マスターズツアーツアー・ダララン 観戦ガイド
マスターズツアー・ダラランが開催されます。開催期間は6月19日(土)~6月21日(月)(日本時間)の3日間です。
この大会は、マスターズ予選・ランク戦予選などを通過した選手のみが参加できる公式の国際大会です。世界中から総勢約400名の選手が参加し、その中には約30名の日本人選手も含まれています。
目次
開催概要
見どころ
注目デッキ
参加する日本人選手
Dropsでパックを獲得!
マスターズツアーとは
その他、参考情報
開催概要
- 会場:オンライン
- 大会日程(いずれも日本時間)
- Day1(スイス1~5ラウンド)
6月19日(土) 9:00 – 21:00 - Day2(スイス6~9ラウンド、TOP16ラウンド)
6月20日(日) 9:00 – 21:00 - Day3(TOP8、準決勝、決勝)
6月21日(月) 9:00 – 21:00
- Day1(スイス1~5ラウンド)
- 配信
- 英語チャンネル
Hearthstone Esports – YouTube - 日本語チャンネル
Hearthstone: ハースストーン – YouTube
- 英語チャンネル
- 賞金総額:25万ドル
- 次回大会参加権利:上位32名の選手は8月に開催されるマスターズツアー・シルバームーンへの参加権利を獲得します。
※上位32名の選手の内、既に参加権利も所有している選手がいた場合は繰り下がり - 形式:4デッキ使用、1デッキ禁止、5戦3本先取、コンクエスト
- 対戦表(※)
Hearthstone Masters Tour Dalaran – Battlefy - デッキリスト
Hearthstone Masters Tour Dalaran – d0nkey
※配信は遅延(ディレイ)があるため、対戦表を見ることで結果が分かってしまう場合があります。
見どころ
マスターズツアー・ダラランは、2021年3回目のマスターズツアーです。
ゲーム内環境について、前回のマスターズツアー・オーグリマーと比較すると、パッチによるバランス調整とミニセット「慟哭の洞窟」の追加された点が異なります。
それにより、前回大会では多くのプレイヤーが持ち込んだメイジやパラディンはその数を大きく減らすと予想されます。一方で、前回大会ではほとんど使用されることのなかったシャーマンの人気が高まっており、もしかしたら、今大会で活躍の場を見せるかもしれません。
とはいえ、コントロールプリースト、OTKデーモンハンター、急襲ウォリアー、ミラクルローグの強さは変わっていません。これら前回から人気があるデッキは、特に上級プレイヤーのプレイングが観戦のポイントになるでしょう。
また今大会は、7月末から行われるグランドマスターズ・シーズン2へ参加するためのマスターズツアーポイントの最終獲得大会でもあります。この大会と、過去5回に行われたマスターズツアーで、グランドマスターズシーズン2へ参戦できる選手が決定します。グランドマスターズには、各地域で合計ポイント上位4名が選出されます。
日本人プレイヤーでは、trahison選手(=Ombre選手、30ポイント)がほぼ確定ラインにいますが、okasinnsuke選手(11ポイント)もTop8に入賞できれば、グランドマスターズ・シーズン2参戦への可能性が高まります。
注目デッキ
コントロールプリースト
プリーストの強さは全く衰えておらず、むしろ強さを増しています。
このデッキは、ランク戦で活躍しているというだけでなく、大会でも活躍しており、あまりの強さから「プリーストのBAN(禁止)は必須。メタる(戦う)ことを考えてはいけない」とまで言われています。
実際に大会環境で強く、プリーストに有利とされているコントロールウォーロックですら、安定して勝つことが難しいのが現状です。
非常に強いデッキですが、参加者のレベルが高いこのマスターズツアーでは基本的にBANされるため、配信で見る機会は少ないでしょう。配信に映ったときは、上位プレイヤーの技を盗むチャンスです。
OTKデーモンハンター
相手の盤面を無視して勝利を手にできるOTKデッキは、強力なデッキの一つです。このOTKデーモンハンターも、その例にもれず、大会では定番デッキとして使われています。
元のポテンシャルが高かったものの、アグロデッキとプリーストが使う精神与奪者イルシアに弱いため、前回大会(MTオーグリマー大会結果)では、あまり活躍できませんでした。しかし、環境全体が遅くなったこと、そしてプリーストをBANするデッキ構成が定番化したことから、プリーストに次ぐ2番目の定番デッキとしての地位を確立しています。
現在の状況を把握しつつ、自分のデッキに含まれている総ダメージと、ドローできる確率などを毎ターン考え続けなければならないこのデッキは、プレイヤーの習熟度がはっきりと表れる、見ごたえのある試合を提供してくれます。
急襲ウォリアー
メタ外から現れ、瞬時に上位デッキの仲間入りを果たした急襲ウォリアーは、『バランスがよく、ほとんどのデッキにも勝ち筋がある安心感』を持ったデッキです。
盤面獲得能力が高いため、アグロデッキやローグに特に強く、調整を使えば小型ミニオンが簡単に中~大型ミニオンなることから、コントロールデッキにも勝てます。唯一プリーストに弱いのが欠点ですが、大会ではBANできるため、強みを十分に発揮できます。
ドローが少なくミニオン中心のデッキは比較的簡単だと言われますが、このデッキは調整や体育学の予習を使うタイミングや、メタルの神E.T.C.を絡めた勝利プランなど、考える要素が多く、”簡単”なデッキではありません。
猛者たちが集まるマスターズツアーでは、普段見る急襲ウォリアーとは全く異なるプレイが見られるでしょう。
参考デッキ:急襲ウォリアーデッキ一覧
ミラクルローグ
急襲ウォリアーと同様に安定して勝てるデッキとして、よいポジションに位置しているデッキです。
教団の新入会員2枚構成が固定化してからは、OTKデーモンハンターにも勝ち筋が見出せるようになり、安定度はさらに増しました。
ただし、このデッキには唯一大きな欠点があります。それは、現地連絡員がドローできなかったときの事故。デッキは現地連絡員のドローを最大限生かせるよう、低コストのカードを多く採用しており、デッキ全体のバリューは低めです。
大量の低コストカードと、大量のドローで畳みかけるのが大きな強みになっているため、現地連絡員が引けずにゲームが終わってしまうことが、しばしばあります。
とはいえ、勝率が高く大会で強いデッキには変わりません。
シャーマン全般
シャーマンは、前回大会まではネタにすらならない最弱クラスでしたが、始原のダンジョニアの追加により十分戦えるクラスに進化しました。現在はドゥームハンマーを戦略の中心に据えたアグロ型と、エレメンタルミニオンで戦うミッドレンジ型の、2種類のデッキタイプがあります。
どちらを採用するにせよ、「プリースト・デーモンハンター・ウォリアー・ローグ」の定番構成から外れ、デッキ構成を全体から組み直す必要が出まず。シャーマンを持ち込む選手の動向をチェックしておくと、どんな構成にしているのか、どんな相手に勝っているのかが見られ、より大会が楽しめるはずです。
参考デッキ:シャーマンのデッキ一覧
その他、アグロ構成定番のトークンドルイドや、大会でよく見かけるコントロールウォリアー、プリーストに強いと言われる断末魔デーモンハンター、始原ドルイドなども、見られるはずです。
世界各国の強豪が、どんなデッキを持ってくるのか、どんな構成にするのか要注目です。
参加する日本人選手
マスターズツアー:ダラランには、約30名の日本人選手が参加します。
世界選手権2020のチャンピオンであるglory選手や、グランドマスターズ・シーズン1にてアジア太平洋地域のチャンピオンになったposesi選手、2020年のマスターズツアーで2度のベスト8進出を果たしたAlutemu選手、次期グランドマスターズとして活躍が期待されるtrahison選手、今年2回のマスターズツアーで好成績を残しているokasinnsuke選手などに注目が集まります。
出場日本人選手一覧
※BeerBrick調べ、Day1終了時 成績順
- MegaGliscor (5勝0敗)
- okasinnsuke (5勝0敗)
- Alutemu (4勝1敗)
- posesi (4勝1敗)
- てっぺ (4勝1敗)
- NAGON (4勝1敗)
- 広末涼子 (4勝1敗)
- glory (4勝1敗)
- funashi (3勝2敗)
- Dcon (3勝2敗)
- グリード (3勝2敗)
- ohtani3 (3勝2敗)
- herusia (3勝2敗)
- Tansoku (3勝2敗)
- あれっくす (3勝2敗)
- Ruby (3勝2敗)
- trahison (3勝2敗)
- マイマイ (2勝3敗)
- notcreater (2勝3敗 – ドロップ)
- kagome (2勝3敗)
- noise84mond (2勝3敗)
- Tredsred (1勝4敗 – ドロップ)
- min (1勝4敗)
- syoutotolo (1勝4敗)
- kuroma (1勝4敗)
- 羊飼い (0勝3敗 – ドロップ)
- choncho (0勝5敗 – ドロップ)
- VickeBlanka (0勝3敗 – ドロップ)
Dropsでパックを獲得!
公式Youtubeチャンネルでマスターズツアー・ダラランを視聴すれば「フェニックス年パック」を最大2パック受け取れます。
- 合計2時間視聴:フェニックス年パック1つ獲得
- 合計4時間視聴:フェニックス年パック1つ獲得(合計2つ)
アカウントの連携方法
- YouTubeのアカウントにログイン、またはアカウントを作成する
- 接続済みのアプリを表示する
- Battle.netの横にある「接続」を選択する
- 指示に従ってアカウントの連携を完了する
- アカウントを連携するときは、Dropsを受け取りたいBlizzardアカウントに正しくログインしていることを確認しましょう
マスターズツアーとは?
ランク戦や、予選で優秀な成績を残した選手のみが参加できる高レベルの公式大会です。ハースストーンの公式プロリーグともいえるグランドマスターズに参戦するには、この大会でマスターズツアーポイントを稼がねばならず、多くのプレイヤーがその座をかけて戦います。
2021年のマスターズツアーは年に6回、全てオンラインで行われます。2021年のマスターズツアーの詳細については こちら をご覧ください。
対戦形式
通称「4Hero 1Ban BO5 コンクエスト(4デッキ使用、1デッキ禁止、5戦3本先取、コンクエスト)」と言われる3本先取のルールで対戦が行われます。選手はそれぞれ違うクラスで組んだ4つのデッキを持ち込み、お互いのデッキを1つ禁止した後、対戦を行います。勝利したデッキは使えなくなり、また、全てのデッキで勝利する必要があります。先に3勝した選手が勝利しますが、最大で5試合行われるためBO5(Best of 5)と呼ばれます。
大会形式
大会は3日間に渡って開催されます。1~2日目で全9ラウンドのスイスラウンドが行われた後、上位16名によるプレイオフが開催されます。2日目の最終試合としてプレイオフ1回戦が開催されます。3日目にプレイオフで勝ち残っている8名がシングルエリミネーション形式で優勝を争います。
その他、参考情報
デッキの勝率等の統計情報
Full winrate stats for day one of Masters Tour Dalaran are up at https://t.co/gF5eVMPzyT!
— Steve Lubitz (@WickedGood) June 19, 2021
I’ve also been making some tweaks to the card inclusions page (you can get to it from the Hearthstone Meta menu at the top of the page) to better indicate sample size, feedback welcome! pic.twitter.com/5TnWjT2GQP
上位勢のデッキ構成
As promised from earlier, here are the Top 32 lineups from Day One of #MTDalaran. Still got at least 3 members of #MTOG still in the running for Top 16!
— Oliver Barnett (@Paradox_HS) June 19, 2021
Looks like Rush War/Ctrl Priest/Miracle Rogue/Token Druid, will be the lineup to watch for tomorrow. pic.twitter.com/XmTKG3hLq4