「ハースストーン:バトルグラウンド」ビギナーガイド

[12月7日更新]

11月12日にオープンβが開始された「ハースストーン:バトルグラウンド」。
シンプルで遊びやすいゲームとしてとても好評なこの新しいモードについて、これから始める人向けに、覚えておくと良い小ネタ、最終的に狙いたいミニオンの構成やそれらと相乗効果を持つミニオンを紹介します。

ゲームのルールについてはこちらをご確認ください。

激闘!「ハースストーン:バトルグラウンド」

 

パッチ情報


・11/12 パッチ15.6.2とバトルグラウンドの今後の予定
・11/20 「ハースストーン:バトルグラウンド」アップデート

目次


基本 / コイン / 体力 / ミニオンの配置
ヒーローの選択
ミニオンの選択 / メカ構成 / 獣構成 / 獣構成 / 混合構成 / 悪魔構成
その他の種族、補足
配信を見よう / EducatedCeu / TidesofTime / SirSalty / RDU / shtan_udachiSurrender / 정세호/ 철면수심  

知っておきたい豆知識

基本


コイン


コインの使いどころがこのゲームのキモです。戦略によって使い方は様々ですが、最初に覚えておくと便利なことがあります。

  • 次の酒場に持ち越すことが出来ない
    次の酒場にコインを持ち越すことは出来ません。ボードを更新するか、ヒーローパワーを使って使い切りましょう。ボード更新後には、お目当てのミニオンが出た時に凍結しておくこともできます。
  • 上限は10
    コインの上限は10ゴールドです。10ゴールド持っているときにミニオンを売っても、ゴールドは増えません。先にボードを更新するか、ミニオンを雇用して、ゴールドを使ってから売りましょう。
  • マーロックのタイドハンター野良猫は1コインお得

    マーロックのタイドハンター野良猫は、雄叫びでミニオンを追加で1体召喚します。両方売ると2コインが返ってきますので、他のミニオンよりも売却時に戻ってくるゴールドが多く、ちょっとした貯金にもなります。

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体力


このゲームは、自分のヒーローの体力が0になるとその時点で負けとなります。ヒーローの体力は基本的に40となっていますが、中盤以降は15ダメージ、後半戦では25ダメージ程度を受けることがあります。アップグレードを優先する戦略を取るとしても、序盤からミニオンをいくつか採用することで、後半戦1戦分のダメージを回避することが出来ます。

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ミニオンの配置


ミニオンは、一番左から順に攻撃を行います。ですので、以下のように並べるとよいでしょう。

  • 後述するジャンクロボ母熊など、戦闘中に成長する・成長させる要素のあるミニオンは先に攻撃しないよう、一番右に配置しましょう。
  • 断末魔でミニオンを複数召喚するミニオンは、上記ミニオンの左に配置しましょう。あまり左側に配置すると複数召喚できないので注意。
  • 真っ先に攻撃したい、攻撃されたい(倒されたい)ミニオンは一番左に配置しましょう。
  • 挑発付きミニオンの横に、ジャンクロボ母熊を配置しないようにしましょう。エネミーリーパー4000洞窟ヒドラの餌食になってしまいます。

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ヒーローの選択


Tier表


12月6日のアップデート直後のデータ(右上から順に、平均順位が高いヒーロ―)

おススメのヒーローと特徴


以下、比較的強いとされるヒーローをいくつか紹介します。(修正されたヒーローパワーが反映されていないものがあります。公式のデータが更新されしだい、当記事の画像も修正します)

  • 大悪党ラファーム

    実質1コインでミニオンを雇えるぶっ壊れたヒーローパワーを持っている。強すぎて意味が分からないレベル。

  • ダンシン・ダリル

    ミニオンを売るとミニオン2体にバフするという能力を持つ。野良猫やマーロックのタイドハンターがあれば、1コインで合計+4/+4も出来る。バフをする際には、バフミニオンなど優先度の低いミニオンを先に買うなどして、バフの対象を絞るテクニックも。非常に忙しいヒーロー。

  • ネファリアン

    大量に並んだ聖なる盾を一気に剥がすことが出来ます。後半戦では当たり前のように複数の聖なる盾持ちミニオンが出てくるため、いつでも活躍します。

  • キュレーター

    融合体を得た状態で始められます。1/1と非力だが、様々なバフと相性が良くどの構成でも使えます。

  • A. F. ケイ

    2ターン何もしないというデメリットがありますが、3ターン目からはグレード3とグレード4のミニオンを発見で入手できます。このターンには5コイン持っているため、ミニオンをもう1体雇うことができ、合計3体の強力な盤面を構築できます。

  • ネズミの王

     

    ヒーローパワーのランダム性が高いものの、上手くまくかみ合ったときの爆発力が大きいヒーロです。混合構成になりやすいので光牙の執行者も活躍します。

  • パッチウァーク

    体力が20多いのは、後半戦の1、2戦分に相当します。単純に他のプレイヤーよりアドバンテージが稼げ、また上位4位に入れる可能性が高いヒーローです。

  • 希望の終焉ヨグ=サロン

    ランダムであるものの、2コインで強化されたミニオンを雇えるのがとても強力です。3ターン目には、5コインで2体のミニオンが取得可能です。

  • ブラン・ブロンズビアード

    ミニオンを強化する際に発生する雄叫びなどで、効果が発生するヒーローです。どの構成とも相性がよく、運に左右されることが少ないためとても使いやすく、ランキングでも上位にいます。

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ミニオンの選択


最終的に目指す最も強い構成は、特定の種族で固め、その種族との相乗効果を持つミニオンで圧倒的な盤面を作成することです。メカ、獣に強力な構成があり、その他には混合構成などもあります。

メカ構成


メカ構成では、グレード5で手に入るジャンクロボが非常に強力です。メカシナジーを活かす場合は、最終的にこのミニオンでの勝利を狙いましょう。元々体力が多いことと、味方のメカが死ぬ度に+2/+2される効果が強く、序・中盤でも10/15などのステータスに簡単に成長しますし、後半は攻撃力体力共に30を超える、巨大なミニオンになります。

 

ジャンクロボは、味方のメカが死ぬことが成長要素となるため、自己増殖型メナス警備ローバーがとても活躍します。自己増殖型メナスはグレードが3であることから序盤から雇用しややすく、超電磁を利用して既存のメカを強化することも出来ます。

警備ローバー挑発を持つメカが出るのがポイントで、ジャンクロボの強化に大いに貢献します。

メカ構成にはそのほかにも、コバルトの守護者マジウザ・オ・モジュールエネミーリーパー4000などの強力なミニオンが存在します。

  • コバルトの守護者
    攻撃力が高いことと、最終的に目指すジャンクロボ+メカ複数召喚という構成と相性が良く、最後まで活躍します。
  • マジウザ・オ・モジュール
    超電磁を利用して倒されたいミニオンに挑発を付与したり、先に攻撃するミニオンに聖なる盾を付与することが出来ます。体力が多い点もとても有用です。
  • エネミーリーパー4000
    挑発の横にいるミニオンを倒すことができる点、そして、後半戦で相手がメカ構成だったときに並ぶ聖なる盾を複数剥がす点で活躍します。聖なる盾猛毒に強いため、メカ構成では多く採用されています。

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獣構成


獣構成では、母熊が最も強力なミニオンとなります。メカ構成のジャンクロボと同様、最終的にはこのミニオンを軸に戦えるのが理想形です。母熊が持つ獣を召喚する度~という効果は、後述するネズミ軍団などが持つ断末魔に作用します。

ネズミ軍団は獣構成の中心パーツです。グレード2ながら実質4/4のステータスを持ち、バフをすることでその効果は更に強くなります。ハイエナとも単純に強力な相乗効果を持ち、序盤から終盤まで活躍するミニオンです。

ハイエナも強力なミニオンで、獣を獲得できていれば序盤から圧倒的な強さを発揮してくれます。ただし、最後まで十分使えるのですが、体力の少なさがややネックとなります。母熊が複数取れるなどより強い戦略が得られそうな場合は、売却を検討しても良いでしょう。

群れのリーダー巨狼ゴルドリンは、ネズミ軍団を含む獣シナジーをサポートします。群れのリーダー母熊より弱いものの、比較的早く手に入り、ネズミ軍団の断末魔から生まれるミニオンを4/1に強化してくれます。

巨狼ゴルドリンは横に展開したミニオンを攻撃力、体力共に強化します。1体いるだけで十分な効果を実感できるミニオンです。

その他のミニオンとしては、猟犬使い洞窟ヒドラマイエクスナが使いやすいミニオンとして挙げられます。

  • 猟犬使い
    獣構成の挑発+バフ要因です。母熊ハイエナを活用するためにも、挑発ミニオンは必須です。このミニオンそのものは獣との相乗効果を持たないため、中盤以降、すでに十分なミニオンを雇用出来ているのならすぐに売却して別の獣を雇用しましょう。
  • 洞窟ヒドラ
    メカ構成で利用するエネミーリーパー4000と同じ働きをします。基本ステータスが弱いためある程度の強化が必要ですが、そこそこの強化でも終盤まで十分活躍してくれます。
  • マイエクスナ
    猛毒がとにかく強力。相手のミニオンがどれだけ巨大でも1回の攻撃で倒すことが出来ます。聖なる盾には効果はありませんが、体力が比較的高いということもあり、多くの状況で2体以上のミニオンを破壊してくれます。

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マーロック構成


環境がやや変わった11月の中頃から強くなり、新たに追加されたキング・バガァグルによって更に強化されて定番なった構成です。グレード1と2に序盤の要となるマーロックが揃っているため序盤から強い盤面を作ることが出来ます。

原始フィンの見張り番はマーロック構成の中でも、特に重要なミニオンです。発見の3択からマーロックを得られるためそれだけで強力ですが、グレードを選ばないため前述したグレード5のキング・バガァグルを発見することも出来ます。

毒々フィンは、バトルグラウンドで唯一任意のミニオンに猛毒を付与することができるミニオンです。その他の構成では悪夢の融合体に猛毒を付与するのは定番となっていますが、マーロック構成ではどのマーロックにも猛毒を付与することが出来ます。

温厚なメガサウルスは、マーロック構成の最後の要となる重要なミニオンです。最大6体のミニオンにバフがかけられるという並外れた性能を持っています。ブラン・ブロンズビアードとの組み合わせは、宇宙。

巨狼ゴルドリンは横に展開したミニオンを攻撃力、体力共に強化します。1体いるだけで十分な効果を実感できるミニオンです。

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混合構成


獣やメカ、マーロックなどの複数ミニオンでの構成です。この構成のメリットは大きく2つあります。

1つ目のメリットは、ジャンクロボ母熊などの強力なカードが手に入ったときに、それらに合わせた構成にすぐに移行できることです。どちらもフィニッシャーとなる強力なカードですが、最初から特定の構成に絞っていると、構成を切り替えるのに時間がかかってしまいます。混合構成では既にメカミニオンや獣ミニオンが居ますので、これらの当たりミニオンが出た時に、スムーズに移行することが可能です。

2つ目のメリットは、特定種族をバフするミニオンが出た際に、雇用しやすくなることです。これも1つ目と同様に柔軟な対応が可能です。無駄なボード更新回数が減ることで、コインを有効に使って盤面を強化することが出来ます。

また、バフが活かせることで、ブラン・ブロンズビアードが活躍します。積極的に雇用しましょう。

そして特に効果を発揮するのが、光牙の執行者。3種類の種族がいれば、このカード1枚で盤面の+8/+8強化が可能です。ターンを重ねれば重ねるほど効果は高くなり、混合構成で光牙の執行者のトリプルを作成することができれば、そのまま1位を取ることも出来るほど強力です。

なお、混合構成は非常に強いのですが、デメリットはプレイングが非常に難しいことにあります。弱いミニオンを雇用してコインを無駄にしている暇はなく、常に自陣のミニオンとボードの更新、雇用・売却のタイミングを考える必要があります。これらの判断は、上位プレイヤーの配信を見て学ぶと良いでしょう。

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悪魔構成


注意:環境初期は強かったのですが、現在ではお勧できない構成です。悪魔と相乗効果のあるヒーローが取れた時か、混合構成のオマケと考えておくと良いでしょう。

悪魔構成では、憤怒の織屋ソウル・ジャグラーがキモとなります。特に憤怒の織屋が強く、テンポよく悪魔を雇ったり強化出来たりなどすると、中盤には20/20程度のステータスに育ちます。ただ、2体以上盤面に並べるとそれだけで致死量のダメージを受けることになります。トリプルを作成する場合は、手札にキープしておくと良いでしょう。

ソウル・ジャグラーは中盤戦で特に活躍します。2体横に並べればソウル・ジャグラーの効果だけで相手のミニオン軍を倒すことも出来ます。後半戦では、ヴォイドロードとの大きな相乗効果が見込めます。なお、終盤では3点ダメージが非力と感じるようになります。トリプルを積極的に狙いましょう。

 

ハッキリ言って悪魔構成は、現状では前述したメカ構成や獣構成より最終的な強さでやや劣ります。ただ、悪魔には卑俗なホムンクルスやシージブレイカーなどのグレードの割に単体で強力なミニオン、ナスレズィムの監督者などのバフミニオンが多く存在してます。これらが序盤・中盤から活躍することで、早い段階からアドバンテージを稼ぐことが出来ます。

なお、悪魔ミニオンであるアニヒランのバトルマスターは、簡単に体力が40を超えるということもあり、どの構成で雇用しても活躍してくれます。

マルガニスヴォイドロードは単体でも強力ですが、組み合わせると特に効果を発揮します。ヴォイドロードはグレード6と言うこともあり雇用が難しいミニオンですが、前述したソウル・ジャグラーと大きな相乗効果を持っています。

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その他の種族、補足


 

既に多くの方が活用していますが、悪夢の融合体は非常に汎用性が高い、強力なミニオンとなっています。そもそものステータスが高く、メカ種族が持つ聖なる盾挑発を得た上で、獣や悪魔の強化の恩恵も受けられ、複数の種族を強化する効果とも相性が良いという、オールラウンダーなミニオンです。毒々フィンを使い、猛毒を付与できるのも大きなメリットです。

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配信を見よう


ランキング上位にいるプレイヤーがTwitchで配信を行っています。ミニオンの雇用やアップグレード、売却のタイミングを覚えるのにとても有用です。

EducatedCeu


世界で真っ先にレート10,000を達成したプレイヤー。

TidesofTime


元世界一のプレイヤー。世界一のネームバリューは無くなったが、強さに変わりはない。

SirSalty


ヨーロッパ地域1位を獲得したプレイヤー。安定して上位に居続けている。

RDU


競技シーンでもお馴染みのプレイヤー。早期に10,000レート超えを達成したプレイヤーの1人。

shtan_udachi


ヨーロッパ地域で1位獲得経験あり。世界選手権出場経験があり、ランク戦と闘技場の合計勝利数が50,000を超えているハースストーン大好きっ子。

정세호


韓国DTNのプレイヤー。12月にTop5入り。

Surrender


競技シーンでもお馴染みのSurrender。アジア地域1位獲得済み。

철면수심


アジア地域のトッププレイヤー。

知っておきたい豆知識


開発者Stephen Chang氏のTwitterから得られた情報を紹介します。
特に共通プールについては、狙いたい構成が他のプレイヤーと競合している際のプレイ方針を考えるためにも知っておくと有利です。

  • 全てのプレイヤーは共通のカードプール(以下、共通プール)からミニオンを獲得する。
    そして、各グレードの各ミニオンは共通プールにそれぞれ以下の数ずつだけ存在する。(例えば、母熊は自分と対戦相手全て合わせて6体しか存在しない)(ソース
    グレード★1:18
    グレード★2:15
    グレード★3:13
    グレード★4:11
    グレード★5:9
    グレード★6:6
  • 変身者ゼラスは、バトルグラウンドに登場するカードのミニオンにのみ変身する(ソース
  • 変身者ゼラスが変身するミニオンは、共通プールに影響しない(ソース
  • 変身者ゼラスがトリプルになった場合、トリプルのミニオンに変身する(ソース
  • 発見されるミニオンは、共通プールに影響する(ソース
  • 超電磁したミニオンは、超電磁されたミニオンがカードプールに返還された際に、同時にに返還される(ソース
  • プレイヤーが脱落した場合、そのプレイヤーが所有していたミニオンは即座に共通プールに返還される(ソース
  • アイスブロックを発見した後、再び発見するまでのクールダウンは存在しないが、一度アイスブロックを発見した後、別のアイスブロックを得られる可能性は大きく減少する(ソース
  • 温厚なメガサウルスは、8種類の適応オプションを持つ(元々あった「隠れ身」、「呪文とヒーローパワーの対象にならない」は選択肢にない)(ソース