【激闘!ドラゴン大決戦!】事前カード評価結果発表!
目次
概要
採点方法
評価結果
蒼汁 / Alutemu / あれっくす / Ombre / おやつ / glory / Tansoku
概要
ガラクロンドを筆頭に強力なカードが多数収録され、2度のバランス調整も行われた今回の拡張セット。当サイトでは事前に、7名の有名プレイヤーに注目する5枚のカードと10種類のレジェンドドラゴンの評価をしてもらいました。
今回は、それらのカードが事前評価通りの結果となったか、プレイヤー毎の評価を検証します。
なお、事前に行った注目カードとレジェンドドラゴンの評価記事は下記リンクから見られます。結果を見る前に、7名がどのような評価をしていたか見ておくと、結果がより楽しめます。
採点方法
得点はHSReplayのデータを活用し、カード使用率を元に算出しています。これは、注目カードとレジェンドドラゴン評価のどちらも同じです。使用率が高く様々なデッキで使われたり、特定ヒーローの環境デッキで中心的な役割をしたカードは満点の10点としています。
中立カードであれば、使用率が20%を超えるこれらのカードが10点満点となります。
総合得点の計算方法は少々複雑になっています。気になる方は下記の矢印をクリックしてください。
評価結果
蒼汁
ぶっちぎりの最下位。理由は「10点満点で評価してください」と言ったにも関わらず30000点を付けルール違反により減点となったため。違反度に応じて減点する仕組みにしたところ、総合得点は-29909点に。
全体的な評価としては、中当たりが少なく、評価は適切なものと予想を大きく外すものに分かれた。一部のクエストハンターで使われるも結局使用率が1%に満たなかったシュ=マを筆頭に、ほとんどの参加者が低く評価していたニトホッグに関しても高い評価を与えているのが興味深い。大きく勝つか大きく負けるかのギャンブラー気質が感じられる。
ちなみに、竜の女王アレクストラーザを10点で評価していた場合の総合得点は、81点。
Alutemu
グランドマスター2年目となるAlutemuさんの総合得点は83点。
注目カードの5枚の評価は全参加者中最も高く、36点を記録。イカリの弱体化でとばっちりを受けた飛行砲撃はしけの低使用率が足を引っ張ったが、Tier1、Tier2デッキに入っていないにも関わらず、そこそこ活躍している嵐の怒りの選出が功を奏した。
ただし、ドラゴン評価はあまり振るわず、解き放たれしイセラ、無限のムロゾンド、ワクサドレッドで予想を大きく外した。ドラゴン評価の傾向は、何故か蒼汁さんととてもよく似ている。
あれっくす
蒼汁さんと同様、ルール違反により減点となったため総合得点は-5点。
解き放たれしイセラをしっかりと評価できていたのは、あれっくすさんだけで、予想を大きく外したカードが少ないのが最大の特徴。予想と実態が6ポイント離れるだけで0点になる厳しいルールの中で、0点が1つだけなのは驚異的。
恐らくほとんどのプレイヤーが評価していなかったであろう精神を剥ぐものカーラージュも、得点こそ低いもののしっかり環境の中に存在しており、全体的に他の参加者とは一線を画す独特のセンスが光っている。
なお、竜の女王アレクストラーザをルール通りに評価していた場合の総合得点は85点。
Ombre
注目カードは長年のカードゲーム経験からかハイバリューカードをチョイス。陰の殺し屋と財宝荒らしが最終的にはあまり使われなくなったのが残念だが、どちらも一時期はよく見かけたカードで、カードゲームへの見識の高さがうかがえる。
ドラゴン評価では無限のムロゾンドと歪みしものゼラクの評価が大きく外れ、総合得点で点数を大きく失う結果に。時無きものノズドルムを除き、あまり使われなかったカードも概ね高く評価しているのが面白いところ。
堅実に評価していそうな注目カードと、使いどころが難しそうなカードも含め概ね高評価を与えているドラゴン評価の差に個性が表れている。
おやつ
注目カード、ドラゴン評価ともにほぼ予想通りとなり、95点を獲得。ほかの参加者と比べても10点満点のカードが特別多いわけではないが、大きく予想を外したカードが少ないため好成績を記録。
あまり活躍しなかった大叢雲は環境末期でもそこそこ使われ、総合得点を押し上げている。無限のムロゾンドとワクサドレッドの予想は外したが、他の参加者もほぼ予想を外しているカードであり、むしろヴェラナスや狂乱のアスペクト・デスウィングのようなとても強そうだがそこまででもなく、ニトホッグや歪みしものゼラクなどの使いにくそうだがそこそこ使われているカードを、適切に評価しているのは見事というほかない。
何がというわけではないが、どことなく『優等生』らしさが感じられる結果になった。
glory
日本が誇るグランドマスターの得点は90点。注目カードの得点は低いものの、ドラゴン評価の得点が良かったため平均よりも高い総合得点を記録。
パワーカードが多いワイルドでも活躍しているマナの巨人が、呪文シナジーの少なさからかあまり伸びなかったのが残念なところ。スコールハンターについても、高い効果や基本ステータスほどの使用率は獲得できなかった。
ただ、注目カードとは一転、ドラゴン評価では高得点を獲得。ワクサドレッド、歪みしものゼラクなどの予想が外れがちなカードを正当に評価しており、ドラゴンで評価を大きく外したのは無限のムロゾンドだけ。
注目カード、ドラゴン評価共に堅実な評価を行っている様が感じられる。
Tansoku
他の参加者全員が80点~90点と似たような得点を記録しているなか、唐突に出た121点。
ドラゴン評価を確実に当てながら、注目カードでもドラゴンキャスター、ネクリウムの薬師、イカリといった相乗効果前提のカードで10点満点を獲得。
リリースから6年経っても多くのプレイヤーがカード評価を外すハースストーンの独特なカードをほぼ正確に当て、かけ離れた高得点を獲得する様は正直なところ意味不明。狙って出すことが出来ない数字を出せるのは、長いハースストーン歴を持ち、競技プレイヤーとYouTuberを両立できているTansokuさんだから成せる業なのかもしれない。
「Tansokuさんの評価は当たる」ということを覚えておきたい。