マスターズツアー・ストームウィンド 観戦ガイド
マスターズツアー・ストームウィンドが開催されます。開催期間は10月22日(金)~10月24日(月)(日本時間)です。
この大会は、マスターズ予選・ランク戦予選などを通過した選手のみが参加できる公式の国際大会です。世界中から総勢約400名の選手が参加し、その中には約30名の日本人選手も含まれています。
目次
開催概要
見どころ
注目デッキ
参加する日本人選手
Dropsでパックを獲得!
マスターズツアーとは
その他、参考情報
開催概要
- 会場:オンライン
- 大会日程(いずれも日本時間)
- Day1(スイス1~4ラウンド)
10月22日(金) 22:00 – 翌 10:00 - Day2(スイス5~8ラウンド)
10月23日(土) 22:00 -翌 10:00 - Day3(TOP16、TOP8、準決勝、決勝)
10月24日(日) 22:00 – 翌 10:00
- Day1(スイス1~4ラウンド)
- 配信
- 英語チャンネル
Hearthstone Esports – YouTube - 日本語チャンネル
Hearthstone: ハースストーン – YouTube
- 英語チャンネル
- 賞金総額:25万ドル
- 次回大会参加権利:上位32名の選手は11月に開催されるマスターズツアー・アンダーシティへの参加権利を獲得します。
※上位32名の選手の内、既に参加権利も所有している選手がいた場合は繰り下がり - 形式:4デッキ使用、1デッキ禁止、5戦3本先取、コンクエスト
- 対戦表(※)
Battlefy: Hearthstone Masters Tour Stormwind - デッキリスト&戦績
D0nkey: Hearthstone Masters Tour Stormwind
※配信は遅延(ディレイ)があるため、対戦表を見ることで結果が分かってしまう場合があります。
見どころ
環境が固まった状態での大型大会
マスターズツアー・ストームウィンドは、2021年5回目のマスターズツアーです。
「風集うストームウィンド」リリース以降、様々なバランス調整が行われてきましたが、直近のバランス調整は9月22日に行われたパッチ21.3です。
今の環境は、最近のハースストーンには珍しく1ヶ月以上バランス調整が入っていません。そのため、強いデッキや構成がほぼ判明しており、今大会ではデッキよりも選手自身の腕が問われます。
10月第2週に開催されたグランドマスターズ・プレイオフでは、多くの選手がワイヤーローグ、OTKデーモンハンター、ハンドロック+αの構成を持ち込んでおり、今回の大会でも同様の構成を持ち込むプレイヤーが多いことが予想されます。
グランドマスターへの挑戦
今大会は、2022年のグランドマスターズ・シーズン1へ参加するための、5回目の大会になります。
グランドマスターズ昇格へ必要なマスターズツアーポイントを獲得する機会は全部で6回しかなく、ポイント争いが熾烈なヨーロッパ地域や、アジア太平洋地域の選手にとって非常に重要な大会となります。
現在アジア太平洋地域には、1位にtrahison選手(日本)で16ポイント、3位がHSKeDaiBiao選手(香港)で11ポイント、4位がMegaGliscor選手(日本)で8ポイント、続いて7ポイント・6ポイントの選手が追いかける形になっています。
各地域上位4名が次期グランドマスターズとして昇格するため、現時点でも新たな日本人グランドマスターの誕生が期待できます。また、現状ではポイントを獲得していない選手でもTOP8以上の成績を残せれば誰でも昇格のチャンスがあります。
※現在ポイント2位のblitzchung選手はグランドマスターから辞退することを表明しています。
各地域のマスターズツアーポイント獲得者一覧は以下の通り。なお、ヨーロッパ地域はポイント獲得者が多いため11ポイント以上獲得選手のみを掲載します。
なお、前回のマスターズツアーから、スイスラウンドの対戦数が9ラウンドから8ラウンドに変更されています。
これにより、6勝することで6ポイント獲得できるようになりましたが、ポイントの総量はやや減っています。気になる選手の動向については、まずは6勝を1つのラインとして意識しつつ、それ以上の勝利数・TOP8のボーナスポイントに注目しましょう。
注目デッキ
ワイヤーローグ
現環境の最強デッキです。
いつぞやのOTKデーモンハンターを超える安定度があり、概ね7~8ターン目には相手の体力を30点以上削ることができます。
除去カードも豊富で、OTKデッキ特有の『アグロの弱い』という弱点も補完済み。唯一の欠点は、ドローカードが引けなかった時の弱さと、HS史上1、2位を争うプレイの難しさ。
とはいえ、マスターズツアーで勝ち上がる9割9分のプレイヤーはこのデッキを持ってくるはずです。高難易度デッキのプレイに注目しましょう。
OTKデーモンハンター
言わずと知れたOTKデッキです。
今環境のOTKデーモンハンターは、クエストが入ったことでより安定したコンボが可能になりましたが、いかに相手の行動を阻害しながらクエストを進められるか、クエスト報酬である5マナ7/7のカートラスをスムーズに出せるかどうかが、重要になりました。
そして何と言っても滑空がとても強力で、手札をため込んだワイヤーローグに非常に高い効果を発揮します。
ワイヤーローグ同様に、上位プレイヤーの持ち込み率が高く、また難しいデッキですが、同じくらい見どころのあるデッキです。
ハンドロック
優れた除去カードや回復カードを持ち、バーストダメージも出せるコントロールデッキです。
アグロデッキ相手には、まず魂裂波を引くところからはじまりますが、一度主導権を握ってしまえばまず負けることはありません。
コントロールデッキらしく、ワイヤーローグやOTKデーモンハンターなどのコンボデッキを弱点としていますが、上手いプレイヤーは、適度な圧力をかけつつ、教団の新入会員で相手のコンボをしっかり阻害します。
挑発ドルイド(アグロドルイド)
アグロデッキですが、従来のアグロデッキとはやや異なり、強力なコンボ要素を含んでいます。
レイザーメインの戦闘衛兵やエルーンの巫女を組み合わせた3~5ターン目コンボで、アグロ、OTK、コントロール含めほとんどのデッキを封殺できる強さを持っています。
長らくアグロデッキの枠で活躍していたフェイスハンターに強いのもあり、新しいアグロデッキ枠の担当者として、頭角を現しています。
参考デッキ:風集う 21.3 レジェンド3位 挑発ドルイド
海外の注目選手
Gaby
強すぎる15歳。
前回のマスターズツアーでは早々に敗退したものの、2021年シーズン2から参戦したグランドマスターズではきっちり成果を残し、世界大会出場権を獲得しています。Gabyの名を知らないハースストーンプレイヤーはにわか扱いをされる可能性があるので、構築をプレイしなくてもしっかり覚えておきましょう。
Leaoh(RNGLeaoh)
プロチームRNGに所属している、中国のプロ選手です。
実力だけでなく運要素もあり、そもそもTop8はおろかポイントを獲得することすら難しいマスターズツアーで、度々Top8に顔を見せています。優勝経験こそありませんが、今回この選手が優勝しても誰も驚かないでしょう。
そもそも、直近3大会のTop8に、8人中3人が中国勢で占められています。Leaohに限らず、好成績を上げている他の中国プレイヤーがいれば、デッキやその動向もチェックしてください。
Monsanto
南北アメリカ地域で最も上手いといわれている選手です。
かなり昔からハースストーンの競技シーンに参加しており、以前は、本気で勝つ気があるのか疑うようなデッキをよく持ち込んでいました。
とはいえ、グランドマスターズではちゃんとしたデッキを持ってきていましたが、ポイント争いで優位性が確定した直後には、とんでもないデッキを持ち込み、見事即死しました。
やんちゃな気質を残しつつも、高い実力を持ったこの選手の持ち込むデッキや、動向には要注目です。
AyRoK
グランドマスターズからの降格経験を持つフランスの選手です。
グランドマスターズ2021年シーズン1で降格したものの、精力的に大会に出続け、前回大会のマスターズツアー・シルバームーンでは2位という素晴らしい成績を残しました。
グランドマスターズへの昇格は非常に難しく、降格した多くの選手はモチベーションを失って競技シーンから引退していますが、AyRoKは大会も配信も積極的に行っています。
幸い、ヨーロッパ地域2位タイとなる19ポイントを保持していますが、競争の激しいヨーロッパ地域では安心できるポイント獲得数ではありません。
正念場となるストームウィンドで、グランドマスターズ昇格を決めるポイントを獲得できるかどうかに注目しましょう。
直近4大会で多くのポイントを獲得(好成績を残している)している選手は、以下の画像の通りです。
中国勢の勢いは変わりませんが、ヨーロッパ地域の選手も多数活躍しています。特にGMに参戦していない選手は、今大会も変わらず気合を入れてくるはずです。
参加する日本人選手
マスターズツアー:ストームウィンドには、30名以上の日本人選手が参加します。
現在グランドマスターズへの昇格ポイント争いで1位のtrahison選手と4位のMegaGliscor選手は、ポイント獲得が2022年のグランドマスターズ昇格に直結しますので注目しましょう。また、ハースストーンを初めて約1ヶ月で出場権利を獲得したpikahara選手などマスターズツアー初出場の選手にも期待がかかります。
出場日本人選手一覧
※BeerBrick調べ、Day2終了時成績順
- Tredsred (6勝2敗 – Day3進出)
- Tansoku(6勝2敗 – 25位)
- moso(6勝2敗 – 31位)
- Alutemu (6勝2敗 – 47位)
- MegaGliscor(6勝2敗 – 52位)
- NAGON(5勝3敗 – 66位)
- hikaru(5勝3敗 – 69位)
- Maya(5勝3敗 – 72位)
- funashi(5勝3敗 – 93位)
- taroimo(5勝3敗 – 94位)
- rainyday(5勝3敗 – 123位)
- てっぺ(5勝3敗 – 129位)
- kuroma(4勝4敗 – 165位)
- ohtani3(4勝4敗 – 206位)
- テスラ(4勝4敗 – 219位)
- okasinnsuke(3勝5敗 – 234位)
- pikahara(3勝5敗 – 240位)
- あれっくす(3勝4敗 – 256位)
- TeretteZ(3勝5敗 – 261位)
- しーや(2勝5敗 – 271位)
- syoutotolo(2勝4敗 – 284位)
- Jimon(2勝6敗 – 296位)
- chuntyun(1勝4敗 – 308位)
- Duelist(1勝3敗 – 317位)
- oyatsu(1勝3敗 – 324位)
- garubor0asia(1勝4敗 – 326位)
- tnraAy(1勝4敗 – 335位)
- black(0勝3敗 – 348位)
- KYOKiE(0勝3敗 – 349位)
▼欠場・成績不明
Dropsでパックを獲得!
公式Youtubeチャンネルでマスターズツアー・シルバームーンを視聴すれば「フェニックス年パック」を最大2パック受け取れます。
- 合計2時間視聴:フェニックス年パック1つ獲得
- 合計4時間視聴:フェニックス年パック1つ獲得(合計2つ)
アカウントの連携方法
- YouTubeのアカウントにログイン、またはアカウントを作成する。
- 設定内の「接続済みのアプリ」の他のアプリとリンクさせるを表示する。
- 「Battle.net」の横にある「接続」を選択する。
- 指示に従ってアカウントの連携を完了する。
- アカウントを連携するときは、Dropsを受け取りたいBlizzardアカウントに正しくログインしていることを確認しておきましょう。
マスターズツアーとは?
ランク戦や、予選で優秀な成績を残した選手のみが参加できる高レベルの公式大会です。ハースストーンの公式プロリーグともいえるグランドマスターズに参戦するには、この大会でマスターズツアーポイントを稼がねばならず、多くのプレイヤーがその座をかけて戦います。
2021年のマスターズツアーは年に6回、全てオンラインで行われます。2021年のマスターズツアーの詳細については こちら をご覧ください。
対戦形式
通称「4Hero 1Ban BO5 コンクエスト(4デッキ使用、1デッキ禁止、5戦3本先取、コンクエスト)」と言われる3本先取のルールで対戦が行われます。選手はそれぞれ違うクラスで組んだ4つのデッキを持ち込み、お互いのデッキを1つ禁止した後、残った3つのデッキで対戦を行います。デッキの選択順は自由ですが、既に勝利したデッキは使えなくなり、また全てのデッキで勝利する必要があります。先に3勝した選手が勝利しますが、最大で5試合行われるためBO5(Best of 5)と呼ばれます。
大会形式
大会は3日間に渡って開催されます。1~2日目で全8ラウンドのスイスラウンドが行われた後、3日目に上位16名によるプレイオフが開催されます。1日目~2日目にスイスラウンド8回戦行ってTOP16を決定します。3日目にプレイオフで勝ち残っている16名がシングルエリミネーション形式で優勝を争います。
その他、参考情報
情報が公開され次第掲載予定