ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#197
ハースストーンの挙動や、メカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.197が、公開されています。今回は秘密の通路と交換可カードの組み合わせ、バトルグラウンドで猛毒を持つ不安定なグールを作るバグなどについて検証しています。
以下、内容を翻訳して掲載します。
1. (バグ)秘密の通路で手札に入った交換可カードを交換し、更に引くと、そのカードはターン終了時にデッキにシャッフルされる
結果
秘密の通路で引いた短気な店主を交換してデッキに戻した直後、その短気な店主を再び引いた。その状態でターンエンドすると、引いた短気な店主はデッキに戻った。
見解
秘密の通路で引いたカードはデッキに戻る特別なタグが付与されます。交換可カードは全ての付与効果を維持するので、それによってデッキに戻りました。
2. (バグ)最後の決闘の”このターン中に引いたカードである”属性はコピーされる
結果
最後の決闘進行中に引いたカードを覚醒者エリーズでコピーした、そのターン連続クエストを達成すると、コピーしたカードのコストも1下がった。
見解
同様に、最後の決闘は”マナを軽減する”の属性を付与しており、これが覚醒者エリーズでコピーされます。
3. (バグ)衝角の乗騎と逆上ミニオンはどう作用するか
結果
衝角の乗騎を付与したミニオンで、旋風の闘志に攻撃すると、その逆上効果ではダメージを受けなかった。
衝角の乗騎を付与したミニオンで、レイザーメインの略奪者に攻撃すると、その逆上効果でミニオンは破壊された。
見解
これは逆上効果がそれぞれ異なることを示しています。ありえるのは、レイザーメインの略奪者の逆上効果が発動するときには、(衝角の乗騎の無敵の)オーラが更新されている、ということです。
4. (検証)敬虔なダンジョニアで影のエリクサーを引くとどうなるか
結果
敬虔なダンジョニアで未鑑定のエリクサー(神聖)を引き、それが影のエリクサー(影)になった。そのコストは軽減されなかった。純粋なエリクサー(神聖)になった場合はコストが減った。
見解
敬虔なダンジョニアはカードを引いた後にそれが神聖かどうかをチェックします。そのため、引いた後で神聖であり続けたカードのコストが減らされます。
5. (バグ)ライトボーン・キャリエルの効果は魂の鏡でコピーされないが、正義の追求の効果はコピーされる
結果
ライトボーン・キャリエルと正義の追求を使用したシルバーハンド新兵に魂の鏡を使用すると、2/1のシルバーハンド新兵がコピーされた。
また、同様のシルバーハンド新兵を沈黙しても、ライトボーン・キャリエルの効果だけは沈黙できなかった。
見解
正義の追求の効果は召喚後に起動する効果で、オーラ効果ではありません。既に召喚していたシルバーハンド新兵には影響しません。
6. (バグ)導きは全て精霊の通り道(両方獲得)をしない限りオーバーロードカードとして扱われない
結果
日蝕+導きを使用したときに、最初は精霊の通り道(両方獲得)し、2回目は1つを選択した場合、自由なるエレメンタルは強化されなかった。
日蝕+導きを使用したときに、2回とも精霊の通り道(両方獲得)した場合、自由なるエレメンタルは強化された。
見解
導きはデフォルトではオーバーロードカードとして扱われますが、一度でも精霊の通り道以外を選択すると、オーバーロードカードである属性が外されます。
7. (BG・バグ)シャダリングで猛毒のグールを作ろう!
結果
シャダリングは通常、他のミニオンに変身するとその雄叫びは止まる。
しかし、ブラン・ブロンズビアードが盤面にいると、シャダリングが不安定なグールに変身しても、その雄叫びは止まらない。
それを利用しアマルガドンの雄叫びで猛毒が付与されれば、猛毒を持つ不安定なグールができる。
この方法でどんなミニオンでも猛毒を持たせることができる。
見解
このバグはシャダウォックでも起こります。変身することで最初の雄叫びが中断されても、2回目の雄叫びは中断されることはありません。