ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#260
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.260が公開されました。今回は漁夫の利が発動しないバグなど様々なバトルグラウンドのバグを紹介しています。
検証パッチは24.4.3.152904です。
以下、内容を翻訳して掲載します。
(バグ)漁夫の利は酒場がいっぱいの場合は発動しない
結果
酒場に7体のミニオンが並んでいる状態で漁夫の利が発動すると、手札にマーロックは加わらなかった。
見解
以前のヒーローパワーの時の、酒場のチェックを取り除き忘れているのでしょう。
※以前の漁夫の利:ミニオンを売却した後、酒場にランダムなマーロックを1体追加する
(バグ)不気味な仮面は時系列の整理を1ターンに2回進める
結果
不気味な仮面を達成している状態では、ターン終了時に時系列の整理が2段階進行した。
(バグ)奇数/偶数があっていないミニオンを酒場に戻すと、別人格のバフを失う
結果
別人格が奇数の状態で、10/10の乗りカエル(グレード2)をスワップ・ロック・ショップで酒場に戻すと、3/3になった。
別人格が偶数の状態で、10/10のスモッガー(グレード3)をスワップ・ロック・ショップで酒場に戻すと、3/3になった。
(バグ)ゴールデンムロゾンド獲得する黄金のサルは12/12になる
結果
ゴールデンムロゾンドで黄金のサルを獲得すると、そのスタッツは12/12だった。
見解
この12/12の黄金のサルをムロゾンドで獲得した場合、それは6/6でした。
(検証)刻み刈り獲らんはシャダリングの雄叫びは発動できない
結果
盤面にシャダリングがいる状態でターン終了しても、刻み刈り獲らんはシャダリングの雄叫びを発動させなかった。
見解
シャダウォックは刻み刈り獲らんを獲得できません。しかし、それでもシャダリングに特別な制限がかかっています。
(バグ)宝の探索者エリーズの入れ替えが「あと1回」の状態で酒場フェーズが開始すると、酒場のミニオンが1体少なくなる
結果
ゴールデン宝の探索者エリーズが「あと1回!」の状態で酒場フェーズが始まると、酒場に並ぶミニオンが1体少なかった。
4体のゴールデン宝の探索者エリーズが「あと1回!」の状態で酒場フェーズが始まると、酒場にミニオンが1体も並ばなかった。
見解
通常、宝の探索者エリーズは黄金のサルを召喚するために酒場にスペースを1つ作ります。しかし、ターン開始時の自動入れ替えと手動の入れ替えを認識できません。自動入れ替えでは黄金のサルは召喚されませんが、それでも宝の探索者エリーズはスペースを1つ空けようとします。
(バグ)大暴走リロイが致死ダメージを受けてから生還すると、断末魔が機能しなくなる
結果
トンネル爆破係で致死ダメージを受けた大暴走リロイが、ン=ゾスの落とし子の断末魔で体力が増加し生還した。
その後、その大暴走リロイが敵ミニオンに破壊されても、断末魔は発動せず、敵ミニオンは生存したままだった。
見解
これは以前のバグ修正による副作用です。以前の大暴走リロイは自身を破壊した最後のミニオンだけを記憶しており、それにより聖なる盾関連でバグがありました。しかし、現在の大暴走リロイは自身を破壊した最初のミニオンしか記憶していません。今回のケースではそれはトンネル爆破係です。そのため、トンネル爆破係が破壊された後では大暴走リロイの断末魔は機能しませんでした。
(バグ)秘密の罪石で獲得する時間泥棒で発見したミニオンのコピーは、召喚するのにゴールドが必要
結果
時間泥棒で対戦相手のエネミーリーパー4000を発見して獲得した。
その時、秘密の罪石でエネミーリーパー4000のコピーを獲得した。
コピーとして獲得したエネミーリーパー4000を召喚すると、8ゴールド消費した。(これは構築モードのエネミーリーパー4000のコスト)
なお、8ゴールド未満の状態では、コピーのエネミーリーパー4000は召喚できなかった。
(バグ)ゴールデン野良猫から召喚されたゴールデン虎猫を盗むと酒場グレードを持たない虎猫を獲得する
結果
ゴールデン野良猫から召喚されたゴールデン虎猫をテス・グレイメインのヒーローパワーで酒場に並べた。
すると、酒場の虎猫には酒場グレードの表示がなかった。
その虎猫は通常の虎猫2体とはトリプルにならなかった。
その虎猫は戦闘勝利時にはダメージを与えなかった(0ダメージ換算された)。
ただし、酒場グレードなしの虎猫3体ではトリプルになった。
見解
ログからカードIDを調べてみました。すると、仁義なきガジェッツァンの虎猫のカードIDと一致しました。これは開発者によるケアレスミスでしょう。