ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech 333
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.333が公開されました。今回はシャダブロックの効果が消費されないバグや銀河プロジェクタードームによる無限ループなどを紹介しています。
検証パッチは 29.0.0.195635 。以下、動画の内容と解説の翻訳です。
(バグ)呪文ダメージ+1を持つ芝ドレイクをコピーしても呪文ダメージ+1を持たない
結果
敵盤面の呪文ダメージ+1を持つ芝ドレイクを無貌の操り手や残響リバーブでコピーしたが、それらは呪文ダメージ+1を持たなかった。
(バグ)水彩画家の効果はコピーできない
結果
占星術で引いた呪文をオーディオスプリッターでコピーすると、コピーした呪文は占星術の効果を引き継いでいた。
しかし、水彩画家で引いた呪文をオーディオスプリッターでコピーしても、コピーした呪文のコストは下がらなかった。
コメント・見解
これは占星術の効果は引いたカードに紐づいていますが、水彩画家の効果は他の部分(ヒーローなど)に紐づいているためだと思われます。この一貫性のなさはバグと言えるでしょう。
(バグ)雄叫びミニオンがその雄叫び中に変身した場合、シャダブロックの効果を消費しない
結果
シャダブロックを雄叫び後、無貌の操り手を召喚し、雄叫びによって敵ミニオンに変身すると、シャダブロックの効果は消費されなかった。
また、雄叫び中に雄叫びミニオンが沈黙される場合も、シャダブロックの効果は消費されなかった。
コメント・見解
シャダブロックはミニオンが手札から召喚された後に効果を消費するかチェックします。そのミニオンが雄叫び中に、その雄叫びを失うと、シャダブロックは雄叫びを消費しなくなります。これは古典的なタイプのバグです。
(バグ)寓話の魔女ハガサによって引かれた呪文が雄叫びミニオンに変身すると、スライムは雄叫びを使用する
結果
魔改造師が自陣にいる状態で寓話の魔女ハガサを召喚した。
その雄叫びで呪文を引くと、一旦オニクシアに変身し、そしてスライムに変身した。
すると、そのスライムは最初に引いた呪文ではなく、オニクシアの雄叫びを発動するスライムになっていた、
(バグ)ヒーロー以外によって唱えられた秘印、持続カード、オーラは未だに同時1枚しか発動できない
結果
パッチ29.0より秘印やオーラなどの持続カードは同時に複数発動できるようになった。
しかし、隠し禁制品で5枚の合戦場を使用しようとしても、1枚分しか発動しなかった。
また、嫉妬の収穫者で敵の持続カードを奪おうとしても、破壊するだけで奪うことはできなかった。
(バグ)ドラッカリの呪い師は死の大車輪!!!の効果を2ターン分進める
結果
ドラッカリの呪い師がいる状態で、死の大車輪!!!を使用した。
すると、ターン終了時にカウントは2ターン分進んだ。
コメント・見解
死の大車輪!!!の効果はターン終了時効果なので、ドラッカリの呪い師の効果を受けています。これは意図した挙動ではないと思われます。
(バグ)銀河プロジェクタードームと隠し禁制品で無限ループできる
結果
ローグで隠し禁制品を使用した後に、銀河プロジェクタードームを使用した。
すると、銀河プロジェクタードームが隠し禁制品を、隠し禁制品が銀河プロジェクタードームを再使用し、無限ループした。