ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#211
ハースストーンの挙動や、メカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.210が、公開されています。今回は物知りヨウムの雄叫び効果検証やスニードの傑作機ゴライアスの雄叫びの仕様検証などを紹介しています。
以下、内容を翻訳して掲載します。
1. (傭兵の書・バグ)クッキーのヒーローパワーが変更されると、永遠に隠れ身状態になる
結果
クッキーが隠れ身状態でバイルフィンの異端審問官を召喚し、ヒーローパワーを変更したところ、クッキー自身が永遠に隠れ身状態になった。
見解
これにより、隠れ身を失うのもクッキーのヒーローパワーの一部だと証明しています。しかし、ソロアドベンチャーモードのAIは、これまではヒーローパワーを変更するカードを使用しませんでした。これは何かエラーが起こっているような…
2. (バグ)お化けオウムはフェイトスピナーの秘密の断末魔は繰り返さない。
結果
フェイトスピナーの秘密の断末魔発動直後にお化けオウムを召喚したが、効果は発動しなかった。
なお、どちらの秘密の断末魔を選択しても発動しなかった。
見解
お化けオウムは「断末魔」だけを認識し、「秘密の断末魔」は異なるキーワードとして認識します。ファンドラル・スタッグヘルムによって、フェイトスピナーの秘密の断末魔が「秘密」でなくなった場合は、お化けオウムはその断末魔を繰り返します。
3. (検証)物知りヨウムは呪文の元々のコストをチェックする
結果
コストを0にしたパイロブラストを使用した直後に物知りヨウムを召喚すると、パイロブラストを繰り返した。
コストを7にしたフロストボルトを使用した直後に物知りヨウムを召喚しても、フロストボルトは繰り返さなかった。
見解
物知りヨウムは呪文の元々のコストをチェックします。待ち伏せのガイストやドラゴンコーラー・アランナに似ています。今のハースストーンでは、この3種類のカードだけが元々のコストを参照します。
4. (検証)スニードの傑作機ゴライアスの雄叫びは隠れ身ミニオンにはダメージを与えられない
結果
スニードの傑作機ゴライアスの雄叫びでは隠れ身ミニオンを対象にできず、有効な対象がいなくなると雄叫びは終了した。
見解
スニードの傑作機ゴライアスの雄叫びは対象を取る効果で、隠れ身や無敵の対象は選択できません。これはシャダウォックによってこの雄叫びを発動した時や時間切れの場合など、プレイヤーがコントロールしていない場合でもです。
5. (検証)吸盤フックは耐久度0の武器を変形させるか
結果
デッキ切れの状態で、耐久度1のアズィノスの防塁を装備しており、マナの潮のトーテムによる疲労ダメージで耐久度0にした状態で吸盤フックの効果が発動すると、武器は変形した。
6. (バグ) ロカラは攻撃した直後に召喚されても、その効果を発動する
結果
苦痛の侍祭の攻撃によってドローし、デッキからロカラを召喚したところ、そのロカラの効果で苦痛の侍祭が強化された。
見解
ロカラは苦痛の侍祭の攻撃時点では盤面に居なかったため、効果は起動しないべきです。しかし、このルールは「攻撃した後」効果にはあてはまりません。他の例としてはサテュロスの監督者も同様に効果を発動します。
7. (検証)武器攻撃によってヒーローが置き換わると、武器の耐久度を失わない
結果
武器攻撃によって、味方の筆頭家老エグゼクタスの断末魔が発動すると、攻撃したはずの武器の耐久度は失わなかった。
見解
武器の耐久度を失うのは「攻撃した後」効果です。ヒーローが置き換わると、「攻撃した後」効果は発動しません。