ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#251
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.251が公開されました。今回は嫉妬の収穫者でコピー元を獲得できないミニオンのバグや、招待状配達人のバグなどを紹介しています。
検証パッチは24.0.0.147348です。
以下、内容を翻訳して掲載します。
(バグ)嫉妬の収穫者はカザカスのポーションや幼ナーガを奪えない
結果
嫉妬の収穫者がいる状態で、精神与奪者イルシアを使い、自分の手札を相手の手札のコピーに置き換えた。その後、コピーしたカザカスのポーションを使用しても、相手の手札のコピー元は奪わなかった。
ただし、カザカスのゴーレムの場合は、相手の手札のコピー元を奪った。
また、ドラストヴァールの怪物や幼ナーガのコピーを使用した場合も、相手のコピー元は奪わなかった。
優等生(式典用の大槌のトークン)、トラ(トラの精霊のトークン)、バ獣、影(死の影のトークン)はコピー元を奪うことができた。
見解
理由はわからないのですが、嫉妬の収穫者はいくつかのトークンは奪うことができません。
(検証)招待状配達人と木霊カードはどう作用するか
結果
招待状配達人がいる状態でレジェンド招待状を使用しても、獲得したコピーのコストは0ではなかった。
招待状配達人は木霊カードが手札に追加される場合も、コピーを手札に追加した。また、それらのカードはターン終了時にも消滅しなかった。
見解
招待状配達人は手札にカードが加わると発動します。しかし、ほとんどの追加効果は手札に加わったあとで追加されるため、それらの効果はコピーされません。
(バグ)招待状配達人で追加されたカードが手札に追加されても招待状配達人でコピーされない
結果
招待状配達人がいる状態で、招待状配達人でコピーしたカードが一度手札を離れ、再度手札に加わっても、そのコピーは手札に追加されなかった。
(バグ)スタッツをセットする効果は吸魂スタッツを上書きする
結果
幻影ポーションを使って、通常状態の屍のプリースト、マロキュラ、罪燃ゴーレムの1/1/1のコピーを獲得した。
それらは吸魂態になっても1/1/1のままだった。
なお、変妖ミニオンの場合は変妖態になると効果通りのスタッツになった。
見解
幻影ポーションだけでなくとりかへばや、混沌のデッキ、反射エンジニア、などの効果でも上書きされます。おそらくこれはバグです。
(バグ)クリスタルコアと吸魂ミニオンはどう作用するか
結果
クリスタルコアを使用してから吸魂したミニオンは、吸魂しても5/5のままだった。
なお、クリスタルコア使用後に獲得した吸魂ミニオンは、吸魂すると吸魂体のスタッツになった。それらは召喚しても5/5にはならなかった。
見解
実はクリスタルコア発動時に存在したミニオンと発動後に生成されたミニオンは違いがあります。そのため、このバグは驚くべきことではありません。
(バグ)憎悪の輪廻と骨々ドカンは異なる
結果
敵盤面に7体のミニオンがいる状態で、不屈のカタツムリ(猛毒ミニオン、1/2)に火山術を付与し、骨々ドカンを使用すると、盤面のミニオンは全滅し、即発の骸骨が7体召喚された。
敵盤面に7体のミニオンがいる状態で、不屈のカタツムリ(猛毒ミニオン、1/2)に火山術を付与し、憎悪の輪廻を使用すると、盤面のミニオンは全滅したが、精霊は1体だけ召喚された。
(バグ)こっち回りとあっち回りは異なる
結果
敵の盤面に7体のミニオンがいる状態でサイラス・ダークムーンを召喚し、こっち回りを選択すると、サイラス・ダークムーンは敵陣に移動し、敵ミニオンが自陣に移動した。
敵の盤面に7体のミニオンがいる状態でサイラス・ダークムーンを召喚し、あっち回りを選択すると、サイラス・ダークムーンは敵陣に移動せず、破壊された。なお、敵ミニオンは自陣に移動してきた。
自陣に6体のミニオンがいる状態で、その中心にサイラス・ダークムーンを召喚し、こっち回りを選択すると、味方ミニオン1体が破壊された。
見解
パッチ24.0以降、サイラス・ダークムーンは盤面がいっぱいなことによる破壊を引き起こすようになりました。こっち回りを選択すると、先に敵ミニオンのコントロールを奪います。しかし、あっち回りの場合は、先に味方ミニオンを与えます。