ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#217
ハースストーンの挙動や、メカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.217が、公開されています。今回は氷の罠と呪文相殺のセットした順番による挙動の違いや連爆の魔術師の挙動などを紹介しています。
以下、内容を翻訳して掲載します。
1. (バグ)氷の罠は呪文相殺しても起動する
結果
氷の罠→呪文相殺の順番でセットして、相手が呪文を使用すると、 氷の罠だけが発動した。
呪文相殺→氷の罠の順番でセットして、相手が呪文を使用すると、呪文相殺が発動した後に氷の罠も発動した(手札には戻らなかった)
見解
氷の罠と呪文相殺は同じ条件で起動するため、セットした順番で解決します。しかし、呪文相殺は氷の罠の起動を予防しません。これはおそらくバグです。
2. (バグ)道の拓き手のいくつかの効果は味方の隠れ身ミニオンを対象にできない
結果
自然の紋章の挑発効果を持った道の拓き手の雄叫びは、味方の隠れ身を持ったフロストウルフの仔を対象にできなかった。
フロストウルフの仔が隠れ身を失った後には、同じ効果でも対象にできた。
3. (バグ)敬謙なるザイレラは沈黙された断末魔効果は繰り返さない
結果
自陣に断末魔ミニオンがいる状態で、死の災厄を使用した後、敬謙なるザイレラを使用しても死亡したミニオンの断末魔効果は発動しなかった。
監死者がいる状態で、自陣の断末魔ミニオンを破壊した後、 敬謙なるザイレラを使用すると死亡したミニオンの断末魔効果は発動した。
見解
敬謙なるザイレラのいくつかの挙動はおかしなところがあります。理由はわかりません。
4. (バグ)無気力の波を受けた空腹の涜れしものはバグる
結果
雄叫びでマグマ・レイジャーを破壊し武勲で攻撃力を得た空腹の穢れしものと、武勲を発動していない空腹の涜れしものの2体を召喚した。
敵が無気力の波を使用した後、空腹の穢れしものの武勲を発動させようとすると、まだ武勲を発動していない空腹の穢れしものの武勲では攻撃力を得たが、既に1回武勲を発動した空腹の穢れしものの武勲は攻撃力を獲得しなかった。
見解
複数の武勲は1つのバフ効果として扱われています。後続の武勲は最初の武勲に追加され、無気力の波ではまとめて上書きされます。一方、まだ武勲を発動していなかった方は無気力の波の後に攻撃力を得ました。
5. (バグ)合戦場は最大体力以上のダメージを受けたミニオンには攻撃力+1を付与しない
結果
合戦場を使用すると、シルバーバックの長(体力4)の攻撃力が+1された。
その後、シルバーバックの長の体力をバフして6にした後、混沌爆発で4ダメージ与えると、シルバーバックの攻撃力は1に戻った。
合戦場で攻撃力4にした、神出鬼没の怪人も最大体力以上のダメージを受けて破壊されると復活しなかった。
見解
これは神出鬼没の怪人が無限に復活するのを防ぐためのものではないでしょうか。しかし開発者は「現在の最大体力」と「オリジナルの最大体力」を間違えているようです。
6. (バグ)奪ったウィングコマンダー・マルベリックの武勲は正しく起動しない
結果
精神支配でウィングコマンダー・マルベリックを奪うと、味方の武勲は正しく起動したが、ウィングコマンダー・マルベリック自身の武勲は起動しなかった。
また、更に精神支配で奪い返すと、ウィングコマンダー・マルベリックの武勲は正しく起動した。
見解
ウィングコマンダー・マルベリックの効果は2つのパートに別れます:「味方のミニオンに付与するもので、ウィングコマンダー・マルベリックの所有者が移るとアップデートされるもの」と「ウィングコマンダー・マルベリック自身の効果で、召喚したプレイヤーに紐づくもの」です。そのため、奪われたウィングコマンダー・マルベリックの武勲は発動しません。
7. (バグ)連爆の魔術師は冒涜やロード・ゴッドフリーとは異なる
結果
ジャンディス・バロフによる幻影がいる状態で、冒涜やロード・ゴッドフリーは全体ダメージを2回繰り返したが、連爆の魔術師は1回だけ全体ダメージを与えた。
連爆の魔術師で、体力1のオオアゴガメのシェルファイターを破壊した場合、雄叫びは繰り返さなかったが、体力3のオオアゴガメのシェルファイターを破壊した場合、雄叫びを繰り返した。
見解
連爆の魔術師は「ミニオンが死んだかどうか」はチェックしておらず、「体力が0になったかどうか」をチェックしています。おそらく、初期の案では「武勲:この雄叫びを繰り返す」だったけれど変更されたのではないでしょうか。