【デッキガイド】翡翠ドルイド – Jade Druid (Lue著・全訳)

(この翻訳ガイドは、作成者のLue氏の掲載許可を得て作成しました。快く掲載を許可していただいたLue氏に感謝致します)

掲載元:Lue – Jade Druid Deck Guide

前置き

こんにちは、Lueです。

翡翠ドルイドはバランス調整(パッチ9.1)後も強さを維持しているデッキです。翡翠ドルイドのカウンターとなる海賊ウォリアーやマーロックパラディンといったデッキが上位レベルであまり見られなくなったため、ラザカスプリーストやテンポローグといい勝負ができる翡翠ドルイドが活躍できるようになりました。エクゾディアメイジも対翡翠ドルイドのデッキとして機能しますが、それもあまり見かけなくなり、翡翠ドルイドへの追い風となっています。翡翠ドルイドは対ラザカスプリーストにかなり有利となっていますが、テンポローグに対しては5分です。ただ、ゴラッカ・クローラーを2枚採用することで対テンポローグには有利を取ることができます。

大魔境ウンゴロ以降多くのテックカードがリリースされ、翡翠ドルイドでもそれらのカードが採用されるようになりました。翡翠ドルイドで採用される可能性があるテックカードはたくさんありますが、ラダーで採用されるテックカードと大会などで採用されるテックカードは少し異なります。

コアカード・テックカード

1枚目が翡翠ドルイドのコアとなる24枚のカード。
2枚目がテックカードとなるもので、9種類の中から6枚が選ばれます。

デッキ例

SenfglasとTylerはこの翡翠ドルイドでそれぞれEUとアジアで1位を達成しました。アグロトークンドルイドと進化シャーマンが減ったため、過去に採用されていた始祖ドレイクよりも蓮華文を採用した型のほうがいい結果を残せているようです。2枚の精神支配技士によって、ミラーマッチに強くなる代わりにラザカスプリーストに若干弱くなっています。

デッキコード


ロサンゼルス夏季選手権でTop4を獲得した中国のプレイヤー、JasonZhouはこの翡翠ドルイドを選手権に持ち込みました。ガーディアン・メディヴ妖獣の激昂を採用して対ラザカスプリーストを意識しつつ、ゴラッカ・クローラーを採用して海賊入りアグロデッキに強くした構築です。しかし、ガーディアン・メディヴしか終盤戦に強いテックカードが採用されていないため、ミラーマッチに弱くなっています。

デッキコード


カードの推移

バランス調整後の環境推移により、翡翠ドルイドのバリューカードの評価が少し変わりました。バランス調整前は、マーロックの戦隊長コルクロンの精鋭などを処理できる自然の怒りはとても強いカードでしたが、海賊ウォリアーやマーロックパラディンなどのデッキが減ったため、自然の怒りが前より弱くなりました。始祖ドレイクも以前は強いカードでしたが、練気の弱体化により大幅に弱体化しました。(弱体化前の)練気を絡めて出す始祖ドレイクはアグロデッキにとても有効でしたが、単体で8マナを使って出すのはそこまで強くなく、採用されなくなりました。

バリューカードの重要性が下がる代わりに、野生の繁茂翡翠の開花などのマナ加速カードがより一層重要になりました。マリガンは以前の翡翠ドルイドと同じようにアグレッシブなマリガンが基本になります。たとえ相手がアグロデッキだとしても、自然の怒りなぎ払い拡がりゆく虫害などの防御カードのことは全て忘れてマナ加速カードを狙った強気のマリガンをしましょう。

バランス調整前の翡翠ドルイドは単体で機能するバリューカードが多く採用されていましたが、最近はコンボで機能するカードのほうが人気です。コンボを決めることにより、練気を失った分のテンポを取り返す感じです。コンボカードの例として、拡がりゆく虫害+終末預言者忘却王クンガーディアン・メディヴなどが上げられます。

各マッチ毎の注意点

vs. テンポローグ

マリガン:ゴラッカ・クローラー、野生の繁茂、翡翠の開花、翡翠の偶像

もしゴラッカ・クローラーを採用しているなら、マリガンで探してみましょう。ゴラッカ・クローラーで海賊を食べることで勝てる場面は多いはずです。ゴラッカ・クローラーが刺さったときの3/4というステータスはそれだけで優秀なので、欲張って大きめの海賊を食べに行かなくても十分です。テンポローグの一番の強みはミニオン単体の性能による盤面の制圧ではなく、それをバフして速攻で勝負を決めにいけることです。なので自分のヘルスが十分であれば、無理に盤面を全部処理しに行く必要はありません。もし盤面をクリアするか自分の盤面を広げるかの2択に直面したならば、迷わず盤面を広げる方に専念しましょう。基本的に盤面を広げるほうが良い結果につながりますが、相手がボーンメアをプレイできる可能性がある場合は、盤面の除去を優先しましょう。また、高コストミニオンを単体でプレイする時は、ヴァイルスパイン・スレイヤーによってミニオンを展開しながら除去されてしまうことを念頭に置きましょう。

テンポローグはエドウィン・ヴァンクリーフボーンメアを使って勝ちにくることが多いです。エドウィン・ヴァンクリーフはハイリスク・ハイリターンなカードなので、相手が完璧なマリガンと引きを発揮した場合はほぼ無敵なので諦めましょう。対ボーンメアは6ターン目に相手のミニオンを残さず処理しましょう。もし処理できないようなら、挑発ミニオンを置いて時間を稼ぎましょう。拡がりゆく虫害で爆発的成功を収めるのは難しいですが、それでもボーンメアの返しで最低10ダメージは吸収してくれます。テンポローグは7ターン目を境にどんどん弱くなっていくので、挑発ミニオンで時間を稼ぎつつ翡翠ゴーレムを育てていけば勝利は近いでしょう。

 

vs. 翡翠ドルイド

マリガン:野生の繁茂、翡翠の開花、翡翠の偶像

多くの人が考えているほど、マナ加速をすることは重要ではありません。翡翠ドルイドミラーはコントロールミラーに似ていて、忘却王クンガーディアン・メディヴのようなカードが重要になってきます。このミラーマッチで一番強力なカードはなんと精神支配技士です。これにより相手の翡翠ゴーレムなどを奪えれば相手の盤面が-1自分の盤面が+1になり、合計で+2のボードアドバンテージを稼げます。そもそも精神支配技士は翡翠ドルイドミラー向けのカードで、ミニオンベースのアグレッシブなデッキなどの対策として入っているわけではありません。

翡翠ドルイドは基本、マナカーブ通りに動くことで本領を発揮します。しかしミラーマッチではそれ以上にプレイヤーの腕によって大きく差がつきます。練気によるぶっ飛んだ序盤の動きが不可能になった今、マリガンと序盤のカード運でよっぽどの差がない限り、翡翠ドルイドミラーは長期戦にもつれ込みます。最初の究極の侵蝕を使用した後は、手札に余った翡翠カードとミラーで役に立たない除去スペルなどを使用する必要があります。そうしないと2枚目の究極の侵蝕滋養を使用出来なくなってしまい、相手に遅れを取ってしまいます。

最終的に拡がりゆく虫害を上手く使った側が勝てます。もし自分の窮地で拡がりゆく虫害を防御的に使ってしまったら、そのゲームは勝てないでしょう。例えば相手が終末預言者+拡がりゆく虫害のコンボをしてきた場合、適切なタイミングでの拡がりゆく虫害+翡翠カードのコンボで一気にゲームを決められるでしょう。相手は1/5の挑発ミニオンを処理するのに苦労している間に、あなたは8/8や9/9の翡翠ゴーレムで安全に相手の顔面を殴り、有利なトレードを行えます。拡がりゆく虫害で自分の翡翠ゴーレムを守りながら相手の体力を削るのが翡翠ドルイドミラーのキモになります。もし自分の翡翠ゴーレムが2、3体分遅れていたとしても、拡がりゆく虫害を上手く決めれば勝てるはずです。

 

vs. ラザカスプリースト

マリガン:野生の繁茂、翡翠の開花

翡翠ドルイドが大会環境に存在する理由は対ラザカスプリーストの性能にあります。翡翠ドルイドのラザカスプリーストへの負け筋は少なく、負け筋となるのは5ターン目ラザ+8ターン目DKアンドゥイン、序盤からヘルスを失いすぎる、相手の全体除去の引きが良すぎる時ぐらいです。

5ターン目ラザ+8ターン目DKアンドゥインはどのデッキでも対策のしようが無いで諦めましょう。ハイランダーデッキで都合よくカードを引けることはそうそう無いはず?

海賊ウォリアーとマーロックパラディンが空気になった今、ラザカスプリーストでは新たな試みが行われています。終末預言者暴蝕ウーズなどの防御カードを思念撃破ガジェッツァンの競売人などのコンボカードと入れ替える構築が増えてきました。これにより縛鎖のラザ+DK+預言者ヴェレン+思念撃破で20ダメージのバーストによる突然のリーサルの可能性が出現し、対ラザカスプリーストで序盤から体力を多めに残しておくことが重要になりました。プリーストが小型ミニオンを強化するのが得意な上に、翡翠ドルイドが序盤から自分の身を守るのが得意でないため苦しめられることが稀にあります。他のマッチアップでは全力マナ加速からの拡がりゆく虫害でこの問題を解決できますが、対プリーストではそれほど有効ではありません。ですので、序盤のマナをマナ加速に使う代わりに細かい除去にマナを使いましょう。

プリーストが全体除去によって翡翠ドルイドに勝つときのパターンは大抵こんな感じです。小さい翡翠ゴーレムをドラゴンファイアポーションブラッドメイジ・サルノス+ホーリーノヴァ/霊魂鞭打で除去、5以上の翡翠ゴーレムをDKで除去。この2つさえ気をつけていれば勝てます。プリースト側のゲームプランにはDKをプレイすることがあります。そのため、プリーストは盤面除去のためだけにDKを手札に温存しておくことは中々できません。なので、最初は5以上の翡翠ゴーレムを2体ぐらいで相手の盤面とヘルスにプレッシャーをかけましょう。「成長が遅い翡翠ドルイド vs DKを引けないプリースト」になった場合は翡翠ドルイドに分があります。相手がDKをプレイしたら、貯めておいた翡翠ゴーレムを展開するだけで勝てるでしょう。

スペシャルアドバイス

一部のプレイヤーはアヤ・ブラックポー翡翠の巨象をプレイできる場合、アヤ・ブラックポーを出すほうが「絶対」良いと考えているらしいですが、私は違うと考えています。もし長期戦になることが予想されるのであればアヤ・ブラックポーを出すほうが正解です。しかしアグレッシブなデッキが相手の場合、翠の巨象でボードをコントロールするほうが良い選択です。翡翠の巨象なら細かい有利トレードを取ることで後半の展開に繋げやすくなります。更に対ラザカスプリーストでDKを出される直前のターンでアヤ・ブラックポーを出すことで、返しのターンで翡翠のゴーレムが1体残る可能性もできます。

 

ここまでです。読んでくれてありがとう!

 

著者:Lue(Twitter
大会実績:2017年冬季プレイオフ出場
韓国のプレイヤー。コントロールウォリアーや進化シャーマン、コントロールメイジなどでレジェンド1位や一桁順位を獲得している。

訳:sTakkato(Twitter

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