ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech 338

Hearth Tech 338

ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.338が公開されました。今回はTNTを自発的に使用すると効果が違うバグや、悪臣のルークの雄叫びは攻撃権を使用しているバグなどを紹介しています。

検証パッチは 29.2.0.198037 。以下、動画の内容と解説の翻訳です。


(バグ)TNTを自発的に唱えると対戦相手のカードを破壊する

ボカンボス・ソーグルン | Boomboss ThogrunTNT | TNT
 

結果

自動詠唱で唱えられるTNTは自分のカードを破壊した。
しかし、自発的にTNTを唱えると対戦相手のカードを破壊した。

コメント・見解

自動詠唱した時の効果と自発的に唱えた時の効果は独立しています。前回のパッチで、TNTは自動詠唱効果だけが調整されました。それにより永遠のヨトゥンで唱えられる場合などに奇妙な状況になってしまいます。


(バグ)魔法の教育球は隠れ身ミニオンにも呪文を唱えられる

魔法の教育珠 | Magic Wisdomball動物変身 | Polymorph

結果

魔法の教育球動物変身を唱えると、相手の隠れ身状態のミニオンを対象にして、ヒツジにした。


(バグ)悪臣のルークの雄叫びは通常の攻撃権を消費する

悪臣のルーク | Malefic Rook突撃 | Charge

結果

狂乱のアスペクト・デスウィングの雄叫び後に突撃を使用すると、狂乱のアスペクト・デスウィングは攻撃できた。

しかし、悪臣のルークの雄叫び後に突撃を使用しても、悪臣のルークは攻撃できなかった。


バグ)懐かしのピエロの雄叫びは、プレイ時点のカードのコストによって決められる

懐かしのピエロ | Nostalgic Clown

結果

4マナのカードを使用した。
懐かしのピエロは5コストなので、雄叫びは発動しなかった。
その後、そのミニオンが凍結の罠によってコストが(6)になると、懐かしのピエロの雄叫びが起動した。

6マナのカードを使用した。
懐かしのピエロは5コストなので、雄叫びは発動する状態になった。
その後、凍結の疫病によって懐かしのピエロのコストが(6)になると、懐かしのピエロの雄叫びは発動しなくなった。


(バグ)ゴクゴクラボラトリーの常連は、そのターン最初に装甲を獲得した時でなく、召喚後に最初に装甲を獲得した時に効果が発動する

ゴクゴクラボラトリーの常連 | Lab Patronカレクゴス Kalecgos

結果

コインを使用してからカレクゴスを召喚すると、(既にこのターン呪文を使用しているので)パイロブラストのコストは(0)にならなかった。

装甲を獲得してからゴクゴクラボラトリーの常連を召喚し、その後に装甲を獲得しても効果は発動した。


(バグ)ガンスリンガー・カートラスの雄叫びでダメージを受けたミニオンが斂葬のアンカで1/1になっても、ダメージが継続している

ガンスリンガー・カートラス | Gunslinger Kurtrus

結果

手札の7/7のミニオンが敵のガンスリンガー・カートラスで4ダメージ受けて、7/3になった。
その後、斂葬のアンカで1/1にすると、ダメージは継続しており1/-3になった。
そのミニオンを召喚すると、即座に死亡し、断末魔が発動した。

なお、クリスタルコアでスタッツをセットする場合は正しく5/5になった。


(バグ)自分の手札とデッキのミニオンに攻撃するにはどうするか

試練場 | Proving Grounds魔改造屋 | Transmogrifier

結果

魔改造師がいる状態で試練場を使用すると2体目のミニオンはランダムなレジェンドに変身した。

そんなバナナがセットされている状態で試練場を使用すると、2体目のミニオンがバナナに変身し、1体目のミニオンは自分の手札のミニオンを攻撃した。
この現象を利用すると、自分のデッキ内のミニオンを攻撃することもできた。