ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#265
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.265が公開されました。今回はコピーしたカードに関する火あぶりのバグや休眠状態のミニオンに呪文を使用した場合の検証結果など紹介しています。
検証パッチは24.6.2.155409です。
以下、内容を翻訳して掲載します。
(バグ)無貌の変性者はヴァッシュ女男爵の体力を回復させる
結果
ダメージを受けた3/4のヴァッシュ女男爵に精霊の乗騎を付与した。(新しいミニオンに変わっていないか確認するため)
そのヴァッシュ女男爵を無貌の変性者に変身させようとすると、無貌の変性者が召喚され、更にヴァッシュ女男爵の体力が全回復した。
フエル・オ・トロンでも同様のバグが起きた。また、この回復は聖なる勇者の効果を発動させなかった。
他の変身させる効果ではこの回復バグは怒らなかった。
見解・コメント
検証のために、精霊の乗騎を付与してヴァッシュ女男爵が新しいヴァッシュ女男爵になっていないことを確認しました。このバグにはバフは必要ありません。
(バグ)文書改竄と星霊交信はランダムな順番で手札を捨てる
結果
手札に複数の窒息の影とジャラクサスの鉄拳がある状態で、文書改竄を使用して、手札を全て破棄した。
それらは左から順には破棄されなかった。
星霊交信でも同様だった。
(バグ)マインドブレーカーは入門ランクのAIと対戦する場合は機能しない
結果
通常のランク戦ではマインドブレーカーは機能し、ヒーローパワーが使用できなくなった。
しかし、対戦相手がAIの場合、マインドブレーカーを召喚していてもヒーローパワーを使用できた。
見解・コメント
マインドブレーカーはアドベンチャーモードでも機能しません。アドベンチャーモードのボスと同じ設定が入門ランクのAIにも設定されているのだと思います。
(バグ)火あぶりはコピーされたカードがあるとバグる
結果
なりすましで相手の手札とデッキのカードのコピーを獲得した。
その後、自分が火あぶりを使用し、直後のターンに相手も火あぶりを使用した。
すると、相手のターン換算で3ターン経過した時、自分の手札のコピーしたカードも同時に破壊された。
オリジナルのカードが火あぶりされた状態で、コピーされたカードが火あぶりされるとこのバグが起こり、オリジナルとコピーは同時に破壊されます。
(バグ)空腹の涜れしものはヒーローを武勲で倒した時も攻撃力を獲得する
結果
敵ヒーローに攻撃力がある状態で、空腹の涜れしものの攻撃で敵ヒーローを倒すとその攻撃力を獲得した。
ヒーローに武勲を発動させ、敵ヒーローが生き残ると、確かに空腹の涜れしものは敵ヒーローが持っていた攻撃力を獲得していた。
見解・コメント
空腹の涜れしものの武勲はヒーローにも機能します。しかし、テキストはミニオンとしか書かれていません。
(バグ)いくつかの選択カードは休眠状態のミニオンを対象にできる
結果
監獄の囚人を召喚した。
木立の万人、ブームキン、弁拷士の選択効果は、休眠状態の監獄の囚人を対象にできた。
ただし、何も起こらなかった。
なお、ファンドラル・スタッグヘルムがいる状態でも同じく対象にできた。
選択呪文は休眠状態のミニオンを対象にすることはできなかった。
(検証)休眠状態のミニオンに呪文を使用したらどうなるか
結果
※バレバレの囮やサーケットの昏倒強盗を使って、休眠状態のミニオンに呪文を使用する状況を整えた。
休眠状態のミニオンに、悪魔弾を使用しても、ミニオンは破壊されなかった。
休眠状態のミニオンに、召術師の招来を使用すると、ミニオンは破壊されなかったが、2体のミニオンが召喚された。
休眠状態のミニオンに、寝返り、埋葬、影隠れを使用しても、ミニオンは移動しなかった。
休眠状態のミニオンに、破滅に至る病を使用すると、そのミニオンを破壊するダメージでなかったとして、悪魔を召喚した。
休眠状態のミニオンに、超越者の恩寵を使用すると、体力はバフされなかったが挑発ミニオンは召喚した。
休眠状態のミニオンに、ローリング・ファイアーボールを使用すると、そのミニオン分のダメージが軽減された。
休眠状態のミニオンを対象に、サスロヴァールの雄叫びを使用すると、休眠状態のコピーになった。
休眠状態のミニオンを対象に、フリック・スカイシヴの雄叫びを使用すると、休眠状態のミニオン以外の全てのコピーを破壊した。