基本的なデッキの組み方 – ハースストーン入門ガイド(15)
どんな風にデッキを考えればいいの?
ハースストーンの肝はデッキ作成にあります。でも始めたばかりだと、どんな風にデッキを組めばいいのか分かりませんよね。また、強力なデッキのリストを見ても資産がないから作れない、そんな方も多いと思います。
であれば、強力なデッキを参考にしつつ、オリジナルのデッキを組みましょう。1ターン目、2ターン目、3ターン目の動きを想定しながら組むのが基本となります。
そして最後に、どうやって勝つのかを考えながら組むのが重要なポイント!
基本的なデッキの組み方
基本的なデッキの組み方を紹介します。強力なデッキリストのコピーを作りたいけど、カードが足りない時などにも参考にして下さい。
step1. 使うヒーローとコンセプトを決める
まずはヒーローを決定しましょう。
持っているカード資産と相談したり、お気に入りのヒーローを選択すれば大丈夫。資産が無いあいだは「コンセプトなんて考えられない!」と思うかもしれませんが、「1ターン目から毎ターンミニオンを召喚してミニオンで押し切る」というのも立派なコンセプトです。
慣れてきたら「中盤に呪文で相手のミニオンを破壊して、中盤以降に逆転を狙う」「最初から最後まで耐えて相手のデッキ切れを待つ」など様々なコンセプトのデッキを考えてみましょう。ある1枚の特定のカードを有効活用するためのデッキを考えてみるのも面白いですよ。
step2. ミニオンを選ぶ
デッキを組む上で重要なのはミニオンです。
大型ミニオンばかり採用すると、序盤の動きがなくて押し切られてしまいます。逆に小型ミニオンばかり採用すると、中盤以降に攻撃力が足りず押し切ることができません。
序盤から動くタイプのデッキにするのであれば、1~3コストのミニオンを多めに選択しましょう。
また小型のミニオンは範囲除去呪文(通称:AoE)に弱い特性があるので、聖なる盾を持っていたり体力が高いミニオンを選ぶと良いかもしれません。
中盤以降に逆転を狙うデッキだとしても、小型のミニオンを採用しないわけにはいきません。少なくとも3コストのミニオンは採用し、大型のミニオンもあまり大量に入れないようにしましょう。
6コスト以上のミニオンは強力に見えますが、マナは最大で10しかなく、1ターンに1枚しかプレイできないという制約があります。多くても大型(コスト6以上)のミニオンは5枚程度にとどめておくのがいいでしょう。
step3. 呪文を選ぶ
呪文はミニオン以上にデッキコンセプトに合ったカードを選択しましょう。
序盤から押し切るデッキであれば、ミニオン全体を強化する呪文を採用したり、または、ミニオンが範囲除去呪文で破壊された後にも相手ヒーローに直接打点を与えることができる呪文を採用するのがいいでしょう。(例:ファイアーボール、なぎ払い、魂の炎など)
中盤以降の逆転を狙うのなら、単体除去や範囲除去呪文、そしてドロー系のカードを採用するのがいいでしょう。中盤以降の逆転を狙う以上、コストの大きいカードがデッキに多くなる訳ですから、手札が使えない事故(通称:手札事故)も起こりやすくなります。そのためドロー系のカードを採用するのも重要となります。(例:密言:死、フレイムストライク、聖別など)
また、呪文は一見強力ですが、多すぎると手札の枯渇にも繋がります。呪文が多いデッキだとしても10枚程度に押さえておくのが良いでしょう。ミニオンを選びながら選択するのもアリです。
step4. マナカーブを確認し、毎ターンの動きを考えつつ調整する
マナカーブの例
完成したデッキのマナカーブ(採用カードのマナ毎の分布)を確認しましょう。
(デッキ編集画面でヒーローを選択すれば確認できます)
上記のマナカーブはいずれも強豪プレイヤーが作成した強力なデッキのマナカーブです。
左から順に、序盤に押し切るデッキ・序盤から攻め続け中盤にフィニッシュ・序盤はしのぎ中盤以降に逆転、を狙うデッキです。それぞれ最も大きな山が違う位置にあり、バランスも異なるのが確認できます。
上記マナカーブに合わせる必要はありませんが、自分が想定する動きに合ったマナカーブかどうか確認して、もしズレているようであれば違うコストのカードを採用しましょう。その際、1ターン目には〇〇をする、2ターン目には〇〇をする、3ターン目には・・・と毎ターンの動きを考える必要があります。
このstep4は難しいので、次のstep5と交互に繰り返すのがよいでしょう。
step5. 実際に対戦をして調整する
これまでに作ったデッキを使って対戦してみましょう!
相手は誰でもOKです。ランク戦に挑んでもいいし、フレンド戦を持ちかけてもいいでしょう。何試合かすると「このカードは強いと思ったけど弱かった」「~~されると何もできなくて負けてしまった」などデッキの弱い点が見えてきます。
そうしたらデッキを調整します。
「対戦中使い所がなくずっと手札にあった」というカードは特に交換対象となります。カード資産があまりない内は、強いカードをあまり持っていないと思うのですが、強いカードでなくても、そのデッキの強いところを強化する・または弱点を補うカードを探して入れてみましょう。
デッキ作りは…
デッキ作りは、難しくそして面白い、カードゲームのポイントです。あなただけのオリジナルデッキで勝つことは容易ではないはずです。しかし、そのプロセスを是非楽しんでください。
「除去カードが少なかった」「もっと序盤に召喚できるミニオンを入れてみよう」など試行錯誤しながらデッキ作りを楽しみましょう!
もちろん色々なデッキを見たり試してみたりすることも良いデッキ作りのためになります!BeerBrickで紹介するデッキは資産的に作るのが難しいかもしれませんが、様々なコンセプトのデッキが掲載されているので、「これはどうやって勝つデッキかな?コンセプトは?」と考えながら眺めてみるのも面白く、そしてタメになるはずです!