ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#219
ハースストーンの挙動や、メカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.219が、公開されています。今回はつぎはぎの大工が引く呪文の元々のコストを引き継ぐことやワイルドポーのノールのコストが不自然に上下する挙動などを紹介しています。
以下、内容を翻訳して掲載します。なお、検証パッチは22.0.2.128654です。
1. (バグ)一時的な呪文ダメージ+は代理鏡師の効果を発動させない
結果
才ある魔術師の雄叫び後、 代理鏡師を召喚しても雄叫び効果は発動しなかった。
ラス・フロストウィスパーの効果も、星界からの使者、才ある魔術師の雄叫びでは強化されなかった。
見解
才ある魔術師や代理鏡師は一時的な呪文ダメージを付与します。これまでは、これらはラス・フロストウィスパーのダメージを強化していました。これは、おそらく一時的な呪文ダメージ+と流血のバグ修正による副作用です。
2. (バグ)ガーディアン・エイグウィンの断末魔効果を得たメカを超電磁しても呪文ダメージ+は得られない
結果
ガーディアン・エイグウィンの断末魔効果を得たメカを超電磁しても、呪文ダメージ+2は得られなかった。
しかし、「断末魔:自分が次に引くミニオンはこれらの能力を受け継ぐ」は機能しており、次のミニオンに効果を引き継がせることが出来た。
3. (バグ)つぎはぎの大工は分割する際、デッキ内のオリジナルのコストを維持する
結果
詠唱者の循環使用後に、つぎはぎの大工の雄叫びを発動すると、分割した呪文のコストも下がったままだった。
魂の盗み魔がいる状態で、つぎはぎの大工の雄叫びを発動すると、ビジュアルのバグがあったが、分割した呪文のコストは体力で払った。
見解
つぎはぎの大工は選択呪文の付与効果を維持します。これはおそらく意図的なものです。
4. (ビジュアルバグ)精霊翁ブルカンの雄叫びと預言者ヴェレンはどう作用するか
結果
預言者ヴェレンがいる状態で、精霊翁ブルカンの雄叫びを使用した
火の精霊の力が与えるダメージは2倍にならず、水の精霊の力の回復量も、表示上は2倍の12回復になっていたが、2倍にならなかった。
見解
精霊翁ブルカンの雄叫びは呪文として扱われるべきではないので、預言者ヴェレンは倍増させません。ビジュアルのバグだけです。
5. (バグ)涜れし将校と古老ヴォイドハウンドはどう作用するか
結果
相手の盤面に2体のシルバーバックの長(3/1/4)がいる状態で、涜れし将校、古老ヴォイドハウンド、 古老ヴォイドハウンド、涜れし将校の順番で召喚した 。
ターン終了時にそれぞれ、 涜れし将校1が+1/+4、古老ヴォイドハウンド1が+2/+2、 古老ヴォイドハウンド2が+0/+2、涜れし将校2が+0/+2を獲得した。
見解
両種ともターン終了時に起動する効果で、効果中に死亡が解決されません。そのため、古老ヴォイドハウンドによってステータスを奪った分は涜れし将校が奪うステータスが少なくなりました。
6. (バグ)変装解除前に手札にあったカードを交換すると、変装解除後でもワイルドポーのノールのコストを下げる
結果
十面相のマエストラを召喚し、変装を解除した。
次に手札にあったブラックウォーター・カトラスを交換し、デッキに戻した。
次にデッキに戻したブラックウォーター・カトラスを引くと、(ローグの状態でローグのカードを引いたにもかかわらず)手札のワイルドポーのノールのコストが1下がった。
見解
ワイルドポーのノールには多くの不思議なバグがあります。多くのバグは十面相のマエストラと秘密の通路に関わるものです。
7. (バグ)対戦相手がワイルドポーのノールのコストを下げるために使ったカードを引くと、ワイルドポーのノールのコストは再度下がる
結果
対戦相手がラグナロスの状態で、自陣の霊柩(プリーストのカード)を心霊絶叫で相手のデッキに戻した。
すると、ワイルドポーのノールのコストが4に戻った。
その後、対戦相手がその霊柩を引くと、そのたびにワイルドポーのノールのコストが下がった。
なお、対戦相手がプリーストの状態で霊柩を引いてもワイルドポーのノールのコストは下がらなかった。