ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#193
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.193が公開されています。今回は穴掘りスコーピッドに一時的な隠れ身を付与した場合や、爪のドルイドはレイザーメインの戦闘衛兵に挑発ミニオンとして扱われるかなどについて検証しています。
以下、内容を翻訳して掲載します。
1. (検証)穴掘りスコーピッドと隠蔽の帳はどう作用するか
結果
隠蔽の帳で引いた穴掘りスコーピッドの雄叫びで、ミニオンを破壊したところ、その隠れ身は1ターンで解除された。
見解
隠れ身ミニオンは他の隠れ身の効果に影響されません。ストラングルソーントラが変装の達人によって隠れ身を失わないのはこのためです。しかし、今回は隠蔽の帳の隠れ身効果があったため、穴掘りスコーピッドの雄叫び効果で通常の隠れ身を得ることができませんでした。
2. (デュエル:検証)いくつかの変妖した挑発ミニオンには防衛線の効果を受けない
結果
変妖ドリーミング・ドレイクは、防衛線の効果を受けなかった。
変妖怪力男は、正しく防衛線の効果を受けた。
見解
数枚だけですが、変妖挑発ミニオンには防衛線の効果を受けないものがいます。変妖の前後でステータスが変わるかどうかが関係しているかもしれません。
3. (デュエル:バグ)特急便でコピーされた急襲ミニオンは、常に体力1とは限らない
結果
特急便が発動している状態で、調整で+3/+3バフをしたダークムーンの乗客を召喚したところ、体力は1にならず、4/4のままだった。
見解
パッチ20.8にて、特急便は急襲ミニオンの最大体力を1にするようになりました。恐らくこの変更により、バグが生まれました。変妖ミニオンも同様に特急便でバグが起こります。
4. (バグ)レイザーメインの戦闘衛兵は変身した挑発ミニオンとどう作用するか
結果
爪のドルイドを挑発を選択して召喚すると、レイザーメインの戦闘衛兵のコストを軽減する効果は消費された。
無貌の操り手で挑発ミニオンをコピーして召喚しても、レイザーメインの戦闘衛兵のコストを軽減する効果は消費されなかった。
見解
選択ミニオンが変身するタイミングは非常に早く、クエスト中の冒険者の効果発動よりも早いです。そのため、挑発ミニオンを召喚したとみなされました。しかし、無貌の操り手は雄叫びで変身するだけですので、召喚した段階では挑発ミニオンではありません。そのため、レイザーメインの戦闘衛兵の効果は消費されませんでした。
5. (検証)リリアン・ヴォスの効果で手に入れたアップグレード呪文は、アップグレードされない
結果
リリアン・ヴォスでアップグレード呪文(命の種)を手に入れたが、10マナある状態でもアップグレードされなかった。
その状態で1ターン経過してもアップグレードされなかった。
一度自分のマナクリスタルを破壊し、次にマナクリスタルを得たとき、アップグレードされた。
見解
アップグレード呪文は手札に加わった時かマナクリスタルを得たときにアップグレードされます。リリアン・ヴォスの雄叫びは、手札に加わるとはカウントされないようです。
6. (検証)メタルの神E.T.Cと平原のドルイドはどう作用するか
結果
平原のドルイドが急襲攻撃を行い、逆上により変身すると、メタルの神E.T.Cの効果は発動しなかった。
見解
メタルの神E.T.Cの効果は、「攻撃した後」発動する効果です。これは逆上よりも後に発動します。すなわち、メタルの神E.T.Cの効果発動タイミングでは、平原のドルイドはもはや急襲ミニオンではなくなっています。
7. (検証)バーニングブレードのポータルを14個召喚できるか
結果
手札で体力0のニーエル・ファイアブレードを作ることで、盤面に7つのバーニングブレードのポータルを召喚することができた。
コスト、攻撃力、体力をオーバーフローさせ0にしたニーエル・ファイアブレードでも同様のことができた。
それを両プレイヤーが行うことで、盤面全てを14個のバーニングブレードのポータルで埋めることができた。
見解
動画の締めくくりとしては、十分なインパクトはないかもしれません。この拡張が終わる前に、まだいくつかのアイデアがあります。