ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#180

ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.180が公開されています。今回は炎霊術師フラァグルの効果は封印されしサンギルで発動しないバグや、特殊なヒーローパワーカードをプレイできるバグの検証などが紹介されています。

以下、内容を翻訳して掲載します。


1. (バグ)混沌のデッキの効果を受けたミニオンはこんなバナナ!でバナナになってもコストを維持する

混沌のデッキ | Deck of Chaosこんなバナナ! | Shenanigans

結果

混沌のデッキでコスト20になったミニオンを、こんなバナナ!でバナナにしたところ、コスト20のバナナが手札に加わった。

見解

狂気のデッキでっか化ルナのポケット銀河系でも同様のバグが起こります。


2. (バグ)炎霊術師フラァグルの効果は休眠状態のマーロックでは起動しない

炎霊術師フラァグル | Firemancer Flurgl封印されしサンギル Imprisoned Sungillナイフ・ジャグラー | Knife Juggler

結果

炎霊術師フラァグルが盤面にいる状態で封印されしサンギルを召喚しても効果は発動しなかった。
アングラ・アングラーナイフ・ジャグラーの効果は発動した。

見解

「自分が手札から使用した後」「自分が召喚した後」の効果は、その使用/召喚されたミニオンに影響を与えないのであれば、休眠ミニオンでも効果を解決すべきです。


3. (バグ)急襲を持つチームの司令塔は自分自身のコピーを召喚する

チームの司令塔 Playmaker霊の歌い手ウンブラ | Spiritsinger Umbra

結果

断末魔効果を付与した霊の歌い手ウンブラを召喚した場合、断末魔効果は発動しなかった。
急襲効果を付与したチームの司令塔を召喚した場合、自分自身の体力1のコピーを召喚した。

見解

ハースストーンには、ミニオンを召喚したときにそれ自身をトリガーにしない、”Humble Safeguard”と呼ばれるものがあります。ナイフ・ジャグラーは自分自身を召喚したときにナイフを投げません、腐蝕のグリズリーは自分自身に+1/+1を付与しません。しかし、チームの司令塔は自分自身をトリガーにします。


4. (バグ)蓮華の幻術師と裁きはどのように作用するか

蓮華の幻術師 | Lotus Illusionist裁き | Reckoning

結果

蓮華の幻術士裁きによって破壊されても変身して生き残った。

見解

蓮華の幻術士は致死状態でも変身します。これが意図的かどうかわかりません。


5. (バグ)最下層ウーズは、ダメージを受けた後に沈黙されても効果は発動するか

最下層ウーズ | Underbelly Ooze

結果

最下層ウーズが攻撃した影響で、ショーストッパーの効果が発動して沈黙した場合、最下層ウーズのコピーは召喚されなかった。

見解

最下層ウーズの効果は発動しませんでした。私達はこれは正しいと思います。


6. (バグ)影の狩り手ヴォルジンは手札の枚数制限を無視する

影の狩手ヴォルジン | Shadow Hunte Voljin

結果

手札がいっぱいの状態でミニオンを手札に戻すと、対象のミニオンを破壊した。
影の狩り手ヴォルジンの効果を使って、手札がいっぱいの状態から追加でドローさせたら手札は11枚になった。
これを繰り返すと、手札は11枚以上にもなった。(13枚になった)

見解

ヴォルジンは正常にミニオンを入れ替えた後は、手札にスペースがあるはずだと”考えて”おり、再びそのスペースをチェックすることはありません。


7. (バグ)ヒーローパワーカードを手札から使用したら何が起こるか

※ヒーローパワーカードを手札に加えるバグは Hearth Tech #177 を参照。

ちょいと拝借! | Yoink

結果

対象を取るヒーローパワーカードだけが手札からプレイ可能だった。
ヒーローパワーカードを手札から使用しても、表示される所持ヒーローパワーは以前のままだった。
しかし、以前のヒーローパワーは取り除かれず、複数のヒーローパワーを所持した。
その状態で、無鉄砲な弟子を召喚したところ、最も上(表示されている)ヒーローパワーだけが発動した。
複数ヒーローパワーを所持している状態では、クリックする場所によって異なるヒーローパワーを使用できた。
ヒーローパワーカードを破棄しても、アニメーションは表示されなかった。

見解

これはデュエルでのみ発動するため検証が大変です。降参を繰り返してMMRを下げ、サブアカウントとマッチングすることで検証しました。Ivan氏からのアドバイスに感謝します。