ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#192
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.192が公開されています。今回は挑発を持ったクトゥーンが復活するとどうなるかや、包帯巻き職人で常に隠れ身を持つマルガニスを召喚する方法などについて検証しています。
以下、内容を翻訳して掲載します。
1. (検証)挑発を持ったクトゥーンは腐敗のプレイグモーとどう作用するか
結果
腐敗のプレイグモーが盤面にいる状態で、黄昏の槌の地霊術師によって挑発を持ったクトゥーンを破壊したところ、盤面に挑発を持ったクトゥーンが復活した。
見解
黄昏の槌の地霊術師による挑発の付与はオーラ効果です。腐敗のプレイグモーの効果で復活したクトゥーンは挑発を持っていませんが、このオーラによって即座に挑発を獲得します。
2. (バグ)炎霊術師フラァグルは召喚時に死亡したマーロックでは効果が発動しない
結果
炎霊術師フラァグルがいる状態でマーロックを召喚した。そのマーロックは相手の沼の王ドレッドによって即座に破壊された。その際、炎霊術師フラァグルの効果は発動しな方。
一方、同条件でもアングラ・アングラーの効果は発動した。
見解
以前の動画で、炎霊術師フラァグルとアングラ・アングラーは休眠状態のマーロックでは発動しないことを紹介しました。ハースストーンにおいては、同じテキストであっても、処理が違うことはありえることです。
3. (検証)手札で沈黙された雄叫びミニオンは、ネルバー・ウェブロードとどう作用するか
結果
(限定された条件でのみ可能な)手札で沈黙された雄叫びミニオンは、ネルバー・ウェブロードによってコストは増えなかった。
沈黙された雄叫びミニオンは、雄叫びも発動せず、轟きのエレメンタルなどの効果も発動させなかった。
ただし、シャダウォックは沈黙された雄叫びミニオンの雄叫びも繰り返した。
見解
バリスタのリンチェンもシャダウォックと同じく例外で、沈黙された雄叫びミニオンもコピーして手札に加えます。
4. (バグ)魂の鏡でコピーされた実験台は呪文を正しく手札に戻さない
結果
相手の実験台に呪文を使用し、無謀の操り手などでコピーした場合、断末魔で正しく呪文が戻ってきた。
しかし、魂の鏡でコピーした場合、実験台の断末魔は発動せず、呪文は手札に戻ってこなかった。
見解
実験台に加えて、クローンマスター・ゼレクも同様のバグがあります。奇妙なことです。
5. (検証)守備隊司令官と狙撃はどう作用するか
結果
ヒーローパワーを使用済みの状態で守備隊司令官を召喚したところ、狙撃で破壊された。しかし、ヒーローパワーはリフレッシュされ、2回目が使用できた。
見解
守備隊司令官の効果は実はオーラ効果です。このオーラ効果は即座に機能しヒーローパワーをリフレッシュします。そのため、守備隊司令官が盤面から去ってもヒーローパワーを使用することができたのです。
6. (バグ)聖なる盾を失ったミニオンを包帯巻き職人で復活させると、聖なる盾を失ったまま復活する
結果
聖なる盾を失ったミニオンを包帯巻き職人でデッキに混ぜ、ギルド募集係で召喚したところ聖なる盾は失われたままだった。
聖なる盾を持ったまま死亡したミニオンを同様の方法で召喚した場合は、聖なる盾を持っていた。
蘇りミニオンの場合も、蘇り済みのミニオンであれば蘇りは失われたまま召喚された。
見解
現在、包帯巻き職人によって復活するミニオンは死亡したときの状態で復活します。聖なる盾や蘇りが失われた状態もそのままですが、他の付与効果もそのままです。次の検証を見てください。
7. (検証)包帯巻き職人はどんな付与効果を維持できるのか
結果
様々な効果を付与したミニオンを包帯巻き職人で復活させたところ「沈黙」「急襲」「聖なる盾」だけは維持して、「呪文ダメージ+1」「体力2倍」は失われた。
また、隠蔽の帳で隠れ身を付与したマルガニスを即座に除去し、復活させたところ、隠れ身はずっと維持され、無敵のヒーローが誕生した!
見解
「1ターンの間隠れ身」は2つの部分に区分けされます。1つ目が「隠れ身」、2つ目が「次のターン開始時に効果を失う」です。今回の検証では、2つ目の部分が機能する前にマルガニスが死亡したため、マルガニスは隠れ身を持った状態で復活しました。