Old Guardianによる「ベスト低予算デッキ – “灰に舞う降魔の狩人 – 2020年5月”」
Old Guardian氏による、灰に舞う降魔の狩人環境における10個の低予算デッキのガイドが公開されました。ご本人に掲載許可をいただけたため、翻訳して紹介します。
掲載を許可していただいたOld Guardian氏に感謝致します。
なおこの記事は、17.2.1へのアップデート直前に公開された記事ですが、ほぼ低予算デッキとしてはほぼ影響なく使えるはずです。
ソース(reddit):I played budget decks to Legend again: Legend-capable budget decks in Ashes of Outland
目次
はじめに
テンポデーモンハンター
アグロデーモンハンター
フェイスハンター
ドラゴンハンター
ミッドレンジハンター
スペルドルイド
ガラクロンドプリースト
ガラクロンドローグ
スペルメイジ
ズーウォーロック
終わりに
はじめに
カードのコレクションを充実させることは、ハースストーンをプレイするうえでとても有効ですが、高ランクに到達するための必須条件ではありません。
最近は多くの配信者が、新しくアカウントを作成して無料でプレイできるデッキを使ってレジェンドに到達しています。その中で好まれている方法は、新規プレイヤー向けに無料で配布される、ローグのデッキを改良していくというものです。その方法は確かに、早くレジェンドに到達するために最も効果的な方法です。
しかし、私のやり方は少し違います。私は様々なクラスの低予算デッキを使ってレジェンドに到達しています。ほとんどの場合、1枚のエピックも採用していません。ただ、エピックを2~3枚採用しないと戦えないクラスもありますし、低予算デッキを組むことができないクラスも存在します。
“灰に舞う降魔の狩人”の環境において、私は低予算デッキで2回レジェンドに到達しています。最初のナーフパッチの後と2回目のナーフパッチの後です。私のアプローチは、本当の無課金ユーザーのアプローチに近く「複数のクラスでプレイするが、それらのクラスのトップメタのデッキを組むほどの資産は持っていない」というものです。(無課金ユーザーでも長期的にプレイしていれば、トップメタのデッキを構築できると思いますが、いくつかのクラスでは、低予算デッキを組まざるを得ないでしょう)
“灰に舞う降魔の狩人”環境は、低予算デッキを使うには良い環境です。もちろん、豊富な無料カードがある低予算の最強の味方に、デーモンハンターがいるおかげもありますが、低予算デッキが組めるのはデーモンハンターだけではありません。実際、大多数のクラスは今すぐにでも低予算、または準低予算デッキでレジェンドに到達することができます。
今回の記事では、レジェンドに到達できる複数のクラスの低予算デッキを紹介します。
テンポデーモンハンター
テンポデーモンハンターは信じられないほど強く、プレイングはかなり簡単です。私のデッキには激昂のフェルスクリーマーと憤怒のプリーステスのセットだけでなく、クエスト中の冒険者とマナ焼耗を使ったテンポプレイのセットも採用しています。
適切なタイミングで使うマナ焼耗は相手にとってかなり厄介で、こちらが使うクエスト中の冒険者を守るのに非常に優れています。高価なアズィノスのウォーグレイヴ、ケイン・サンフューリー、悪魔変身を使用せずとも、クエスト中の冒険者はデッキにパワーを与えてくれます。
アグロデーモンハンター
このデッキは、憤怒のプリーステスを採用しないアグロ(速攻型)バージョンです。このバージョンでは、ゲームのテンポをコントロールすることがより重要になり、適切なタイミングのマナ焼耗とクエスト中の冒険者が勝利のカギになります。
フェイスハンター
フェイスハンターは、相変わらずランクをあげるための強力な手段です。クズ拾いの工夫のおかげで、三匹がキルなしでも機能するため、デーモンハンター以外でレジェンドに到達するための、最も低予算なデッキの1つです。
ドラゴンハンター
ドラゴンハンターはストームハンマーとロットネスト・ドレイクに見切りをつけるのが痛いので、予算的にはフェイスハンターよりも苦戦しています。パッチ17.2.1で適用された憤怒のプリーステスの体力ナーフにより、躱し身のワームで除去ができるようになると、このデッキを後押ししてくれるかもしれません。
ミッドレンジハンター
5月に私がレジェンド到達に使用したデッキです。このデッキは、序盤のアマニの狂戦士、ボーンチューワーの喧嘩屋などを用いて相手をできるだけ不快にさせることで、デーモンハンターとウォリアーをターゲットにしています。
残念ながらプリーストとは相性が悪いため、プリーストが増えると勝つのは難しくなるかもしれません。
スペルドルイド
私は4月と5月にこのスペルドルイドを使用し、どちらも素晴らしい結果を残しました。
鳳翼天翔を使用できなかったため、月の炎を捨てて(月の炎を採用するには安定した十分なドローが必要)代わりに有意義な探検を採用しました。これにより、驚くようなカードを使用できることもあるし、時には鳳翼天翔を使うこともできるようになりました。
ガラクロンドプリースト
ガラクロンドプリーストはレジェンドカードの多さで知られていますが、無料で配布される名伏しがたきガラクロンドを除けば、他のレジェンドを採用せずともプレイすることも可能です。
低予算バージョンでは、攻めるカードが少なく勝利プランがやや遠いため、フルコストのバージョンよりも少しコントロール寄りのデッキになっています。
セセックのヴェールウィーヴァーは豊富な外部リソース(デッキ外カード)を与えてくれるため、ガラクロンドがない場合でも押し切れるパワーがあります。
ガラクロンドローグ
低予算版のガラクロンドローグには苦戦しました。影宝石商ハナーの入っていない秘策セットでは不十分に感じたため、最終的にはクエスト中の冒険者と呪われた流れ者をキーカードにしたデッキに仕上げました。呪われた流れ者は、プリースト以外は、ほとんどが適切な対処法を持っていないため、とても面白いカードです。残念ですが、この低予算バージョンはフルコストバージョンに比べると、プリーストに対して非常に弱くなっています。
スペルメイジ
スペルメイジは低予算デッキの中でも驚くほど良いデッキです。多くの直接ダメージカードと相手を遅延させるカードは、フリーズメイジを感じさせます。
デッキには、3枚のエピックカードが採用されています。2枚のアペクシス・ブラスト(このデッキの重要なカード)とヨグ=サロンのパズル・ボックスです。もしあなたが全ての選択肢を使い果たしてしまっても、ヨグ=サロンのパズル・ボックスはいつでもあなたを助けてくれます。
ズーウォーロック
ズーウォーロックは低予算なデッキなので、魔法の絨毯を用意できれば完成します。そうだとしても、私は魔法の絨毯のないバージョンを試してみることにしました。そして、突撃構成は魔法の絨毯なしでもプレイできることがわかりました。このデッキでは10勝6敗でしたが、遅くとも6ターン目までに封印されしスクラップ・インプをプレイできていたゲームにしか勝てなかったので、安定して勝てるかは分かりません。とはいえ、このデッキは低予算プレイヤーにとっては1つの選択肢になるでしょう。
終わりに
全10クラス中7クラスで低予算デッキを組むことができます!予算内で組むことが難しそうなのは、ウォリアー、パラディン、シャーマンだけです。ウォリアーは扇動する船頭に依存しているため、パラディンとシャーマンは現時点ではクラスそのものが弱いからです。それらのクラスでもマーロックデッキを組むことができますが、やや物足りないものとなっています。恐らく、パッチ17.2.1のアップデート後には、それらのクラスにも何かを見つけることができるでしょう。
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