マスターズツアー・アルタラックの跡地 観戦ガイド
3月19日より、ハースストーンの大型公式大会マスターズツアー・アルタラックの跡地が開催されます。開催期間は3月19日(土)~3月21日(月)(日本時間3月19日(土)の0:00から配信開始)です。
この大会は、マスターズ予選・ランク戦予選などを通過した選手のみが参加できる公式の国際大会です。世界中から総勢約400名の選手が参加し、その中には約30名の日本人選手も含まれています。
目次
開催概要
見どころ
注目デッキ
参加する日本人選手
Dropsでパックを獲得!
マスターズツアーとは
その他、参考情報
開催概要
- 会場:オンライン
- 大会配信日程(いずれも日本時間)
- Day1(スイス1~4ラウンド)
3月19日(土) 0:00 – 12:00 - Day2(スイス5~8ラウンド)
3月20日(日) 0:00 – 12:00 - Day3(TOP16、TOP8、準決勝、決勝)
3月21日(月) 0:00 – 12:00
- Day1(スイス1~4ラウンド)
- 配信
- 英語チャンネル
Hearthstone Esports – YouTube - 日本語チャンネル
Hearthstone: ハースストーン – YouTube
- 英語チャンネル
- 賞金総額:25万ドル
- 次回大会参加権利:上位32名の選手は2022年の3回目に開催されるマスターズツアーへの参加権利を獲得します。
※上位32名の選手の内、既に参加権利も所有している選手がいた場合は繰り下がり - 形式:4デッキ使用、1デッキ禁止、5戦3本先取、コンクエスト
- 対戦表(※)
Hearthstone Masters Tour Ruins of Alterac (Battlefy) - デッキリスト&戦績(※)
Hearthstone Masters Tour Ruins of Alterac (d0nky)
※配信は遅延(ディレイ)があるため、対戦表や戦績を見ることで結果が分かってしまう場合があります。
見どころ
グリフォン年最後の大型大会
マスターズツアー・アルタラックの跡地は、2022年2回目のマスターズツアーです。
この大会はグリフォン年最後の大会で、この1年間の環境の締めくくりの大会になります。加えて、直近のバランス調整パッチも2週間以上ない状態で開催されるため、環境自体は固まっています。そのため、それぞれの選手が自信のあるデッキ構成を持ち込むことになるでしょう。そのプレイングの精度に注目です。
また4月に迎えるハースストーンの新年では、「灰に舞う降魔の狩人」、「魔法学院スクロマンス」、「ダークムーン・フェアの招待状」がローテーションするため、コンボデッキのイルギノスや決闘修士モザキ、ランプドルイドの運命の支配者ヨグ=サロンや背徳の魔手ヤシャラージュ、コントロールウォリアーのアズィノスの防塁など多くのカードがワイルド専用カードになります。大型大会では見納めとなるため、今回のマスターズツアーでそのパワーを最後に目に焼き付けましょう。
世界選手権への道
2022年は2021年の制度とは異なり、グランドマスターズ以外の選手も世界選手権出場権を獲得できます。
そのためには、マスターズツアーで好成績を残し、シーズン選手権へ進出する必要があります。シーズン選手権は春・秋に2回開催され、今回のマスターズツアー・アルタラックの跡地は春季選手権への出場権獲得のチャンスとなります。
シーズン選手権へは、マスターズツアーで優勝するか、春季(前半3回)のマスターズツアーの成績で上位13名に入ることで参加することができます。そのため1回1回のマスターズツアーの成績が非常に重要です。
日本人プレイヤーの中では、前回大会マスターズツアー・オニクシアの巣で17位フィニッシュを記録したfunashi選手が、シーズン選手権に最も近いです。
グランドマスターズへの挑戦
今大会は2022年のグランドマスターズ・ラストコールへ参加するための、5つめの大会です。
グランドマスターズ2022・ラストコールはグランドマスターズの最終シーズンと発表されており、これに参加するためには2021年の後半3つのマスターズツアーと2022年の前半3つのマスターズツアーの成績に応じたマスターズツアーポイント(後述)の合計で、全地域共通の上位4位に入る必要があります。
マスターズツアーポイント獲得者一覧は以下の通り。
マスターズツアーでは、スイスラウンドで6勝以上することでマスターズツアーポイントを獲得できます。気になる選手の動向については、まずは6勝を1つのラインとして意識しつつ、それ以上の勝利数・TOP8のボーナスポイントに注目しましょう。
注目デッキ
クエストフェルデーモンハンター
大会で特に活躍している全体除去やバーストダメージを出すのが得意なデッキです。
カザカサンドルイドを含むランプドルイドに弱いためランク戦では高い勝率は見込めません。ただ、大会環境ではBANや持ち込むデッキリストによりその弱点がカバーできるため、アグロデッキやコントロールデッキに強い特徴を生かして、マスターズツアー、マスターズツアー予選を含む様々な大会で活躍しています。
主流の構成は、フェルファイアの射手+下積み芸人のコンボを搭載したデッキですが、カザカサン入りのデッキもあり、どちらが持ち込まれるかにも注目したいところ。
EU勢が好んで持ち込む傾向があります。
ミラクルプリースト
上振れ下振れのとても激しいコンボデッキです。
ナズマニの血紡ぎ師を使ったマナコスト低減が非常に強く、コンボを開始すると聖なる盾付きの巨大なナズマニの血紡ぎ師が生まれます。そのため、聖なる盾や大型ミニオンに弱いデーモンハンターやウォーロックは成すすべなく倒れます。
クエストローグやコントロールウォリアーに弱い面もありますが、やや不利程度のデッキ相性であれば、回り方次第で十分勝利が見込めます。
このデッキの弱点は、プレイ難易度がとても高いところ。その分、上級者が集まるマスターズツアーでは見どころが沢山詰まったデッキといえます。
獣ドルイド
やや遅めのアグロデッキです。
小型ミニオンをひたすら並べる挑発ドルイド(アグロドルイド)とは異なり、序盤は小粒ミニオンで誤魔化し、中盤以降にコストの下がったエルーンの巫女+フロストセイバーの長+本影のフクロウで盤面制圧を狙います。
全体除去を持つコントロールデッキに特に弱く、バーンシャーマンの全体除去にすら耐えられないデッキだったのですが、最近群れの怒りが採用したデッキが生まれたことで、全体除去耐性も付きました。
バーンシャーマンと並んでほとんどのデッキに勝てるポテンシャルがあり、相手の対策も難しいため数多く持ち込まれることが予想されます。
バーンシャーマン
ランク戦では最も強いと言っても過言ではないコンボデッキです。
凍結を効果使った遅延、マルチキャスターのドローを存分に生かせる多彩な呪文、ある程度ミニオンでダメージを与えてからのバーストダメージなど、1つのデッキ内に様々な相乗効果を持ち、中途半端なデッキは全て蹴散らせるパワーを持っています。
とはいえ、装甲や回復を持つ相手には極端に弱く、それなりの活躍が見込めるフクロウウォーロックやコントロールウォリアーで対策できること、手札がかみ合わないと何もできずに負ける弱みがあるため、少なくとも大会では最善のデッキとは言えません。
実際に、前回のマスターズツアーでもデッキの強さとは裏腹に、Top8に残ったのはわずか2名でした。
バーンシャーマンを活かす構成が見つかるのか、それとも前回大会と全く同じ結末になるのか、また、それらの不利な状況を上級者がどう覆すのかは、十分今大会の見どころとなります。
そのほかのデッキとしては、クエストハンターやクエストローグ、モザキメイジ、武器ローグ、フクロウウォーロック、聖典パラディン、コントロールウォリアーなどの活躍も大いに見込まれます。
大穴としてレディ・プレスターを使ったデッキも出てくるかもしれませんが、おそらくネタの範疇でしょう…。
とにかく、グリフォン年最後の締めとなる今環境でどんな選手、デッキが活躍するかしっかりと見届けましょう。
参加する日本人選手
マスターズツアー・アルタラックの跡地には、約30名の日本人選手が参加します。特に、グランドマスターズ2022でも好調で、翌週のグランドマスターズ・プレイオフに出場が決定しているokasinnsuke選手、posesi選手、Alutemu選手や、前回大会マスターズツアー・オニクシアの巣で17位を記録したfunashi選手などに注目です。
出場日本人選手一覧
※BeerBrick調べ、成績順
- NAGON(5勝3敗 – 55位)
- Tansoku(5勝3敗 – 66位)
- KYOKiE(5勝3敗 – 67位)
- 眠たげなクマ(5勝3敗 – 85位)
- syoutotolo(5勝3敗 – 89位)
- MegaGliscor(5勝3敗 – 98位)
- VickeBlanka(5勝3敗 – 101位)
- posesi(5勝3敗 – 110位)
- shuzoDS(5勝3敗 – 115位)
- kuroma(5勝3敗 – 124位)
- glory(4勝4敗 – 172位)
- trahison(4勝4敗 – 175位)
- okasinnsuke(4勝4敗 – 186位)
- funashi (4勝4敗 – 203位)
- Jimon(4勝4敗 – 213位)
- pikahara(3勝5敗 – 253位)
- nachizail(2勝5敗 – ドロップ)
- noise84mond(2勝5敗 – ドロップ)
- Mariana(1勝5敗 – ドロップ)
- tnraAy(0勝3敗 – ドロップ)
- 執念の蒼汁(0勝3敗 – ドロップ)
- katagami(0勝1敗 – ドロップ)
- falia(戦績不明)
- samin(戦績不明)
- ホッサル(戦績不明)
Dropsでパックを獲得!
公式Youtubeチャンネルでマスターズツアー・アルタラックの跡地を視聴すれば「烈戦のアルタラックパック」を最大2パック受け取ることができます。
- 合計2時間視聴:「烈戦のアルタラック」パック1つ獲得
- 合計4時間視聴:「烈戦のアルタラック」パック1つ獲得(合計2つ)
アカウントの連携方法
- YouTubeのアカウントにログイン、またはアカウントを作成する。
- 設定内の「接続済みのアプリ」の他のアプリとリンクさせるを表示する。
- 「Battle.net」の横にある「接続」を選択する。
- 指示に従ってアカウントの連携を完了する。
- アカウントを連携するときは、Dropsを受け取りたいBlizzardアカウントに正しくログインしていることを確認しておきましょう。
マスターズツアーとは?
ランク戦や、予選で優秀な成績を残した選手のみが参加できる高レベルの公式大会です。マスターズツアーにて好成績を残せば、2022年世界選手権への挑戦権をかけた大会であるシーズン選手権への参加権利を獲得できるだけでなく、公式プロリーグであるグランドマスターズへの参加のチャンスがあります。
2022年のマスターズツアーは年に6回開催されます。2022年のマスターズツアーについては こちら をご覧ください。
対戦形式
通称「4Hero 1Ban BO5 コンクエスト(4デッキ使用、1デッキ禁止、5戦3本先取、コンクエスト)」と言われる3本先取のルールで対戦が行われます。選手はそれぞれ違うクラスで組んだ4つのデッキを持ち込み(=4Hero)、お互いのデッキを1つ禁止した後(=1Ban)、残った3つのデッキで対戦を行います。デッキの選択順は自由ですが、既に勝利したデッキは使えなくなり(=コンクエスト)、また全てのデッキで勝利する必要があります。先に3勝した選手が勝利しますが、最大で5試合行われるためBO5(Best of 5)と呼ばれます。
大会形式
大会は3日間に渡って開催されます。1~2日目で全8ラウンドのスイスラウンドが行われた後、3日目に上位16名によるプレイオフが開催されます。1日目~2日目にスイスラウンド8回戦行ってTOP16を決定します。3日目にプレイオフで勝ち残っている16名がシングルエリミネーション形式で優勝を争います。
その他、参考情報
Deck and lineup distributions for Masters Tour Ruins of Alterac are up at https://t.co/gF5eVMPzyT! Win rates will get updated throughout the weekend, per usual.
— Steve Lubitz (@WickedGood) March 18, 2022
Good luck to everyone competing this weekend! pic.twitter.com/WKzr0lU5JL