パッチノート 21.3

2021年9月21日 bandzero NEWS, バトルグラウンド, マーセナリーズ

パッチノート21.3が公開されました。このパッチノートには、スタンダードのカードの調整、バトルグランドのバランス調整、デュエルのアップデート、闘技場のアップデート、バグ修正およびゲームの改善が含まれています。

アップデート日は9月22日（日本時間）です。

スタンダードのアップデート

パワーレベルダウン

以下の6種類のカードは21.3パッチが適用されてから2週間の間、魔素の満額払い戻しの対象になります。

怒縛の暴れん坊

旧：コスト7
新：コスト8

開発者コメント：「怒縛の暴れん坊」は平均的に、意図されていたよりも早く出せるようになっていました。1ターン遅らせることにより、エクストリームなターンの発生が抑えられるはずです。

精神与奪者イルシア

旧：雄叫び: 次の自分のターンまで手札とデッキを相手と交換する。
新：雄叫び: 雄叫び: ターン終了まで、自分の手札全てを相手の手札全てのコピーに置き換える。

開発者コメント：ここ数週間で影プリーストが洗練されてきたことに伴い、「精神与奪者イルシア」は意図しない形で、このアーキタイプで過剰なパフォーマンスを発揮しています。終盤戦の妨害ツールとして使われる代わりに、影プリーストはイルシアを序盤に使用し、事実上相手のターンをスキップさせています。この変更は、その問題のゲームプレイをイルシアから取り除くことを目的としていますが、その一方で彼女を変更前の効果に類似した立ち位置に留めています。

飛び火

旧：コスト1
新：コスト2

開発者コメント：「飛び火」は連続クエストシャーマンの除去ツールとして非常に効率的です。コストを1マナ上げることにより、盤面重視の各デッキはシャーマン相手の序盤～中盤戦にもう少し対抗しやすくなるはずです。

炎を手懐けれ（精霊に命令パート3）

旧：オーバーロードを持つカードを2枚手札から使用する。
新：オーバーロードを持つカードを3枚手札から使用する。

開発者コメント：連続クエストシャーマンが最終報酬を得るまでのスピードを遅くすることで、（特に遅めのデッキが）対抗できる余地が広がるはずです。

悪魔の種

ワイルドでは禁止カードになります。

悪魔の種（パート1）

旧：連続クエスト: 自分のターンに 6ダメージ受ける。
新：連続クエスト: 自分のターンに 8ダメージ受ける。

交信経路の確率（パート2）

旧：連続クエスト: 自分のターンに 7ダメージ受ける。
新：連続クエスト: 自分のターンに 8ダメージ受ける。

開発者コメント：ストームウィンドのリリース以降、スタンダードとワイルドの両方をモニターしていた結果、スタンダードにおいては最初の2段階に必要なダメージを増やし、ワイルドではこの連続クエストを禁止することにしました。スタンダードでは、タムシンが試合を決めるスピードを遅くするため、連続クエストを完了するために必要なダメージ量を少し上げています。ワイルドには効率よく自傷ダメージを受けられるカードが多数あるため、「悪魔の種」を意図していないほど早く達成することが可能です。このカードが生み出す問題あるゲームプレイからワイルドフォーマットを守るため、このカードを禁止します。「悪魔の種」がスタンダード落ちする際は、ワイルドフォーマットにおいてより適切なバランスに調整を行った上で、禁止を解除する予定です。

ルーン刻印ミスリル・ロッド

旧：コスト3
新：コスト4

開発者コメント：「ルーン刻印ミスリル・ロッド」は、主にウォーロックのカードを引く性能により、他のクラスのマナ生成源と比較して過剰なパフォーマンスを示しています。コストを1マナ上げることにより、「ルーン刻印ミスリル・ロッド」のパワーレベルは他のクラスが使用可能なものと同等のレベルに並ぶはずです。

パワーレベルの調整

開発者コメント：スタンダードのメタゲームにおいて、多様性に欠けるクラスや、希少種のアーキタイプ向きに、いくつかの戦略を提供することを検討しています。これらの上方修正は、いくつかの弱めのアーキタイプが、より魅力的なオプションとしてプレイされるようになることを目的としています。これらの変更の中には、今拡張版サイクル後半にリリースされるミニセットを見越して、微修正に留まるものもあります。