カードのバランス調整について - 2018年5月
カードのバランス調整について - 2018年5月
5月末に実施されると公表されていた、カードのバランス調整の内容が公表されました。この調整は、5月23日午前2時頃適用されました。
「ナーガの海の魔女」 – コストを8マナに変更。(5→8に増加)
主に使用されているデッキ:ナーガウォーロック(ワイルド)
アップデート9.1で行われた、ハースストーンのゲームメカニクスの統一性の改善で仕様変更されたナーガの海の魔女が弱体化されました。以前よりワイルドプレイヤーから批判されていたナーガデッキですが、アーキタイプは否定されず、変わりに巨人が並ぶ速度を遅くすることで対応したようです。
ナーガの海の魔女については、こちらの記事で詳細をまとめています。
「性悪な召喚師」 – コストを7マナに変更。(6→7に増加)
ワタリガラス年のローテーションにより、10コストのミニオンが減って性悪な召喚師が強くなったというのが、開発の見解のようです。コストを1上げることにより使いにくくする、展開を遅くするのが目的と思われますが、7マナでも12/12(4/4と8/8)や16/16(4/4と12/12)が並ぶのは、以前強力なカードでしょう。
「暗黒の契約」 – 体力を4回復する。(8→4に減少)
主に使用されているデッキ:キューブウォーロック、コントロールウォーロック
「従者パクト」「キューブパクト」などと呼ばれた肉食キューブや取り憑かれた従者とのコンボは残りますが、回復量が大幅に減ったことにより、ウォーロックはヒーローパワーや地獄の炎を気軽に使えなくなります。この4点の差で勝敗を覆せるようになる対戦は多いはずです。カードの面白さは残しつつ、大幅に弱体化しされる形となりました。
「取り憑かれた従者」 – コストを6マナに変更。(5→6に増加)
主に使用されているデッキ:キューブウォーロック、コントロールウォーロック
取り憑かれた従者の1マナのコスト増は影響が大きく、暗黒の契約とのコンボも7マナになることから、キューブウォーロックの展開はかなり遅いものになるでしょう。正し、以前マナアリやDKグルダンが強力なため、キューブウォーロック及びコントロールウォーロックが新しい環境でどのように生きるかは未知数です。
「動員」 – コストを5マナに変更。(4→5に増加)
主に使用されているデッキ:偶数パラディン、マーロックパラディン、アグロパラディン
コボルト環境以降、パラディンで最も活躍しているカードと言っても過言ではない動員が、コスト1増という形で弱体化されました。元々2コストのミニオン3体を出すということで4マナで6マナ分の働きをしていましたが、そのマナ差が1に縮まりました。ただ、ミニオンの展開力、デッキ圧縮という別の強力な側面も持ち合わせているカードですので、偶数パラディンからは抜けるものの、まだまだ使われる可能性が残っています。
「地底の大洞窟」 – クエスト報酬「クリスタルコア」のテキストを、「この対戦中、自分のミニオンは全て4/4になる。」に変更。(5/5→4/4に弱体化)
主に使用されているデッキ:クエストローグ
同じミニオン4体召喚から5体召喚へ弱体化された過去がある地底の大洞窟ですが、クエスト達成後のミニオンが4/4になるという2度目の弱体化が適用されました。4/4という弱体化でクエストローグが消えるのか、残るのか注目しましょう。
魔素の補てん
バランス調整の実施により、今回対象となった6枚のカードは魔素の補てんがあります。バランス調整適用後から一定期間、還元した際の魔素が作成魔素と同じになります。
レア度 | 還元魔素 | |
ノーマル | ゴールデン | |
コモン | 40 | 400 |
レア | 100 | 800 |
エピック | 400 | 1600 |
レジェンド | 1600 | 3200 |