強い呪文と弱い呪文 – ハースストーン入門ガイド(17)

強い呪文と弱い呪文を知ろう!

呪文は使い切りのカードであるため、どれも強力に見えますが、実は弱い呪文も多いのです。デッキの中に弱いカードが多く入っていれば、その分勝つのが難しくなります。この記事では呪文をタイプ別に分け、その強さ・弱さについて説明します。

※この記事で説明する強さは”汎用性の高さ”(どんなデッキにも採用できるか)に近い指標となります。コンボデッキなど特殊なデッキにおいては意外なカードが効果を発揮することも覚えておいて下さい。また、弱いとされているカードでも、新しいデッキタイプの登場により一気に注目カードになることがあるのもハースストーンの特徴です。

範囲攻撃(AoE)タイプ

複数のミニオンにダメージを与えるタイプで、代表例はフレイムストライク聖別です。

1枚で複数枚のカードを破壊できるため、非常に強力です。特にコントロールタイプと呼ばれる守り型のデッキにおいて威力を発揮します。ただし、基本的にコストが高いため、デッキに入れる枚数には注意が必要です。

例外)魔力の爆発

2コストで敵ミニオン全てに1点ダメージのAoEですが、このカードで複数のミニオンを破壊することは難しいでしょう。呪文ダメージ+などと掛け合わせることでAoEの威力が上がりますが、それであればブリザードなどを採用するのが現実的です。

特定の対象にダメージを与えるタイプ

ヒーロー限定またはミニオン限定でダメージを与えるタイプで、代表例はシャドウボルトです。

これらのカードはコストに比べて打点が高いので非常に強く思えますが、そこまで強いカードではありません。対象が特定されているため、汎用性が低いからです。特にヒーロー限定でダメージを与える呪文は使いづらく、特定のコンセプトデッキ以外では威力を発揮できません。

どんな対象にもダメージを与えられるタイプ

あらゆる対象にダメージを与えられるタイプで、代表例はファイアーボール殺しの命令です。

特定の対象にダメージを与えるタイプと比べて、非常に強力です。盤面で押し切る際には敵ミニオンに、後少しで勝てるのであれば敵ヒーローに使用できます。最後まで手札に残って使うチャンスがない、という場面が非常に少ないのが魅力で、ほぼ全てのデッキに採用できる呪文タイプです。

例外)月の炎パイロブラスト

これらはどんな対象にもダメージを与えることができますが、そのダメージが非常に小さい(または大きい)ため汎用性が低く、特殊なデッキで採用されることが多いです。

確定除去・変身タイプ

ダメージは与えませんがミニオンを破壊したり、非力なミニオンに変身させるタイプで、代表例は暗殺呪術です。

特に変身させるカードは断末魔を無効にできるため強力な除去カードです。効果は非常に強力ですが、その対象が単体であることと呪文のコストが高いことから過信は禁物です。1枚だけデッキに採用して、ここぞというタイミングで使うカードにするのもお勧めです。

回復タイプ

体力を回復するタイプで、代表例は癒しの手です。

回復タイプの呪文は、基本的に盤面への影響力が低いため、汎用性が低く弱いカードです。自ヒーローの回復に使う場合も、基本的には延命にすぎないことが多いので、それであれば挑発ミニオンを採用する方が汎用性が高いでしょう。

例外)プリーストの回復タイプの呪文
プリーストは回復をトリガーにして発動する効果や、回復をダメージに変換するカードにより他のヒーローよりも回復カードを有効に活用することができることがあります。

最後に

5つのタイプに分け、呪文の強さ・弱さや汎用性を説明しました。
わかりやすい指標としては、対戦していて負けるときによく手札に残っている呪文は弱い呪文です。
呪文そのものは発動して即座に効果があるため強力なのですが、ミニオンと違いそれ以降のターンは効果がありません。
弱い呪文は強い呪文やミニオンに変えて、より強いデッキを作りましょう!

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