【デッキガイド】ビッグプリースト – Big Priest
デッキ説明
バーンズや影の真髄、永劫の隷属を利用したコンボを搭載するコントロールデッキです。
ゲーム中盤にバーンズや影の真髄を使って、デッキから高マナ域(8~10マナ)のミニオンのコピーを召喚。その後、永劫の隷属を使用して4マナで召喚し、大きなアドバンテージを得ながらゲーム終盤に盤面を制圧し続けます。除去が豊富なため、横並びのアグロデッキに対して優位に試合を進めることが出来ます。
2017年夏季選手権ではアジアのcocosasa選手、中国のHumster選手が本デッキを持ち込み、好成績を収めています。
・2017 アジア太平洋地域プレイオフ Top 4 デッキリスト
ランク戦においても下記のような好成績をあげている今注目のデッキの1つです。
・S42 レジェンド 5位 c0ntrolboy ビッグプリースト
・S42 レジェンド 16位 mana ビッグプリースト
・S42 レジェンド midolstar ビッグプリースト ※画像のデッキです。
デッキコード
デッキ相性
相性 | vs デッキタイプ |
---|---|
有利 | 進化シャーマン |
微有利 | アグロパラディン、 マーロックパラディン |
微々有利 | 翡翠ドルイド、 アグロローグ、 ズーウォーロック、 ラザカスプリースト |
五分 | – |
微々不利 | アグロドルイド、秘策メイジ |
微不利 | アグロハンター、 海賊ウォリアー |
不利 | エクゾディアメイジ |
マリガン
常にキープ :バーンズ、永劫の隷属(バーンズがキープ出来ている場合のみ)
後攻の場合キープ:影の真髄
基本的には以下の優先度順に1~2枚キープ
ヒーロー | キープ(左ほど優先度高) |
---|---|
シャーマン | 密言・痛、 密言・恐、 ドラゴンファイア・ポーション、 影の幻視 |
ドルイド | 密言・痛、 影の幻視、 密言・恐 |
メイジ | 密言・痛、 聖なる一撃、 影の幻視 |
ローグ | 密言・痛、 狂気ポーション、 ドラゴンファイア・ポーション、霊魂鞭打、 影の幻視 |
ハンター | 狂気ポーション、 密言・痛、 影の幻視 |
パラディン | 密言・痛、 聖なる一撃、霊魂鞭打、 影の幻視、 密言・恐 |
プリースト | 影の真髄、 狂気ポーション、 影の幻視 |
ウォーロック | 密言・痛、 ドラゴンファイア・ポーション、 影の幻視 |
ウォリアー | 密言・痛、 霊魂鞭打、 狂気ポーション、 影の幻視 |
ゲームプラン
基本的な動き
序盤:マリガンでキープしたカード等を使用して相手のミニオンを除去
中盤:適度に除去をしながら、バーンズ/影の真髄を使用してミニオンを出しつつ、永劫の隷属を使用する準備をする
終盤:全体除去を使用しながら永劫の隷属を使用し、高マナミニオンで盤面を制圧する
vsアグロ
全てのマッチにおいて守る側となるでしょう。
密言・痛や狂気ポーション、霊魂鞭打を使用し、出来るだけ体力を減らさないように心がけましょう。具体的には4、5ターン目で体力が18以下にならないよう除去カードを使用しましょう。我慢のしすぎに注意です。除去の基準として、ヒーローパワーの回復でほとんど減らない程度の攻撃力かつシナジーのないミニオン以外は全て除去しておきましょう。影の真髄か全体除去のどちらを使用するかで迷った場合は、除去を優先しましょう。
vsコントロール
ほとんどのマッチにおいて攻める側となるでしょう。
バーンズ、影の真髄を使用することを最優先にプレイし、相手のドローが邪魔できる場合は常に邪魔します。また、相手の全体除去によって盤面が全て除去される可能性がある場合は小出しにすることも覚えましょう。レジェンドミニオンから取得できるカードをバースト用に隠し持つことでゲームを進めやすくなるでしょう。
このデッキを使用する上で必要な知識として、全体除去の種類とレジェンドミニオンから取得するカードがあります。
全体除去の種類
カード | 除去範囲 |
---|---|
霊魂鞭打 | 体力1のミニオン |
霊魂鞭打×2 | 体力2のミニオン |
ドラゴンファイア・ポーション | 体力5までのドラゴン以外のミニオン |
霊魂鞭打 + ドラゴンファイア・ポーション | 体力6までのドラゴン以外のミニオン |
霊魂鞭打×2 + ドラゴンファイア・ポーション | 体力7までのドラゴン以外のミニオン |
縮小ポーション + 密言・恐 | 攻撃力5以下の敵ミニオン と 攻撃力2以下の味方ミニオン |
縮小ポーション×2 + 密言・恐 | 攻撃力8以下の敵ミニオン と 攻撃力2以下の味方ミニオン |
影刈アンドゥイン | 攻撃力5以上のミニオン |
これに加えて以下のレジェンドミニオンからの取得カードの中にも全体除去として機能するものが複数あります、覚えましょう。
イセラ
カード | マナ | 効果 |
---|---|---|
夢 | 0 | 選択したミニオンをオーナーの手札に戻す |
悪夢 | 0 | ミニオンに攻撃力+5/体力+5を与え、次のあなたのターン開始時にそのミニオンは破壊される |
イセラの目覚め | 2 | イセラを除く全てのヒーローとミニオンに5点のダメージを与える |
笑う女 | 3 | ミニオン(3/5) スペルとヒーローパワーの対象にならない |
エメラルド・ドレイク | 4 | ミニオン(7/6) |
リッチキング
カード | マナ | 効果 |
---|---|---|
抹殺 | 2 | ミニオンを破壊する。その体力と同じ数のダメージを自分のヒーローが受ける。 |
死の螺旋 | 2 | 敵に5ダメージを与える。または味方を5回復する。 |
死の掌握 | 2 | 対戦相手のデッキからランダムで1枚のミニオンを奪い、自分の手札とする。 |
死と腐敗 | 3 | 全ての敵に3ダメージ与える。 |
対魔法障壁 | 4 | 全ての自分のミニオンに+2/+2と「呪文とヒーローパワーの対象にならない」を付与する。 |
破滅の契約 | 5 | 全てのミニオンを破壊する。破壊した数と同じ枚数だけ自分のデッキを上から破棄する。 |
死者の軍団 | 6 | 自分のデッキの上から5枚を破棄する。破棄されたカードにミニオンが含まれていれば、それを全て召喚する。 |
フロストモーン | 7 | 武器(5/3) 断末魔:この武器で破壊した全てのミニオンを自分の場に召喚する。 |
各マッチ毎の注意点
vs アグロパラディン & ズーウォーロック & アグロローグ
S42環境ではケレセス公爵入りが主流となったこのデッキ群ですが、ケレセス公爵が早いターンに使用されない場合はほとんどの場合においてコントロールしきることが出来るでしょう。南海の船長が使用された場合に盤面処理できるかどうかを常に考えてカードを使用するとよいでしょう。アグロローグはバースト力が高いため、常に除去を優先しましょう。
vs アグロドルイド
横並びになると全体バフを使用され除去がしづらくなるため、出来るだけ単体除去を優先しましょう。ただし、密言・痛を安易に使用してしまうと獰猛なヒナが処理できなくて負けてしまう場合があるので注意です。影の真髄またはドラゴンファイア・ポーションまでターンを稼ぎたい場合は、狂気ポーションで相手の挑発ミニオンを奪い、永劫の隷属で召喚して守りましょう。
vs 進化シャーマン
退化、血の乾きによるバーストダメージに注意です。バーストダメージが無い場合でも体力が減りすぎないよう注意しましょう。進化からの瞬間的な盤面制圧は、処理できるカードが多くあるためあまり脅威にはなりません。序盤の炎の舌のトーテムとマナ潮のトーテムさえ処理していれば、ほとんどの試合で 勝つことが出来るでしょう。必要であれば縮小ポーションからの狂気ポーションで地底よりのものを奪い、永劫の隷属で召喚して守りましょう。
vs アグロハンター
相手の獣ミニオンを優先して除去するよう心がけましょう。狂気ポーションで断末魔ミニオンを奪い、自陣で処理することができれば試合を優位に進めることが出来るでしょう。
vs 海賊ウォリアー
武器は処理をすることが出来ないため、ブラッドセイルの狂信者でバフされにくいように処理を進めましょう。泡を吹く狂戦士を狂気ポーションで奪った後に霊魂鞭打を打つことで処理できる幅を広げることが出来ます。必要であれば縮小ポーションからの狂気ポーションで悪辣なる海賊を奪い、永劫の隷属で召喚して守りましょう。
vs 秘策メイジ
先攻か後攻かで大きく有利不利が変わるマッチアップです。こちらが先行の場合は勝つことが難しいでしょう。後攻の場合は有利にゲームを進めることが出来ますが、秘策に注意してカードを使用しなければいけません。不要な軽量スペル、バーンズで秘策をケアするようにしましょう。序盤のミニオンは魔法学者以外処理必須です。
vs 翡翠ドルイド
こちらが攻めるマッチアップです。翡翠が育ち切ると対応する手段がほとんどないため、処理するカードよりも攻めることが出来るカードを優先して使用しましょう。翡翠が育つとドラゴンファイア・ポーションで返せなくなるため、早めに使用して問題ありません。また、翡翠育成の遅延としてアヤ・ブラックポーを自陣で処理することも考えましょう。
vs ラザカスプリースト
こちらが攻めるマッチアップです。相手のコンボが揃う前にこちらの準備が出来ることを祈りましょう。最短でバーンズを出した場合、狂気ポーションで利用されてしまう可能性もあるため
影の真髄が手札にない場合はターンを遅らせ、自陣で処理することも考えなければいけません。イセラが非常に有効な相手なため、優先して復活させましょう。
vs エクソディアメイジ
ほとんどの場合、負けるマッチアップです。しかし、早いターンで高マナミニオンを展開できた場合やリッチキングから取得した死の掌握で大魔術師アントニダスを奪うことで勝つことが出来るでしょう。
カードの入れ替え
ほとんどのカードは入れ替えることが出来ません。対アグロか対コントロールのどちらに寄せるかで数枚の変更が可能です。
入れ替え可能なカード
・聖なる一撃
・霊魂鞭打
・影刈アンドゥイン
対アグロ
・聖なる一撃
・霊魂鞭打
・思念透視
・沈黙
対コントロール
・思念透視
・思念奪取
・大いなる解呪
今後について
キーカードであるバーンズや放たれし激昂ヤシャラージュがマンモス年が終わるとスタン落ちしてしまいます。しかし、影の真髄は残るため、パワーは落ちるかもしれませんがデッキ自体は残るでしょう。落ちてしまうカードの代わりや、優秀な除去カードが今後の拡張で増えれば更に強くなる可能性もあります。今後も期待できるデッキの1つであることは間違いないでしょう。
著者:midolStar(Twitter) |
バトルタグ:midolStar09#1210 大会実績:2016 日本選手権春季予選出場、2016 WESG 日本予選 2nd 日本語化から始めたプレイヤー。 初レジェンド到達は2016/2/19、Top100も同月達成。 好きなヒーローは、ウォーロック 嫌いなカードは、レノジャクソンビッグプリースト実績:S42にてレジェンド達成。79W 45L 63.7% |