ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#234
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.234が公開されました。今回はギガフィンのコピーの挙動やスウィフトスケイルのトリックスターに関するバグなどを紹介しています。
検証パッチは 23.0.3.137436です。
以下、内容を翻訳して掲載します。
(バグ)超大型ミニオンは聖なる試練を発動させる
結果
聖なる試練がセットされている状態で深淵のザイラグを召喚すると、聖なる試練が発動し本体が破壊された。
なお、ブームマスター・フラークを召喚しても、聖なる試練は発動しなかった。
見解
聖なる試練は雄叫びの前に発動条件をチェックします。そのため、ブームマスター・フラークに対しては発動しません。しかし、超大型のトークンが召喚される前に発動条件をチェックしているようです。これは恐らくバグです。
(バグ)ギガフィンのコピーはどう作用するか
結果
敵のミニオンを飲み込んだギガフィンを無謀の操り手でコピーした。コピー召喚時に新たなギガフィンの顎も召喚された。
その後、2体のギガフィンの顎を破壊し、元々のギガフィンを破壊すると、何も吐き出さなかった。
しかし、残ったコピーのギガフィンを破壊すると飲み込んでいたミニオンを吐き出した。
見解
ギガフィンの顎はギガフィンのコピーとは対応していません。ギガフィンの雄叫び発動と関連しているのではないでしょうか。
(バグ)スフィフトスケイルのトリックスターは凍傷を上書きしない
結果
凍傷の武勲効果を2回発動された状態でスフィフトスケイルのトリックスターの雄叫びを発動させたが、呪文のコストは(4)になった。
なお、同様に彫師ソリアの雄叫びを発動させた場合は、呪文のコストは(0)になった。
見解
付与効果の優先順位のバグです。スウィフトスケイルのトリックスターはロウゼブの効果も上書きできません。このバグはまもなく修正されるとのことです。
(バグ)大怪魚の提灯は古代の番人を攻撃させられない
結果
古代の番人、カブトカリ、どでかいレイザーリーフなど「攻撃できない」ミニオンがいる状態で、ブラックウォーターの大怪魚を召喚したが、ターン終了時いずれのミニオンもブラックウォーターの大怪魚を攻撃しなかった。
なお、煽り立てを使用した場合は「攻撃できない」ミニオンもブラックウォーターの大怪魚を攻撃した。
(バグ)ナーガ校の先生は狂気ポーションや影の狂気を正しく唱えられない
結果
狂気ポーションを覚えた幼ナーガは攻撃力0の敵ミニオンしか対象にできなかった。
影の狂気を覚えた幼ナーガは敵に攻撃力0のミニオンがいないと何も発動しなかった。
見解
奇妙なバグです。これらだけでなく、密言・痛も攻撃力0のミニオンしか対象にできませんでした。しかし、密言・死や禁じられし言葉はバグっていませんでした。これらのバグがあるカードは全て対象にできるミニオンを選択するための攻撃力を指定する属性があるのだと思います。しかし、幼ナーガはその属性を持たず、デフォルトの0になっているのでしょう。
(バグ)ウォーソングの獣飼育者は色違いの群がるピラニアは強化できない
結果
5食の群がるピラニアが盤面にいる状態でウォーソングの獣飼育者を召喚し赤色の群がるピラニアを発見した。
すると盤面の群がるピラニアは赤色だけが+2/+1を受けた。
見解
異なる色の群がるピラニアは異なるカードIDを持っており、ウォーソングの獣飼育者は同じ色だけをバフします。
(検証)無限のムロゾンドが敵側にいる状態でヒーローカードを使用するとヒーローは入れ替わるが、ヒーローパワーは敵が得る
結果
無限のムロゾンドの雄叫びで、まず心霊絶叫で無限のムロゾンド自体を相手のデッキに混ぜた。
その後、雄叫びの続きでヒーローカードを使用すると自身のヒーローが置き換わったが、ヒーローパワーは得られず、対戦相手のヒーローパワーが変わった。
テス・グレイメインにはこのバグはなかった。
見解
テス・グレイメインや希望の終焉ヨグ=サロンのようなミニオンが奪われた時、続く雄叫び効果は新しい所有者のものとして発動します。しかし、無限のムロゾンドは元々の所有者のヒーローを変更します。これはバグです。