新年度「ドラゴン」年の公表及び殿堂入りカード

新年度「ドラゴン」年の公表及び殿堂入りカード

ワタリガラス年の終わりとともに新年度「ドラゴン」年が始まります。具体的には4月上旬に出る予定の新拡張セットのリリースと共に訪れ、以下に記載する変化が訪れます。

セットのローテーション

毎年、新しい年度が始まると2つ前の年度で実装されたカードセットはスタンダードセットから外れて、ワイルド専用カードとなります。そのため、新しいスタンダード環境(ワタリガラス年)を迎えた時点で使えるカードセットは6つとなります。

  • 基本カードセット
  • クラシックカードセット
  • 妖の森ウィッチウッド
  • 博士のメカメカ大作戦
  • 天下一ヴドゥ祭
  • 2019年最初の拡張版

今はスタンダード環境で使えていますが、2つ前の年度で実装された以下のカードセットは、ワイルド専用になります。

  • 大魔境ウンゴロ
  • 凍てつく玉座の騎士団
  • コボルトと秘宝の迷宮

ドラゴン年のイメージ画像

新年度の栄誉の殿堂入り

カードセットのローテーションとは別に、一部のカードがワイルド専用カードとなります。これらは、新カードのデザイン、デッキタイプの構築の幅を狭めている、と判断され、新しいゲーム体験を提供するために行われます。実施のタイミングは、新年度最初の拡張セットがリリースされたときです。

なお、これら殿堂入りしたカードはカードを砕く必要は無く、持っているだけで魔素が還元されます。ただし、還元には上限があり、デッキに入れられる枚数が最大となります。(レジェンドカードは最大1枚分)

殿堂入りの魔素還元については、こちらの記事を確認してください。

栄誉の殿堂入りカードの魔素還元、ゴールデンカード作成ガイド

自然への回帰

還元魔素:1枚あたり40魔素(最大80魔素)(ゴールデンは1枚400魔素)

殿堂入りとなった理由:

ドルイドは常に柔軟性に富んでおり、またマナ、カード、ミニオンの生成のための様々なツールを取り揃えているが、相手の大型ミニオンを除去するのにはずっと苦労してきた。「自然への回帰」はその弱点を効果的に打ち消し、カードアドバンテージが影響しないマッチアップでの強力な選択肢をドルイドに与えている。これを栄誉の殿堂に移動することによって、ドルイドはクラスのアイデンティティー通り、大型ミニオンの除去に苦労するようになるだろう。(公式Blogより)

ドゥームガード

還元魔素:1枚 あたり100魔素(最大200魔素)(ゴールデンは1枚800魔素)

殿堂入りとなった理由:

悪魔の使役者であるウォーロックはずっと、盤面支配に強いクラスである。ミニオン戦の強さは、破壊的な魔法と同様に、ウォーロックのアイデンティティーの一つであるものの、このクラスの弱点は盤面の優位を失った時にある、という点を強調したい。そのために、ウォーロックが手札から直接出せるダメージを制限したい。強力な突撃ミニオンである「ドゥームガード」は、ウォーロックをクラスのアイデンティティーから外れた方向に向かわせているため、栄誉の殿堂入りすることにしたんだ。(公式Blogより)

 

神聖なる恩寵

還元魔素:1枚 あたり100魔素(最大200魔素)(ゴールデンは1枚800魔素)

殿堂入りとなった理由:

ここ数年間というもの、数々の強力なアグロパラディンデッキが目撃されてきた。パラディンのアイデンティティーが、潤沢なリソース生成能力を持ち、ミニオンを召喚しミニオンを強化するクラスであることはいいんだが、カードドロー能力がパラディンの長所の一つである必然性はない。「神聖なる恩寵」は、このゲームでも対コスト効果の高いドロー呪文の一つだ。他のクラスの長所を強調し、また将来のアグロパラディンデッキのパワーレベルを一定に保つため、「神聖なる恩寵」を栄誉の殿堂入りすることにしたんだ。(公式Blogより)

月を食らうものバク、ゲン・グレイメイン

還元魔素: 1枚 1600 (ゴールデンは1枚3200)

殿堂入りとなった理由:

バクとゲンは環境に登場して以来、新しい強力な戦略をもたらしたカードだ。その2つの戦略は、意図した以上にスタンダードで流行しており、ドラゴン年に新登場するものが霞んでしまう恐れがあると感じられたんだ。セットのローテーションによりスタンダードに新たな息吹を与え、ランク戦の健全性を保つため、バクとゲンを栄誉の殿堂入りさせ、1年早くローテーションすることにしたぞ。(公式Blogより)

昏き牡鹿、 黒猫、きらめく蛾、ヨドミノヒバナウナギ

還元魔素
コモン:1枚あたり40魔素(最大80魔素)(ゴールデンは1枚400魔素)
レア:1枚あたり100魔素(最大200魔素)(ゴールデンは1枚800魔素)
エピック:1枚あたり400魔素(最大800魔素)(ゴールデンは1枚1600魔素)

 

殿堂入りに関した情報の中に、開発者の方針で、クラシックカードの依存度を20%程度に抑えたいという意向もあるようです。

現在のデッキに占めるクラシックカードの割合は40~45%だが、それは高すぎると考えているので20%ぐらいにしたいということがある。クラスのアイデンティティにあわないものはナーフの対象になる。たとえば、「自然への回帰」によるミニオン除去はドルイドのアイデンティティではないので、パワーバランスを見ながら調整していきたい。(GameWatchの記事より)

一人プレイ用モードの進化

「ダンジョン攻略」スタイルのソロ・アドベンチャーモードはユーザーから大好評だったとのことで、ドラゴン年にリリースされるコンテンツも同じ仕組みが採用されます。クラス毎に複数のスターティングデッキとヒーローパワーがアンロックされたり、非戦闘の酒場での遭遇ではデッキを自分好みに編成できるなどこれまで以上に大胆なカスタマイズができるゲーム性になるようです。

ドラゴン年の最初のソロ・アドベンチャーは拡張リリースの1ヶ月後にリリース予定で、最初の章は無料。以降の章の開放には700ゴールド、または全5章で2400円が必要。最初はメイジしか使えませんが、クリアすることでデッキやヒーローパワーが2つずつ解放される仕様。各章をクリアする毎に新拡張のパック3パックが貰え、全てクリアするとオリジナルカードバックとゴールデンクラシックパック1パックが貰えます。

ヒロイックモードや、通常では使えないヒーローパワー、75体のボスが登場するなど充実したコンテツがソロ・アドベンチャーモードに登場します。5月から4週間に渡ってリリースされていく予定だそうです。

なお、画像中央にあるゴールデンレジェンドは「Zayle, Shadow Cloak」というカードで、ワンダフル・ウィズバンのようにカードセットを5つ持つレジェンドカードとPCgamerで公表されています。

闘技場モードの変更

ドラゴン年の闘技場モードでは、闘技場のドラフトプールが更新されます。ドラフトプールの更新は各拡張版ごとに2回、予定では2か月ごとに変更するとのこと。

ドラゴン年最初のドラフトプールに含まれるカードセット:
基本、クラシック、「ナクスラーマスの呪い」、「旧神のささやき」、「仁義なきガジェッツァン」、「妖の森ウィッチウッド」、ドラゴン年最初の拡張セット

 

炉端の集いのお楽しみ

今後公開される拡張版については、必ずプレリリースが行われるようになりました。拡張版の正式リリース前にパックを開け、楽しむことができます。これはプライベートな炉端でも実施できます。
炉端の集いの検索は炉端の集い公式ページで。

 

レジェンドクエストの交換

ダンジョン攻略クエストなど、交換することができなかったレジェンダリクエストを交換することができるようになります。この交換は通常のクエスト交換権を消費します。また、拡張版の初日に付与されるクエストは次の拡張版のリリースと同時に期限切れになります。

 

カード裏面デザインのランダム選択

 

よりスマートなデッキ構築ヘルパー

デッキ構築の際に足りないカードがあったとき、自動でデッキを完成させてくれる機能がありますが、このときに選ばれるカードがよりデッキ内のカードに適したものになります。この機能の詳細については後日公表とのこと。リリースはドラゴン年が訪れる1か月前に先んじて行われます。

なお、この機能についてはリリース直後に完璧な機能を提供するわけではなく、少しずつ改善していくとの情報もあります。

 

ゴールデンヒーローへの新たな道

闘技場でのヒーロー勝利数が、ゴールデンヒーローの勝利数に換算されるようになります。今まではスタンダードやワイルドでの勝利数のみで500勝となっていましたが、闘技場をメインにプレイしているプレイヤーでもゴールデンヒーローが獲得できます。

 

暮れなずむマンモス年

マンモス年に別れを告げるための特別イベントが開催されます。2019年3月25日の17:00~2019年4月2日の17:00(日本時間)にログインすると、「大魔境ウンゴロ」、「凍てつく玉座の騎士団」、「コボルトと秘宝の迷宮」の各拡張版のパックが1個ずつもらえるほか、マンモス年のカードだけで戦う酒場の喧嘩「喧嘩ブロック: マンモス年」も行われるそうです。

 

炉辺談話: ドラゴン年へようこそ!

マンモス年に関するQ&Aセッション

3月6日 03:00(日本時間)から、redditにてドラゴン年に関するライブ質問会が開催されます。

 

公式ページ: 燃えよ!ドラゴン年