

見解

イキってる四年生バロン・リーヴェンデアの召喚の順番は関係ありませんでした。2枚の破壊カードの違いは、毒の種には「破壊するフェーズ」があることです。そのため私達は、オーラ(バロン・リーヴェンデアの効果)は「破壊するフェーズ」では消えていないと推測します。バトルグラウンドの戦闘も「破壊するフェーズ」があるため、毒の種と同様に作用するのだと思います。


5. (バグ)監死者が断末魔持ちのミニオンと同時に破壊されるとどうなる?

監死者 | Deathwardenイキってる四年生 Smug Senior捻じれし冥界 | Twisting Nether毒の種 | Poison Seeds

結果

捻れし冥界でも毒の種でも断末魔は発動した。

見解

(前項と比較して)監死者はオーラによる効果ではないとわかります。監死者はどうやって機能しているのでしょうか?


6. (バグ)監死者がいても、断末魔が発動することがある

監死者 | Deathwarden

結果

ミニオンが受けたダメージ量や、ダメージを受けた後にミニオンが召喚されたか、などによって断末魔が発動したりしなかったりした。

見解

ミニオンが召喚された時の体力よりも多いダメージを受けた時、断末魔を無効化する効果が失われました。もし1体でも、断末魔が無効化されているならば、全てのミニオンの断末魔が無効化されました。どのミニオンの断末魔も無効化されていない場合、全ての断末魔は有効になりました。