マスターズツアー・アンダーシティ 観戦ガイド

マスターズツアー・アンダーシティ 観戦ガイド

マスターズツアー・アンダーシティが開催されます。開催期間は11月19日(金)~11月21日(日)(日本時間)です。

この大会は、マスターズ予選・ランク戦予選などを通過した選手のみが参加できる公式の国際大会です。世界中から総勢約400名の選手が参加し、その中には約30名の日本人選手も含まれています。

目次

開催概要
見どころ
注目デッキ
参加する日本人選手
Dropsでパックを獲得!
マスターズツアーとは
その他、参考情報


開催概要

  • 会場:オンライン
  • 大会日程(いずれも日本時間)
    • Day1(スイス1~4ラウンド)
      11月19日(金) 23:00 – 翌 11:00
    • Day2(スイス5~8ラウンド)
      11月20日(土) 23:00 -翌 11:00
    • Day3(TOP16、TOP8、準決勝、決勝)
      11月21日(日) 23:00 – 翌 11:00
  • 配信
  • 賞金総額:25万ドル
  • 次回大会参加権利:上位32名の選手は2022年最初に開催されるマスターズツアー・アンダーシティへの参加権利を獲得します。
    ※上位32名の選手の内、既に参加権利も所有している選手がいた場合は繰り下がり
  • 形式:4デッキ使用、1デッキ禁止、5戦3本先取、コンクエスト
  • 対戦表(※)
    Hearthstone Masters Tour Undercity(Battlefy)
  • デッキリスト&戦績(※)
    Hearthstone Masters Tour Undercity(英語)(d0nkey)

※配信は遅延(ディレイ)があるため、対戦表や戦績を見ることで結果が分かってしまう場合があります。

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見どころ

アップデート直後の大型大会

マスターズツアー・アンダーシティは、2021年6回目のマスターズツアーです。

この大会はパッチ21.8のバランス調整直後に開催されます。パッチ21.8ではレイザーメインの戦闘衛兵(アグロ挑発ドルイド)、秘術師ドーングラスプ(クエストメイジ)、絞殺ワイヤー(ワイヤーローグ)が弱体化、再起が強化を受けています。特にこれまでの大会で猛威を奮ったワイヤーローグが弱体化を受けている点がデッキ構成に大きな影響を及ぼすでしょう。

加えて、パッチ適用から大会開始までわずか3日間程度しか時間がないため、非常に短い期間で選ばれたデッキ構成のうち、どのような構成が上位に入賞するかが見どころです。

グランドマスターへのラストチャンス

今大会は、2022年のグランドマスターズ・シーズン1へ参加するための、最後(6回目)の大会になります。

現在アジア太平洋地域の上位争いは、1位がtrahison選手(日本)で16ポイント、2位がMegaGliscor選手(日本)で14ポイント、3位が同着でDragonMan選手(香港)、Che0nsu選手(韓国)で13ポイント、次いで6位12ポイント、7位11ポイント、以下7ポイントおよび6ポイントの選手が追いかけている状態です。

各地域上位4名が次期グランドマスターズとして昇格するため、現時点でも新たな日本人グランドマスターの誕生が期待できます。また、現状ではポイントを獲得していない選手でもTOP4以上(14ポイント以上獲得)の成績を残せれば誰でも昇格のチャンスがあります。

※現在ポイント3位のblitzchung選手はグランドマスターから辞退することを表明しています。

各地域のマスターズツアーポイント獲得者一覧は以下の通り。

アジア太平洋 MTポイントランキング
アジア太平洋地域のマスターズツアーポイントランキング – 7ポイント以上(d0nky
ヨーロッパ MTポイントランキング
ヨーロッパ地域のマスターズツアーポイントランキング – 13ポイント以上(d0nky.
アメリカ MTポイントランキング
アメリカ地域のマスターズツアーポイントランキング – 7ポイント以上(d0nky

マスターズツアーでは、スイスラウンドで6勝以上することでマスターズツアーポイントを獲得できます。気になる選手の動向については、まずは6勝を1つのラインとして意識しつつ、それ以上の勝利数・TOP8のボーナスポイントに注目しましょう。

マスターズツアー・スイスドロー
勝利数・成績に応じて獲得できるマスターズツアーポイント

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注目デッキ

フェイスハンター

安定した強さを持ちながら、直近のバランス調整(パッチ21.8)の影響を受けなかったアグロデッキ。

今年の4月からデッキリストも戦法も全く変わらず、ランク戦と大会両方で活躍し続けています。

アグロデッキとしてコンボデッキ(OTKデーモンハンターやワイヤーローグ、クエストメイジ)などに強いこと以外特筆することはありませんが、もともと強かったデッキがバランス調整を受けていないというのは、高いデッキパワーを維持していることを意味しており、それだけでデッキ構成の有力候補となりえます。

参考デッキ:風集う 21.6 レジェンド2位 Norwis’s フェイスハンター

OTKデーモンハンター

ハンターと同様に、バランス調整を受けなかった強力なデッキです。

前回大会のマスターズツアー・ストームウィンドでも大いに活躍したものの、同様に活躍したコントロール型のクエストウォリアーに弱いという大きな欠点が露呈しています。

といえ、明確に不利なデッキは少ないデッキです。「高いデッキパワー」「不利なデッキが少ない」「ウォーロック・シャーマン・メイジ・プリーストに強い」などの利点があることから、今大会でも多くの選手が持ち込むでしょう。

参考デッキ:風集う 21.6 OTKデーモンハンター

アグロ挑発ドルイド

バランス調整(パッチ21.8)でレイザーメインの戦闘衛兵が弱体化を受けましたが、デッキそのものが持つ爆発力は変わっていません。

フェイスハンターと同様に、強力なアグロデッキとして、コンボデッキや中途半端なアグロデッキを打ち負かす頼もしい相棒として、その存在感を示すでしょう。

後述する武器ローグに対して、マジウザ・オ・トロン1枚で勝ってしまうような展開が見込めるのも魅力です。

参考デッキ:風集う 21.6 レジェンド1位 Otsuna’s アグロ挑発ドルイド

武器(毒)ローグ

ワイヤーローグに変わり、持ち込むプレイヤーがそこそこいるだろうと予想されるデッキです。

役割はワイヤーローグと全く異なりますが、アグロデッキ、コンボデッキ、コントロールデッキのバランス次第では、活躍が見込めるとして持ち込むプレイヤーがいるはずです。

主なターゲットは、ウォーロックやメイジなどのコンボデッキ、挑発ミニオンを持たないクエストローグなどです。

参考デッキ:-

クエストコントロールウォリアー

前回大会の、マスターズツアー・ストームウィンド で活躍したデッキです。

前述したOTKデーモンハンターに対して確実な勝利を見込めることや、アグロデッキにも強いことから、今大会でも持ち込まれることが予想されます。

比較的安定したコントロールデッキとして、存在感を発揮するでしょう。

参考デッキ:風集う 21.4.4 レジェンド3位 Furyhunter’s クエストコントロールウォリアー

ワイヤーローグ

最強デッキといわれ続けて環境の中心に居座っていたものの、 バランス調整(パッチ21.8) で大きく弱体化したデッキ。

まだまだ戦える力はあるものの、絞殺ワイヤーから生み出される基調なダメージ源である流血が3枚から2枚に減った影響は少なくありません。

上位プレイヤーの間でも「さすがに使えない」「まだ戦える」と、意見が割れているデッキです。

恐らく一定数のプレイヤーが持ち込むと思いますが、その動向に注目です。

参考デッキ:風集う 21.6 レジェンド1位 JAlexander’s ワイヤーローグ

これらのデッキ以外にも、普通のクエストウォリアーやクエストローグ、聖典またはアグロパラディンが活躍する可能性も大いにあります。

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海外の注目選手

Furyhunter

Furyhunter

前回大会 マスターズツアー・ストームウィンド の優勝者。

かなり前から競技シーンで戦い続けているデンマークのプレイヤーで、元々高い実力を持っており、過去には大型大会であるDream Hackでの優勝経験も持っています。

いわゆるティルトと言われている冷静さを欠くような表情やリアクションが多いプレイヤーでしたが、前回の大会では、落ち着いたプレイを見せてくれていました。

バランス調整がはいったとはいえ、前回大会とそれほど大きく変わっていない今大会でも、きっと活躍してくれるでしょう。

XiaoT

XiaoT

中国の強豪プレイヤーです。

つい先日、ハースストーンの地域で最もレベルが高い中国サーバーとEUサーバーの両方でレジェンド1位を獲得しました。

また、マスターズツアーでは目立った成績は残せていませんが、昨年の世界大会出場しているほか、中国国内の大会及び国際大会で十分すぎる成果を上げています。

SuperFake

SuperFake

現時点でEU地域3位(現GMを除く)のポイントを持つ、ポルトガルの選手です。

この選手の注目ポイントは、その高い実力ではなく、配信画面にあります。

誰かとしゃべっているのか、はたまたずっと歌っているのか、どちらにせよモニター越しにカードゲームをプレイしているとは思えない、陽気なカメラ映像を見せてくれます。

配信台に映った際には是非見てみてください。

Hijo

Hijo

元々ワイルドを根城に大活躍していたプレイヤーで、マスターズツアーへの参戦は今回が2回目です。

悪魔の種の実装で生まれたクエストウォーロックがワイルド環境を破壊すると、ワイルドに嫌気がさし、スタンダードに移行。その直後には、レベルが高いEUサーバーでレジェンド1位フィニッシュを達成しました。

某海外の有名プレイヤーが「ワイルドは、スタンダードのプロプレイヤーが乗り込めば一瞬で終わる」と煽り、やや炎上した事件があったことから、多くのワイルドプレイヤーが応援しています。

中国勢

XiaoTをすでに挙げていますが、ほかにも非常に多くの強豪プレイヤーがいます。

今年のマスターズツアーのTop8には、2~4人の中国勢がほぼ必ず登場しており、その顔ぶれも大会ごとに異なります。

スタンダード、ワイルド共に10万人以上のレジェンドプレイヤーがいるハースストーン大国からの刺客には要注目です。

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参加する日本人選手

マスターズツアー:アンダーシティには、30名以上の日本人選手が参加します。

現在グランドマスターズへの昇格ポイント争い2位のMegaGliscor選手は、念願のグランドマスターズ入りへ大手をかけている状態です。そのほかにも、Tansoku選手やTredsred選手も、前回大会でポイントを獲得し、グランドマスターズ争いの中へ滑り込みました。

出場日本人選手一覧

※BeerBrick調べ、最終成績順

戦績不明・不参加

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Dropsでパックを獲得!

Dropsでパックを獲得!

公式Youtubeチャンネルでマスターズツアー・アンダーシティを視聴すれば「フェニックス年パック」を最大2パック受け取れます。

  • 合計2時間視聴:フェニックス年パック1つ獲得
  • 合計4時間視聴:フェニックス年パック1つ獲得(合計2つ)

アカウントの連携方法

  • YouTubeのアカウントにログイン、またはアカウントを作成する。 
  • 設定内の「接続済みのアプリ」の他のアプリとリンクさせるを表示する。
  • 「Battle.net」の横にある「接続」を選択する。
  • 指示に従ってアカウントの連携を完了する。 
  • アカウントを連携するときは、Dropsを受け取りたいBlizzardアカウントに正しくログインしていることを確認しておきましょう。

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マスターズツアーとは?

ランク戦や、予選で優秀な成績を残した選手のみが参加できる高レベルの公式大会です。ハースストーンの公式プロリーグともいえるグランドマスターズに参戦するには、この大会でマスターズツアーポイントを稼がねばならず、多くのプレイヤーがその座をかけて戦います。

2021年のマスターズツアーは年に6回、全てオンラインで行われます。2021年のマスターズツアーの詳細については こちら をご覧ください。

対戦形式

通称「4Hero 1Ban BO5 コンクエスト(4デッキ使用、1デッキ禁止、5戦3本先取、コンクエスト)」と言われる3本先取のルールで対戦が行われます。選手はそれぞれ違うクラスで組んだ4つのデッキを持ち込み、お互いのデッキを1つ禁止した後、残った3つのデッキで対戦を行います。デッキの選択順は自由ですが、既に勝利したデッキは使えなくなり、また全てのデッキで勝利する必要があります。先に3勝した選手が勝利しますが、最大で5試合行われるためBO5(Best of 5)と呼ばれます。

大会形式

大会は3日間に渡って開催されます。1~2日目で全8ラウンドのスイスラウンドが行われた後、3日目に上位16名によるプレイオフが開催されます。1日目~2日目にスイスラウンド8回戦行ってTOP16を決定します。3日目にプレイオフで勝ち残っている16名がシングルエリミネーション形式で優勝を争います。

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その他、参考情報

デッキや構成ごとのマッチアップ一覧