ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#212
ハースストーンの挙動や、メカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.212が、公開されています。今回はデュエルのドラゴンブラッドのバグが修正されていない問題やクトゥーンをコピーするとバフが2倍になるバグなどを紹介しています。
以下、内容を翻訳して掲載します。
1. (デュエル・バグ)ドラゴンブラッドは正常に機能していない
結果
ドラゴンブラッド発動中にフェアリードラゴンが死んだが、手札のどのミニオンも強化されなかった。
見解
ドラゴンブラッドは最初のホットフィックスがあってから、未だにバグがあります。開発者はこのバグを認識しているので、次のパッチで修正されるでしょう。
2. (バトグラ・バグ)アナンナが変身すると装甲を失う
結果
アランナが酒場を5回入替、ヒーローパワーによって変身すると装甲が失われた。
見解
アランナは変身前と後で異なるヒーロー扱いされています。ゲームデザイナーはおそらく(当初は)ヒーローが装甲を得ることは想定していなかったため、アランナの装甲が維持されなくなっています。これは次のパッチで修正されます。
3. (バグ)貴族さまでコピーされたクトゥーンはバフを2倍受ける
結果
+4/+4のバフを受けたクトゥーンを貴族さまでコピーすると、+8/+8のバフを受けたゴールデンクトゥーンが手札に加わった。
素晴らしいザイによるコピーも同様に2倍のバフを受けていた。
しかし、似非や覚醒者エリーズによるコピーは通常通りだった。
見解
一部のカードはこのバグを避けるために特別なプログラムがされているようです。なぜクトゥーンのメカニズムを変更しないのでしょうか…?
4. (検証)急襲を持った蓮華の幻術士とメタルの神E.T.C.はどう作用するか
結果
先にメタルの神E.T.C.を召喚し、次に蓮華の幻術士を召喚した場合: 蓮華の幻術士に空飛ぶほうきで急襲を付与し、ヒーローを攻撃すると、メタルの神E.T.C.の効果で敵ヒーローにダメージを与えた後、コスト6のランダムなミニオンに変身した。
先に 蓮華の幻術士 を召喚し、次にメタルの神E.T.C.を召喚した場合: 蓮華の幻術士に空飛ぶほうきで急襲を付与し、ヒーローを攻撃すると、メタルの神E.T.C.の効果は発動しなかった。
見解
どちらも「攻撃した後」効果なので、発動は召喚した順番に依存します。変身した後に急襲を持っていないのであれば、メタルの神E.T.C.の効果は発動しません。
5. (検証)タイム!と呪われた!はどう作用するか
結果
血の魔女を召喚した後、タイム!をプレイし、更に血の魔女を召喚した。手札には呪われた!が2枚ある状態で自分のターンを迎えると、2体目の血の魔女によるダメージと呪われた!によるダメージを受けた。
見解
これらは「自分のターンの開始時」ダメージを受ける効果で、プレイされたカードは手札にあるカードよりも優先されて発動します。そのため呪われた!は常に自分のヒーローにダメージを与え、血の魔女はプレイした順番に依存します。
6. (検証) 2回使用とパァァァレイはどう作用するか
結果
相手のデッキが爆弾1枚の状態で、エレクトラ・ストームサージを召喚した後パァァァレイを使用すると、爆弾とパァァァレイが1枚ずつ自分の手札に加わった。
相手のデッキが空の状態でパァァァレイを使用すると、単に相手のデッキにパァァァレイが混ざった(自分の手札には何も加わらない)
見解
パァァァレイはこのように機能しています:相手のデッキからカードを1枚盗む、次にパァァァレイのコピーを相手のデッキに混ぜる。パァァァレイそのものを移動させてはいません。
7. (ソロアドベンチャー・バグ)血の真髄は相手の手札にミニオンがいないと呪文相殺を発動させない
血の真髄:ソロアドベンチャー「凍てつく玉座の騎士団」のブラッドクイーン・ラナセルが使用する特殊呪文
結果
相手の手札にミニオンがいない状態で、血の真髄を使用しても呪文相殺は発動しなかった 。
相手の手札にミニオンがいる状態ならば、呪文相殺は発動した 。
また、 血の真髄 では探話士チョーなどの「呪文を使う度」効果は発動しなかった。
見解
真の戦長(ソロアドベンチャー専用カード:レジェンドミニオン1体を破壊する)と似ています。これらのカードはCANT_PLAYにセットされます。CANT_PLAYカードは解決されず、関連する効果も起動しません。これはAIがプレイできないカードをしないように利用されています。しかし、プレイヤーがこのカードを手に入れれば使用することが出来ます。