ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#213
ハースストーンの挙動や、メカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.213が、公開されています。今回は 「隣接するミニオンにもダメージを与える」 のダメージを与えるタイミングの検証や、BGの二本牙のトニーの効果の挙動などを紹介しています。
以下、内容を翻訳して掲載します。
1. (バグ)ソード・オブ・ジャスティスはジャガーノートで耐久度を失う
結果
ソード・オブ・ジャスティス装備中にロカラ船長を召喚すると、ジャガーノートにもソード・オブ・ジャスティスが起動し、耐久度を2失った。
カドガーがいる状態でロカラ船長を召喚しても、ジャガーノートは2体召喚されなかった。
見解
通常、この手のミニオンを召喚によって起動する効果は休眠ミニオンでは起動しません。ソード・オブ・ジャスティスはジャガーノートに対しては起動しない仕様であるべきです。
加えて言うと、カドガーは他の休眠ミニオンとジャガーノートを区別しているようです。これは特別にプログラムされていそうです。
2. (検証)カートラス・アッシュフォールンとスバラシインコはどう作用するか
結果
カートラス・アッシュフォールンの雄叫びを持つスバラシインコを、異端ではない状態でプレイすると無敵にはならなかった。
カートラス・アッシュフォールンの雄叫びを持つスバラシインコを、異端状態でプレイすると無敵になった。
見解
実際には、カートラス・アッシュフォールンの異端効果は雄叫びの一部です。そのため、雄叫びはシャダウォックやスバラシインコで繰り返され、そのカードが異端状態でプレイされたかによって異端発動するかが決まります。
3. (ビジュアルバグ)ヒーロー以外が唱える月明かりの導きはアニメーションエラーを起こす
結果
テス・グレイメインの雄叫びで月明かりの導きを唱えると、手札に追加されるカードは見えない(不可視)状態だった。
見えないカードの部分をクリックすると可視化され、カードが表示されるようになった。
見解
このバグはヒーロー以外によって唱えられると起こります。驚異のスクロールや魔術のトーテム、大魔術師ヴァルゴスなど。もしカードをクリックしても表示されなければゲームを再起動しましょう。
4. (検証)「隣接するミニオンにもダメージを与える」効果は「攻撃した後」起動する
結果
横殴りの斬撃を付与したボルヴァー・ドラゴンフレイムで敵ミニオンを攻撃すると、聖なる盾を失ったことにより攻撃力がアップし、隣接するミニオンには3ダメージ与えた。
見解
「隣接するミニオンにもダメージを与える」 効果は「攻撃した後」起動する効果です。そのため、それよりも前に攻撃力が増加すれば、隣接するミニオンに与えるダメージも 増加 します。
5. (BG・バグ)二本牙のトニーが見方をゴールデンにすると、そのミニオンの仇討カウンターをリセットする
結果
2体の二本牙のトニーがいる(かつ他の海賊はいない)状態で味方の4体のミニオンが死亡したが、片方の二本牙のトニーだけがゴールデンになった。
見解
ゴールデンにすると実際には、新しいゴールデンミニオンに置き換えています。そのため、2体目(ゴールデンになった方)の二本牙のトニーの仇討カウンターは0にリセットされています。
6. (バグ)今は、ミニオンのステータスがオーバーフローしない
結果
攻撃力を2,147,483,647(2の31乗-1)にした前線崩しに攻撃力を+1すると、 2,147,483,648になった。
その前線崩しに大地のウロコを使用すると、 2,147,483,647 装甲を得た。
その後、ドルイドのヒーローパワーを使用すると、装甲は0になった。
見解
バトルグラウンドの体力オーバーフローバグのために修正されました。しかし、装甲については変更されていません。
7. (バグ)大修道院長アルーラは、呪文の対象にできない状態だと正しく呪文を使用しない
結果
ウィー・スペルストッパーによって呪文の標的にならない状態になった、大修道院長アルーラの魔法活性を起動し、デッキ内の浄められた欠片を使用したが、履歴では使用したことになっているにもかかわらず、正しく効果が発動しなかった。
リネッサ・サンソロウやサンウィング・サケビインコは呪文の標的にならない状態でも正しく機能した。