開発者のDean Ayala氏がコミュニテイの質問に回答（10月2日）

2021年10月2日 bandzero NEWS

開発者のDean Ayala氏が自身のTwitterにて、ユーザーからの質問を募り、それぞれに回答しました。

Q: あなたや開発チームから、デザインに関する記事が発表される可能性はどれくらいありますか？私自身ゲームの舞台裏を見るのは好きですし、クラスのアイデンティティに関する記事のように、ファンにとっても素晴らしい資料になると思います。

A: カードデザインの記事ですか？おそらくその可能性は低いでしょう。コンテンツを作ることは考えたことはありますが、恐らく作るのならビデオ形式になりそうです。もう記事は読まれませんから。

書かれたコンテンツについては、コミュニティで情報を共有することに情熱を持ち、かつ才能のあるライターでなければなりません。なかなか見つかる人材ではありません。Rosewater（Magic：The Gathering）やGhostcrawler（Riot）は素晴らしいですが、希少な人材です。

Q: 2000勝のポートレートやダイヤモンドの枠を追加する予定はありますか？

A: 2000勝の特別な報酬は予定していませんが、大量の新しい装飾品を準備しています。もっと多くのヒーロー枠や代替アート、ゲームボードなどを作りたいと思っています。ただ、構想には時間がかかります。商品として販売することも考えていますが、皆さんの功績をアピールするものも作りたいと思っています。

Q: マーセナリーズと構築戦はパックを買うためなどにゴールドが必要な点を除いて、全く別のようなものに感じます。この2つのゲームをつなげて、ゲーム全体として、よりまとまりのあるものにするためになにか工夫していることはありますか？

A: 私達は、それぞれのゲームモードで異なる体験をしてもらって構わないと思っています。スローストラテジーゲームという同じジャンルであることに変わりはありませんが、ほとんどが独立した体験であるという点はあなたの言うとおりです。

Q: スペイン・ラテン語版のゲームでは、火付けのテキストがバグっています（呪文ダメージ＋が反映されません）。どうにかしてもらえませんか？

A: 今後のパッチで修正されると @Celestan が教えてくれました。マーセナリーズのパッチの次に来るパッチです。

Q: 今回の報酬レーンでガフ、タムシン、スキャブスの4種類のスキンを手に入れました。以前の傭兵、特にロカラの4つめのスキンを作る可能性はありますか？

A: 次の拡張セットでは、これまでの傭兵のスキンが増える予定です。ただし、誰のことかはまだ明かせません。

Q: 今まで観たアニメの中で最高の戦いはなんですか？NARUTOでもNARUTO以外でも。

A: NARUTOからは難しいですね。。オリジナルのサスケ VS ナルトの滝での戦いはとても印象的で、これを超えるのは難しいでしょう。ナルト VS 長門、サスケ VS イタチ、マダラ VS 全員。。

NARUTO以外だと、鬼滅の刃の炭治郎＆禰豆子 VS 累はアートの視点から気に入っています。

Q: カードアートについて、オークは黒人の顔立ちで、トロルはカリブ訛りで表現されているようですが、「ヒューマン」のほとんどは白人男性です。白人男性以外の人々を受け入れるために、どのようなアプローチをとっていますか？

A: 特にここ数年は、より多様なキャラクターを作ることを意図しています。最近作成されたキャラクターの性別、年齢、人種の多様性をみれば分かると思います。

Warcraftでは、歴史的に白人男性のキャラクターが多かったので、エリーズ、キャリエル、ロカラ、ボブのように、ハースストーンの世界ではユニークなコアキャラクターを作ろうとした理由の一つです。

実際、私はその進歩に満足しています（特にヴァーデン）。しかし、（主に古いアートが使用されている）コアセットから始めた新規ユーザーにとっては、ほぼすべてのキャラクター（ざっと数えて32人中31人）が白人です。古いアートを更新することは検討されていないのでしょうか？

A: 良い質問です。将来ゲーム開始時のキャラクターは変えたいと考えています。キャラクターアートを更新して別の人種にする可能性は低いと思いますが、初期の経験を象徴するように、より多様なグループの既存のカードを探す、というアイデアは良いと思います。

Q: クラス別のカードコストを統計的に分析してみたところ、ローグとドルイド以外は統計的な差がありませんでした。これはドルイドは高コスト、ローグは低コストなクラスであるという意識的なデザインなのでしょうか？

A: 正直に言えば、ハンターはウォリアーよりも平均的にコストの低いカードがあると思います。しかし他についてはその通りです。ドルイドはマナ加速を活用するために高コストのカードを必要とし、ローグはカードの速度とコンボを活用するために低コストのカードを必要とします。

Q: 開発チームは低いパワーレベルの拡張セットと、高いパワーレベルの拡張セットのどちらが好きですか？最近はパワーの高いセットが多くなっていると思います。

A: どちらかを選ぶのなら、おそらく高いパワーレベルだと思います。パワーの高いカードセットは不満や感情的な意見が多いですが、パワーの低いセットはプレイヤーが飽きて辞めてしまうからです。もちろん、私達はその中間を望んでいます。

Q: ゴールデンカードへのアップデート機能はどうなってますか？そして、それぞれのレアリティのカードをゴールデンにアップデートするにはどれだけコストが必要だと思いますか？

A: 良い質問ですが、私には答えられません。ユーザーインターフェースチームに確認してみます。

Q: 好きなデッキはなんですか？それとOuter WildsのDLCは購入しました？

A: 最近はバトルグラウンドを主にプレイしています。が、その前に好きだったデッキはマキシマ・ブラステン…偶数ハンターの話をしていますよ。あと、私は基本的にはDLCは購入しません。クリアしたゲームを再びプレイするのは難しいです。

Q: スクロマンス、降魔の狩人、ダークムーン・フェアのダイヤモンドカードを追加する予定はありますか？また、降魔の狩人のコインはどうでしょうか？

A: はい、全て予定しています。

Q: このような名作をまた作る計画はありますか？

A: 残念ながらありません、これは時期尚早だったかもしれません（あるいは遅すぎたかもしれません）

Q: コンソール（家庭用ゲーム機）でのリリースはありますか？

A: 近い将来の予定はありません。

Q: 連続クエストがワイルドにローテーションするとき、いくつかの連続クエストは刷新されるべきだと思いますか？

A: クエストが話題になっているのは今だけの話で、ワイルドにローテーションする頃には別の話題に集中しているのではないかと思います。

Q: 「ゴッド・オブ・ウォー　ラグナロク」をプレイしていますが、とても気に入りました。他にオススメのゲームはありますか？

A: 「ゴースト・オブ・ツシマ」は最高でした。「ラスト・オブ・アス 2」も良かったですし、「Horizon Zero Dawn」も素晴らしかった。

「FTL: Faster Than Light」はハースストーン以外のIPadゲームでは一番好きです。

Q: このQ&Aは、ハースストーンの質問に関する回答に集中していますね。Marvelのストーリーについての議論や、ここ一年のお気に入りの曲についての質問はOKですか？

A: ハースストーンとは関係のない質問をされると、それほど面白い人間ではないとプレイヤーに思われてしまうのではないか、と心配しています。

Q: 開発者が「バランスに関するイメージは、実際のバランスよりも重要」と言っているのを見たことがありますが、統計データでは問題ないとされていても、そのイメージのためにデッキやカードを変更したことはありますか？またHSReplayのようなサイトで、統計データを見たことはありますか？

A: 私達が行う変更のほとんどは、そのイメージによるものです。本当にバランスが悪いと思うのは勝率が54~55%を超えたときだけです。それは通常、拡張セットにつき0～1回しか起こりません。

Q: サージのマウントみたいな、ハースストーンとWoWのクロスオーバーは今後もやりますか？ハースストーンのパックからマウントが出たら楽しそうです！

A: 私たちは、もっとクロスオーバーをやりたいと思っています。最近ブレーンストーミングを行いましたが、実際のところ自分たちのゲームで手がいっぱいで、お互いに時間を調整するのは難しそうです。

Q: 弱体化を望む声が上がっている中、開発チームのメンバーは問題のカードデザイナーに「よう！プレイヤーを怒らせたな！」と、冗談を言い合うことはありますか？私はやっているだろうなぁと思ってます。

A: はい、ジョークで責めたりするのは好きですよ。よく @Chakki_HS や @Songbird_HS のせいにします。

Q: Alec Dawsonが去りましたが、HSが今後も発展するだろうとユーモアを交えて伝えてください。私達には今それが必要です。

A: 何かいいものがないか考えましたが、頭が空っぽになってしまいます…。ごめんなさい。

Q: 自分たちや自分の趣味をイースターエッグ要素やトレーラーなどに登場させたことはありますか？もしあったら、どんなものだったのでしょうか？

A: 以前、期間限定でバトルグラウンドのヒーローにストリーマーを登場さようとする話がありました。ストームウィンドのヒーローに、 @Kripparrian を登場させるようなものです。

バトルグラウンドでは何でも出来そうですし、コミュニティと繋がるのはいいことなのでやってみたいと思います。ただ、みんなに合うパートナーを見つけなければなりません。

Q: マーセナリーズがリリースされた後に取り組む優先事項の高いものは何ですか？

A: バトルグラウンドへの、進捗システムのような機能の追加、装飾品の追加、ゲームプレイシステムの変更や改善を予定しています。

その他にも、来年後半に予定している、いつもよりも巨大な拡張セットの準備や、拡張セット、バトルグラウンド、マーセナリーズのコンテンツ作成もあります。また、次の大きな目標に向けてブレーンストーミングもするつもりです。

Q: 複数のゲームモードがあることで、プレイヤーが分散することを懸念していますか？

A: ゲームは十分に高速ですし、プレイヤー人口も十分に多いので複数モードへの懸念はありません。

Q: 小説の「エクスパンス -巨獣めざめる-」を読んだり、ドラマを見たことはありますか？シーズン6には興奮してますか？

A: 小説は読んでいませんがドラマにはとてもワクワクしています！前シーズンは最高でした！

Q: ここ数ヶ月で実験的なアイディアを提案しましたが、これら（ランク戦でのクラス禁止など）を実装するとなると、どれくらいの時間がかかりますか？

A: クラスの禁止のようなものの実装はすぐにできるのですが、チームごとに処理しなければならない仕事があるため、導入には時間がかかります。

新しいものを実装しようとすると、タスクリストの最後に追加されるため、4～6ヶ月かかることもあります。

Q: 安定したドローでデッキを引ききってしまうという、コミュニティでよくみられる文句についてどう思いますか？

A: これについては、本当に懸念しています。カードを引くことがキーワードになっている拡張セットでは、おのずとカードを引くことに焦点が当たります。カードを引くのは様々な選択肢を生み、楽しさにも繋がるため、バランス調整が難しいのです。

選択肢を生み楽しませる手段には、ランダム生成やドローがありますが、デメリットもあります。とはいえ、ドローが限られるとプレイがマナカーブ通りの選択に限られ、またデッキのトップ勝負にもなります。全ての物事にメリットとデメリットがあるのです。

Q: Alec Dawsonが去りましたが、今後のバランス調整は誰が行いますか？

A: 最終デザインチームには@Chakki_HSと@GallonHSと@BoarControlがいます。Alecがやっていた監督を私がやることになりますが、理念は変わらないでしょう。

Q: Twitterでのネタバレ（パッチ情報などを公式よりも先に発言すること）は誰がやりますか？

A: たぶん彼らはネタバレに慎重だと思います。私か、@Celestalon、または@Songbird_HSが適任でしょう。

Chakki: 私がネタバレをしないとでも思ってるのですか？　ミニセットには、3マナ3/4がいます。

Q: 開発チームが、バグ改善よりも次期コンテンツを優先していると感じたことはありますか？

A: 真実はもっとシンプルです。私たちは常に両方に対応しており、バグ修正に従事している人と、コンテンツ作成に注力している人がいるのです。

このQ&Aセッションは、1月14日から定期的に開催されており、今回も多くのユーザーから質問が集まっています。過去の質問・回答は、以下の記事を御覧ください。

▼Dean Ayala氏のTwitter： @IksarHS

元となるDean Ayala氏のツイート

Hearthstone AMA #31

5:00PM – 6:30PM PST

Ask me a question about Hearthstone!

Or Design! (or anime…) pic.twitter.com/a1kEGVbmlv
— August Dean Ayala 💙 (@IksarHS) October 1, 2021

NEWS, 開発者コメント

開発者のDean Ayala氏がコミュニテイの質問に回答（10月2日）

関連記事