ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#232
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.232が公開されました。今回は新拡張「深淵に眠る海底都市」のアズシャラ女王や超大型ミニオン関連のバグを紹介しています。
検証パッチは 23.0.0.135540です。
以下、内容を翻訳して掲載します。
(バグ)レディ・サセーノはフェル連射とは異なる
結果
フェル連射は装甲を持っていても体力が1の敵ヒーローにダメージを与えた。
レディ・サセーノは装甲を持っていると体力1の敵ヒーローではなく、体力2の敵ミニオンを攻撃した。
見解
レディ・サセーノは敵の体力を計算するときに装甲も含めます。これはフェル連射とは異なります。
(バグ)緊急機動・改によって召喚される2体のコピーは異なる
結果
探検家の帽子で+1/+1を付与し、サーペントブルームで猛毒を付与したシルバーバックの長が破壊され緊急機動・改が発動した。
すると、1体は探検家の帽子の断末魔と猛毒持っており(+1/+1はされていなかった)、もう1体は何も持っていなかった。
緊急機動・改によって月の巨像が召喚されると、1体は聖なる盾・蘇りを持っていたが、もう1体はなにも持っていなかった。
緊急機動・改によって封印されしフェルモーが召喚されると、1体は2ターン休眠状態になったが、もう1体は1ターンだけ休眠状態になった。
見解
2体のコピーの内、1体はミニオンが死亡したときの効果を維持しています。冒険家の帽子のバフや猛毒、聖なる盾や蘇りを失った状態も維持します。もう1体は新しいミニオンとして召喚されます。
(バグ)ボルナー・ハンマービークとアズシャラ女王はどう作用するか
結果
アズシャラ女王を召喚して効果を発動させた後に、スバラシインコを召喚しても効果は発動しなかった。ただし、呪文を3回使った後にスバラシインコを召喚するとアズシャラ女王の雄叫びを繰り返した。
アズシャラ女王とボルナー・ハンマービークが両方とも手札にある状態で呪文を3回使用した。
その後、アズシャラ女王を召喚し効果を発動した後に、ボルナー・ハンマービーク、エルフの射手と召喚したが、エルフの射手の召喚時、アズシャラ女王の雄叫びは発動しなかった。
見解
条件が整えば、スバラシインコは雄叫びを繰り返しました。しかし、ボルナー・ハンマービークはそれでも繰り返しませんでした。
(バグ)スバラシインコがギガフィンの雄叫びを繰り返すと、断末魔も獲得する
結果
ギガフィンの雄叫びを繰り返したスバラシインコを破壊すると、飲み込んだミニオン全てを吐き出した。
(バグ)攻撃力を変えられた後、噛獄魚グラッグは攻撃力を獲得できない
結果
噛獄魚グラッグの攻撃力をアルダーの平和の番人で1に変えた後、グラッグの尻尾を全て破壊した。すると、噛獄魚グラッグは通常通り攻撃力・体力を獲得した。
最初に他のミニオンの攻撃力・体力を獲得した噛獄魚グラッグの攻撃力をアルダーの平和の番人で1に変えた後、グラッグの尻尾を全て破壊した。すると、噛獄魚グラッグは攻撃力を獲得せず、体力だけを獲得した。
結果
昔の付与効果にあった古いバグです。同じ付与効果IDが積み重なると、独立して機能しません。新しく獲得する攻撃力・体力は最初の付与効果に追加されますが、まとめてアルダーの平和の番人の効果によって1に変えられます。
(バグ)デッキ内でコストを下げた超大型ミニオンを召喚すると、その追加部位は2回召喚される
結果
ルナのポケット銀河系でデッキ内の深淵のザイラグのコストを下げた。その後、カリア・フェルソウルで深淵のザイラグのコピーに変身すると、ザイラグの触手は2回召喚された。
(検証)休眠状態の超大型ミニオンは追加部位を召喚するか
結果
沈黙状態で召喚した超大型ミニオンは、召喚時に追加部位を召喚しなかった。
休眠状態で召喚した超大型ミニオンは、召喚時に追加部位を召喚しなかった。そして、休眠から目覚めても追加部位を召喚しなかった。
見解
沈黙状態や休眠状態で超大型ミニオンを召喚しても追加部位を召喚しません。これは今後の検証に役立ちそうです。