ハースストーンの挙動を検証 – Hearth Tech#172
ハースストーンの挙動やメカニズムを紹介・検証する動画「Hearth Tech」シリーズのNo.172が公開されています。今回は、影の射手ヴォルジンの動作の検証や、バトルグラウンドの魂喰らい魔とジャンディス・バロフのヒーローパワーのバグなどが紹介されています。
以下、内容を翻訳して掲載します。
1. (バグ)影の射手ヴォルジンの雄叫びは、カドガーの効果を発動させない



結果
アラームロボの効果発動時は、効果が発動するにも関わらず、影の射手ヴォルジンのときはカドガーの効果は発動しなかった。
見解
「入れ替える」は召喚の1種です。しかし、カドガーの効果は影の射手ヴォルジンでは発動しません。また、マダム・ゴヤやドクター・モリガンでも発動しません。これは特別にデザインされた効果であると考えます。
2. (検証)影の射手ヴォルジンの雄叫びは、盤面がいっぱいのときはどうなるか?


結果
盤面に空きがあるとき、ナイフ・ジャグラーを手札に戻しても、ナイフ・ジャグラーの効果は発動した。
盤面に空きがないとき、ナイフ・ジャグラーを手札に戻すと、ナイフ・ジャグラーの効果は発動しなかった。
見解
盤面に空きがあるとき、影の射手ヴォルジンは先にミニオンを召喚し、次に対象を手札に戻します。
盤面に空きがないとき、影の射手ヴォルジンは先に対象を手札に戻し、次にミニオンを召喚します。
3. (検証)影の射手ヴォルジンの雄叫びは、手札にミニオンがいない場合はどうなるか?

結果
ミニオンを手札に戻した。
見解
マダム・ゴヤとは異なり、影の射手ヴォルジンは手札にミニオンがいない場合も対象を手札に戻します。
4. (検証)影の射手ヴォルジンの雄叫びは、盤面がいっぱいの状態の場合、ミニオンを破棄させるか?



結果
血の神グフーンと歪みしものゼラクを使って、影の射手ヴォルジンの召喚と同時に盤面をいっぱいにしたところ、召喚されるはずのミニオンは破棄された。
見解
雄叫びの前に盤面に8体のミニオンを召喚したところ、影の射手ヴォルジンによって召喚されるミニオンは破棄されました。
5. (検証)占星術師ルナとおおヨグよ!はどう関係するか?


結果
手札の一番右の呪文を使用したとき、その呪文がおおヨグよ!によって他の呪文に変化しても、占星術師ルナの効果でカードを引いた。
見解
占星術師ルナと異端者アルトルイスはおおヨグよ!で呪文を変化させられても効果が発動することを確認しました。
6. (バグ)エースハンター・クリーンがいても、ボルフ・ラムシールドはダメージを受ける



結果
召喚の順番にかかわらず、エースハンター・クリーンが盤面にいる状態で、ヒーローがミニオンに武器攻撃をすると、ボルフ・ラムシールドがダメージを受けた。
一方で、キャンドルショットでの攻撃時は、ボルフ・ラムシールドはダメージを受けなかった。
見解
エースハンター・クリーンの実装は少しおかしいようで、ボルフ・ラムシールドはヒーローが無敵であることを認識しません。おそらくバグです。
6. (バグ)魂喰らい魔が悪魔を除去した後に手札に戻すと、悪魔を除去しなくとも、雄叫びによりゴールドが得られる

結果
一度雄叫びで悪魔を除去した魂喰らい魔を、ジャンディス・バロフのヒーローパワーで酒場に戻して再度購入。そして、召喚すると悪魔を除去せずとも3ゴールドが得られた。
トリプル作成によって手札に戻った場合は、このバグは起こらなかった。
見解
このバグは、ジャンディス・バロフだけでなく、ビグルスワース君のヒーローパワーや、ダークムーンの景品のお得意さんでも発生します。