ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#200
ハースストーンの挙動や、メカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.200が、公開されています。今回はバトルグラウンドの新ミニオン関連のバグやワイルドのクトゥーンのステータスが巨大になるバグなどについて検証しています。
以下、内容を翻訳して掲載します。
1. (BG:バグ)チビドラ密輸人は放縦のレイザーゴアを複数回バフする
※このバグは既に修正されています
結果
盤面に放縦のレイザーゴアが2体+チビドラ密輸人がいる状態でターンを終了すると(本来+2/+4のはずが)+2/+6された。(体力+2が2回発動している)
2ターン目には+2/+10(体力+2が4回発動)、3ターン目には+2/+14(体力+2が6回発動)…した。
見解
チビドラ密輸人+クトゥーンまたは多重現実の支配者+クトゥーンも同様のバグがありました。これはすぐに修正されます。
2. (BG:バグ)聖なる盾を失ったアマルガドンが二本牙のトニーによってゴールデンになると聖なる盾が復活する
結果
戦闘によって聖なる盾を失ったアマルガドンが二本牙のトニーによってゴールデンになると聖なる盾を得た。
見解
「ゴールデンにする」は実は、元々ミニオンが持っていた付与効果を維持して、ゴールデン版に置き換えます。しかし聖なる盾については、二本牙のトニーは、聖なる盾を持っていたかどうかのみをチェックして、戦闘中に失っているかどうかはチェックしません。
3. (BG:バグ)ゴールデンシャダリングが生み出すトークンは金ピカつかみ取リャーにゴールデンミニオンとして扱われる
結果
ゴールデンシャダリングが生み出すトークンはゴールデンだった。
しかし、そのステータスは通常版のもので、トリプルの報酬も手に入らなかった。
だが、金ピカつかみ取リャーの効果はゴールデントークンで発動した。
見解
バトルグラウンドにおいて、ゴールデンミニオンもトークンは通常版を生み出します。しかし、基本的なハースストーンのメカニズムとは異なるので、開発者はバトルグラウンド用に特別なプログラムを用意する必要があります。シャダリングはこれを忘れられています。
4. (バグ)無鉄砲な弟子とツアーガイドの効果はどう干渉するか
結果
ツアーガイドの効果発動後、無鉄砲な弟子を召喚すると、ツアーガイドの効果は消費されなかった。
しかし、フェンシングのコーチの効果は無鉄砲な弟子で消費された。
見解
最初、無鉄砲な弟子は一時的な効果を消費しませんでしたが、パッチを重ねる毎に消費するようになりました。そして、最新のパッチでツアーガイド(のみ)の効果は修正されました。
5. (検証)いざストームウィンドはカードをプレイしたタイミングで発動する
結果
コスト1になったゴアハウルを装備して、クエスト1段階目を達成すると、ライツ・ジャスティスが装備され、直後にゴアハウルで上書きされた。
安全検査員でクエスト3段階目を達成するとライトボーン・キャリエルをデッキに混ぜた。
見解
いざストームウィンドはゴアハウルが装備される前に達成されます。なので、カードをプレイしたタイミングで発動しています。
6. (バグ)ライトボーン・キャリエルの効果発動中にカーニバルの客引きを出しても、空襲のシルバーハンド新兵は強化されない
結果
ライトボーン・キャリエルの効果発動中に、カーニバルの客引きを召喚し、ジャングルの遭難者をシルバーハンド新兵を召喚すると4/5になった(正常)。
同様に、空襲でシルバーハンド新兵を召喚すると3/3で召喚された(カーニバルの客引きの効果が発動していない)。
見解
恐らく、空襲とカドガーの干渉の修正によるものです。過去に、空襲はシルバーハンド新兵を召喚してから挑発を付与していたため、カドガーは挑発を持たないコピーを召喚していました。これは先に挑発を付与することで修正されたのですが、これによりシルバーハンド新兵は3/3の挑発として召喚されることになりました。
7. (バグ)デッキから召喚されたクトゥーンはバフ量が誤っている
※このバグは既に修正されています
結果
邪悪の誘い手2体を使って+4/+4のバフをしたクトゥーンをデッキから招集すると、なぜか250/250になっていた。
手札から召喚したり、手札のコピーを召喚してもスタッツはバグらなかった。
が、肉食キューブの中から召喚するクトゥーンはバグっていた。
見解
このバグはクトゥーンをデッキから召喚するか、盤面で新しいクトゥーンを生成すると起こります。容易に再現することができますが、決してランク戦で悪用しないでください。