ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech 292
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.292が公開されました。今回はアップビートな成り上がりと意外精でトリプルを作ると発生するバグや、インフィニタイズザマキシチュードとリワインドで起こるバグなどを紹介しています。
検証パッチは26.4.0.175913です。
以下、内容を翻訳して掲載します。
(バグ)アップビートな成り上がりと意外精でトリプルすると、ゴールデンアップビートな成り上がりの効果が発動しない
結果
2体のアップビートな成り上がりと意外精でゴールデンアップビートな成り上がりを作成すると、それ以降アップビートな成り上がりの効果は発動しなかった。
(バグ)ローリングストーンを手札に戻してから召喚すると、雄叫びが発動しない
結果
1マナミニオンを召喚してからローリングストーンを召喚し、若き酒造大使で手札に戻した。
その後、もう一度1マナミニオンを召喚してからローリングストーンを召喚すると、手札では黄色のエフェクトが出ていたにもかかわらず、雄叫びによる+1/+1は得られなかった。
(バグ)インフィニタイズザマキシチュードで発見された秘策が、リワインドで再度発見されると、その秘策は付与効果を維持している
結果
インフィニタイズザマキシチュードでオアシスの味方を発見し、セットした。
その後、リワインドでオアシスの味方を発見すると、インフィニタイズザマキシチュードの効果を維持しており、2マナになっていた。
更にその後、最初にセットしたオアシスの味方がなくなった後、もう一度リワインドでオアシスの味方を発見すると、通常通り3マナになっていた。
始原の秘紋で秘策を発見した場合は、このバグは起こらなかった。
考察・コメント
インフィニタイズザマキシチュードによるコストダウンは秘策ゾーンにセットされても消費されません。No.216の動画で紹介したナーガの砂漠の魔女と同様のバグです。
(バグ)スチームクリーナーはSecondary Playerのカードだけを破壊することがある
Dominant Player、Secondary Player・:ゲーム内部でPlayer_ID によって決まる属性。先攻後攻は関係なく、両プレイヤーに同時にイベントが起こるときDominant Playerから解決される。
結果
お互いにデッキがない状態から、お互いが不老不死の大祭司を1枚デッキに混ぜた。
その後、スチームクリーナーの雄叫びを発動すると、Secondary Playerの不老不死の大祭司だけが破壊された。
両方のプレイヤーがスチームクリーナーを召喚しても、Dominant Playerの不老不死の大祭司は破壊されなかった。
考察・コメント
大逆の刃キングスベインやマローンとスチームクリーナーの組合せでも同様のバグがあります。このバグは長い間修正されていません。
(バグ)カメレオスを数ターン保持し続けていると、1ターンに複数回変身する
結果
カメレオスを3ターン以上保持し続けると、ターンの開始時に複数回変身するようになった。
その後はターンを増すごとに、変身回数が増えていき、最後にはゲームが停止した。
考察・コメント
No.281の動画で紹介した潮の指輪のバグと似ています。1つバグが消えると2つバグが湧いてきます。
(バグ)嵐を呼ぶブルカンの効果発動中、リフは無限にフィナーレ効果が発動する
結果
嵐を呼ぶブルカンの効果発動中にブリッジ・リフをフィナーレで発動させた。
すると、2回目のブリッジ・リフのフィナーレでブリッジ・リフが発動し、これは無限に続いた。
このバグでヴァース・リフを無限に繰り返すと、ゲームは引き分けで終了した。