クラシックフォーマットへの誘い
概要
3/26に適用されるパッチ20.0で、新しいモードとしてクラシックフォーマットが導入されました。この新モードでは、ハースストーンがリリースされた2014年3月と全く同じ環境で遊ぶことが出来ます。
ハースストーンはデジタルカードゲームという特性上、カードに対するバランス調整が直接カードに適用されてきました。これは、紙のカードゲームと比べて柔軟性を持っていますが、カードそのものが変更されてしまうため、過去の環境を再現して遊ぶことが出来なくなってしまいます。
今回用意されたクラシックフォーマットでは、2014年3月当時の基本・クラシックセットのみの環境で、当時のカードがそのまま再現されています。7年前の環境に興味はあるけど知らない、当時遊んでいてまた遊びたい、という方にはぴったりのモードです。
また、クラシックにはスタンダードや、ワイルドと同様にランクの概念もあります。酒場の喧嘩などの一時的な遊び場ではなく、本気で競い、腕を磨く場所が用意されています。
デッキ紹介
3/26更新:デッキ画像を全て正しいものに置換、ズーウォーロックを追加
3/27更新:ウォーゲンOTKウォーロックを追加
3/27更新:ミッドレンジシャーマンを追加、ミラクルローグのリストを更新
3/28更新:ミラクルローグのリストを更新
3/28更新:ミッドレンジドルイドのリストを更新
フェイスハンター
何はなくとも、このデッキがなければ始まりません。Face is the Placeの掛け声とともに、盤面を鑑みず、ただひたすらに相手の顔面を叩くことを勝利プランとしたデッキです。
相手のミニオンに構ってはいけません。あなたが見るべきは、相手の顔面だけです。相手のミニオンは猟犬を放て!のエサであり、飢えたハゲタカのドローの種です。
後に、ナクスラーマスの呪いのリリースで大幅に強化され、構築戦全体の25%がこのデッキで占められたと言われる伝説のデッキです。
デッキコード
ミラクルローグ
通常のデッキとは全く異なるゲームが体験できるデッキとして、特にテクニカルなデッキを好むプレイヤーに愛されました。
このデッキの大きな特徴は、ガジェッツァンの競売人を使った大量ドローです。5ターン目にガジェッツァンの競売人を出し、段取りと隠ぺいを使うところまでがセオリー。
リロイ・ジェンキンスと影隠れを合わせれば、影隠れ1枚で6マナ12点、影隠れ2枚で8マナ18点が出ます。ガジェッツァンの競売人が生きていたり、冷血や段取り、腹裂きがあれば、更に打点が伸びます。
もちろん、巨大なエドウィン・ヴァンクリーフも重要な勝ち筋です。巨大エドウィンが出せたら、適宜隠ぺいを使って動物変身や魂抽出から守ってあげましょう。
DeadDraw版(レジェンド1位)
デッキコード
Crane333版(レジェンド2位)
デッキコード
ハンドロック
元祖コントロールデッキ。カードプールが少ないながらも、アグロデッキへの勝ち筋を持ちながら、ロード・ジャラクサス様のヒーローパワーと武器でバリューデッキも粉砕できる圧倒的な力を持っています。
基本的なプランは、序盤にヒーローパワーでカードを引き、山の巨人を最速で着地させること。同様に、トワイライトドレイクも強力です。その2枚のどちらかを出せたら、サンフューリーの護衛で蓋をしましょう。アグロデッキはそれで死にます。
どちらのカードも出せなかった場合は、古代の番人に挑発を付けてください。それでも、大抵のアグロデッキは死にます。古代の番人はアグロ対策になるほか、影の炎と合わせれば6マナで4点全体除去という、フレイムストライクを上回る強力なコンボにも使えます。
大型挑発ミニオンを置いたら、あとはのらりくらりと相手の攻撃を躱し、凄まじき力+リロイ・ジェンキンス+無貌の操り手の20点バーストを叩きこみましょう。
デッキコード
フリーズメイジ
今では憎悪の対象は主にプリーストに向いていますが、ハースストーン初期にヘイト稼ぎ筆頭となったのは、フリーズメイジです。
アイスブロックでターンを稼ぎながら、挑発を乗り越え、突然のバーストダメージを出してくるデッキを是非体験してください。アイスランスが早々に殿堂入りした理由が、すぐに分かるはずです。
デッキの中身をみてわかる通り、前半戦はカードのドローや盤面の除去に注力してください。終末預言者とフロストノヴァは非常にお手軽な全体除去コンボです。
後半に差し掛かったら相手の顔面にアレクストラーザを使えば、仕込みは終わりです。次のターンに、フロストボルト+フロストボルト+アイスランス+アイスランス+αで終わります。このコンボは6マナで14点与えるため、ファイアーボールや、ブラッドメイジ・サルノスを出すマナの余裕もあります。
遅めの環境になったらアイスバリアか、アイスブロックを抜いて、パイロブラストを入れてみてください。
デッキコード
ミッドレンジドルイド
後にソーリサン皇帝やドクター・ブームの出現で強さを増すデッキですが、当時も十分強いデッキでした。
一番の肝となるのは、自然の援軍と獰猛な咆哮のコンボです。自然の援軍からは2/2の突撃を持ったトレントが3体出現します。これに獰猛な咆哮を加えることで、4+4+4+2の合計14点ダメージを出すことが出来ます。
ミラクルローグのリロイコンボや、フリーズメイジのバーストコンボに比べると物足りなく感じる方もいるかもしれません。でもよく考えてみてください。ドルイドのコンボはたったの2枚で完成します。また、このデッキには中型以上のミニオンが多いため、ほとんどの状況で盤面が空になっていることはありません。
このデッキと対面した際は、常に突然の14点が飛んでくることを警戒してください。9マナ必要だから大丈夫?いいえ、練気で2マナ増えることをお忘れなく。ついでに、自然の援軍+獰猛な咆哮+練気+獰猛な咆哮で22点出ることも覚えておきましょう。
2マナの野生の繁茂で加速したドルイドは、アグロデッキもコントロールデッキも止めることはできません。
Ike版(14勝1敗)
デッキコード
Jambre版(25勝8敗)
デッキコード
ズーウォーロック
小型ミニオンを横展開しながら、一方的に盤面を制圧して戦うデッキです。デッキ全体のバリューは低いものの、グルダンの持つヒーローパワーで手札補充ができるため、攻撃の手を緩めずに攻め続けられます。
アージェントの従騎士と鬼軍曹のコンボから始まり、シャタード・サンの聖職者やアルガスの守護者、ダークアイアンのドワーフなどの、ミニオン強化がいぶし銀のごとく、絶妙な威力を発揮します。
ダイアウルフ・リーダーを有効活用するためのミニオン配置もしっかり考えましょう。基本的には、生き残らせたいミニオンを左端から順に並べるとよいでしょう。
魂の炎やドゥームガードを使ったリーサルを狙う際、時にはそられが破棄されないようお祈りするのも重要なテクニック。
デッキコード
コントロールパラディン
回復カードと除去カードを使いながら、中~大型ミニオンで攻めるデッキです。
2マナの平等が繰り出す、聖別+平等、熱狂する火霊術師+平等のコンボは非常に強力。相手のミニオンの体力がいくつあったとしても、6マナ以下で全てを薙ぎ払えます。ミラクルローグが使用してくる、隠ぺいに対しても効果があるのが良いところ。
アルダーの平和の番人も、疑似的な除去カードとして使用できます。巨人等の大型ミニオンを、3マナでほぼ無効化出来ます。
相手を適度にいなし、ティリオン・フォードリングを着地させたらゲームセット。
デッキコード
ウォーゲンOTKウォリアー
激昂のウォーゲンを使った大ダメージコンボを決めて勝つデッキです。
激昂のウォーゲン+突撃+内なる怒り+内なる怒り+暴走+暴走(10マナ)とすれば、手札から30以上のダメージを与えることも可能です。
熱狂する火霊術師や旋風剣は敵ミニオンへのダメージだけでなく、苦痛の侍祭でのドローや鎧職人での装甲獲得に使用します。また、号令などと組み合わせて、狂瀾怒濤でいかに素早くコンボパーツを手札に揃えるかがポイントになります。
一方で激昂のウォーゲンを絡めたコンボ意外ではダメージを与える手段がかなり限られるので注意が必要です。
デッキコード
ミッドレンジシャーマン
ミニオン、武器、呪文、さまざまなダメージソースを使って戦うデッキです。
敵ミニオンの横並びにはライトニングストーム、大型の単体ミニオンには呪術で対応でき、相手のミニオンをいなしながら戦うことができます。
後半には、雄叫びの3ダメージと6/5のステータスを持つファイアエレメンタルや、岩穿ちの武器と組み合わせたドゥームハンマーや風の王アラキアの大ダメージコンボでゲームエンドを狙います。
デッキコード
この他にも、ミッドレンジハンター(ビーストハンター)やコントロールウォリアーなどのデッキがありました。今回のクラシックフォーマットでも同様に活躍するようであれば、また、追記していきます。